5中出身のある若い母親(卒業生の親)の言葉にも感銘!日時: 2004/03/14 19:30:10名前: 戸田
5中卒業式の感銘はこれだけではなかった。各教室で卒業証書がひとりひとりに渡さ れて名残を惜しんだ後に卒業生達が校舎から出てくるのを保護者達が並んで待っていた 時のこと。 戸田もお祝いの気持ちで卒業生達の顔を見てあげようと思って校舎外に立っていると、 後ろで友だち通しでしゃべっている若いお母さんの話し声が耳に入ってきた。 若くして結婚出産したのだろう、中学3年生の子どもがいるとはとても見えない、少し 「ヤンママ」っぽい感じの母親が心からのため息みたいに友人に語っている。 「ウチは5中にいる時に先生に悪いことばっかりしてた。今はホントに先生に土下座 して謝りたい気持ちで一杯やねん」、「自分に子どもができてやっと先生の気持ちが 分かるようになって、それからごっつい後悔したんよ」、「学校サボッてばっかりで、 たまに行ったら悪さばっかりして、○○先生(今も5中で教えている)の授業もよく 邪魔したし、先生の顔見ると申し訳なくてツライわ」・・・。 先生達の情熱や熱意は、その時すぐには理解されなくてもしっかり生徒に伝わって いた!戸田はまた涙が出てきてしまった。 教え子にこういう反省を持って慕ってもらえるならば、まことに教師冥利に尽きると いうものだろう。 若いお母さんの話を耳に挟んで、戸田はその人に「そんな遠慮をしないで先生に自分 の今の気持ちを話してあげて下さい。先生がどんなに喜ぶことか!」と言ってあげたか った。 残念ながら話しかけそびれてしまったが、この若いお母さんの話は「教育の力」、 「教師の情熱の力」というものをしみじみ感じさせる感銘深い話だった。 校門の所では生徒達や先生も含めて写真を撮り合ったり語り合ったりして、旅立ち と別離を心に刻もうとしていた。 戸田は自分の卒業式の時のことを今はどうしても思い出せないが、きっとこんなんだ ったのだろうと思いつつ、心洗われる思いで5中を後にした。 若い君たちに幸あれ!
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