感動と涙の5中の卒業式に戸田ももらい泣き。新しいスタートおめでとう!

日時: 2004/03/14 18:56:09 名前: 戸田

 そう言えば他人の子のことながら毎年出席に度に涙ぐんできた。戸田はメロドラマ とかラブロマンスでは絶対泣かないが、子どもネタと社会運動ネタにはめっぽう涙も ろく、その度合いが年々大きくなっている。
 5中の卒業式も生徒や先生、保護者が涙ぐんでいるのを見ていると戸田もジーンと きて涙が沢山出てしまった。離婚別居している娘と同級生同期生の今の中2の子達の 来年の卒業式ではもっと泣いてしまうだろうし、さらに自分の娘の卒業式に出た日には 涙があふれまくってしまうだろう、などと考えたらまた涙が増えてしまった。
 在校生・卒業生がそれぞれ4〜5人ずつ出て、いろんな思い出や5中への思いを語って いったが、みなしっかりと自分の言葉で、しかも原稿を持たないのにトチルこともなく 落ち着いてしゃべっていく立派な様子には感心した。(そこいらの役人や議員よりもよ っぽどしっかりしている!)
 卒業生の子達のスピーチは部活動のこと、友だちとの出会いや摩擦そして友情のこ と、学校行事のことなど、特にリアルで自己省察があり感動的だった。
 その中の男子生徒が語ったひとコマとして、1年生の時に騒がしく荒れていて、休 み時間には教室でタバコを吸う生徒さえいたこと、しばらくの間自分も含めて誰も注 意できなかったがある日ひとりが勇気を出して注意してからクラスの雰囲気が良くな っていったこと、校内の自転車置き場や階段の下などでタバコを吸う生徒が何人もい たことに対して校内パトロールして吸わないようにさせていったこと、そういういこと を通じてクラスとしても学年としてもまとまりができていったことなども語られた。
 ふつうは卒業式という公の場では語るのがはばかられることかも知れないが、これも 「良いところも悪いところもオープンにして考えていこう」という校長先生や諸先生方 の姿勢の反映なのかも知れない。臆することなく落ち着いた卒業生の言葉として率直な 事実と思いが語られて、聞く側に感銘を与えていった。
 2月の授業参観でいろんな問題を目にしたせいか、今年の卒業式は特に感銘深かっ た。同時に、教育困難状態を強く抱えている今の2学年が新年度から様々な支援の力 も受けながら立ち直ってくれて、来年の卒業式の時には「一時期大変な時もあったけ れどもみんなの努力で持ち直して楽しく充実した中学生活ができた」と、胸を張って卒 業していけるようになって欲しいと心から祈念をした。
 戸田としてもそのためにできるだけ授業参観にも行き、子ども達の名前も覚えて語 り合えるようにもなって、議員としても「地域のおっちゃん」としても応援していこ うと強く思う。
 物議をかもす「国歌君が代」斉唱は式のしょっぱなだけのこと。戸田はもちろん着席し たが、ほかにも保護者で何人かが着席し、卒業生達にも座る子もいたし立ったり座った り迷っている子もいたが戸田の座席位置からは全体の様子はよく判らないし、先生達の 様子も判らない。
 しかし、こういう感動的な卒業式に出席しておいて、着席者が何人だの口を開けて歌 っていたかどうかなどをことさら問題にするような人間がいるとすれば、まことに下司 な岡っ引き根性の持ち主と言わざるを得ない。
 議員として出席したのは5中では戸田と共産党の吉松議員のほかに「与党」では公明 党の春田議員、市民リベラルの田伏議員だが、そういうことをあげつらう人達ではない と信じたい。
 少なくとも5中では「起立斉唱しないのは来賓に失礼だ」とか「卒業式の品格を壊し た」などと言えるはずはない。そうですよね。