〜 懲罰決定に対する 「戸田の弁明」〜 2001年3月26日 総務水道常任委

 議員に対する懲罰、これは議員が悪いことをしたから懲らしめる、こういうものであって、議員の名誉に著しく関わる問題です。有権者の付託に対しても重要な重みを持つ問題です。こういう問題であるにも関わらず、鳥谷議員が口頭であれこれ述べたこと、この中でいろんな問題が含まれており、いろんな疑問が浮かぶものでありますけれども、こういうことに対する質疑を省略して、ここで審議する、一体この審議は何であるのか、懲罰という問題を軽々しく考え、懲罰に慣れっこになってしまって、その重要さがさっぱり判らなくなってしまっておる、こういう異常さが浮き彫りになっていると思います。

 本来であれば懲罰に対して、それぞれの質疑があり、説明があり、事実についてどうなのか法令法文に照らしてどうなのか、きちっとなされなければなりません。こういうことを全く省略し、しかも鳥谷議員が言った、様々な問題を含む提案理由説明を資料も渡さず、さあ何か言え、あるいはここで審議可決します、こういう在り方自体に大変な危慎を覚え、まさに議会制民主主義というのが、本当に軽んじておられると、このように思わざるを得ません。

 そして不当な懲罰の動議を提案したことに対して、それに反対するのは当たり前です。「罪である、処罰すべきである」という側がキチンと事実を上げ、立証していかなければならない義務があるにも関わらず、そのことを放棄し、今までの事実を得手勝手に描き上げて、論証抜きで私を「誹謗中傷した」であるとか、「議会の権威を失墜した」であるとか、そういう風に決めつけて行なっていくことについては、重ねて強く抗議をしておきます。議会制民主主義を破壊しているのは、あなた方のほうであります。

 私については、しかも「弁明」のことについて、ことさらにまた取り上げ、また2重3重に懲罰をかけるということは、まさに自分らの意に添った「弁明」でなければ、さらに口封じするということに等しいやり方で あります。意見の違い、対立がある、ということをそもそも認めておらない、こういう強権的な発想であります。「議会における民主主義のルール」ウンヌンというご高読がありましたが、まさに社会の常識に反して法の 憲法の精神にも反して、行なっておるのが今日、一連の、この二年間の門真市議会における懲罰の流れで あると思います。1日も早くこういう異常な事態を脱却されて、きちんとした、本来行なうべき議員の職務に労力を割いていく、きちんとした言論を自由に闘わせながら、行政の在り方につて深い論議を交わしていく、そういう議会に早く育っていってもらいたい。そのように思いまして、私の「弁明」を終わります。