〜懲罰動議に対する 「戸田の弁明(反論)」〜 2001年3月14日 本会議

 懲罰動議を提案されておる戸田であります。先ほどの動議の説明を(懲罰当事者は議場外に出されるため)イヤホンで聴いておりましたけれども、誠に理不尽なことと言わねばなりません。
 今、職員の効率的な仕事ぶり等々、厳しくしなければいけないということが言われているのに、私の事実に基づく、調査に基づく証拠を挙げて、大変に仕事ぶりがおかしいということを提案して、議会で質問すること自体を禁止する、或いはそのこと自体を、「職員に対する誹謗中傷であるから」と称して懲罰の対象とする、ということが通っていくようであれば、まさにこの幹部職員が自らの仕事ぶりについて、厳しく問われることなく、仲間内意識的なかばいあいの下で、市民に迷惑がかかっていく、税金の適正な支出、効率 化がされていかない、こういうことになると、私は懸念します。

 それから、この前の議会だより事件について、まさにあれは事実調査もせずに、本人の意見も聞かずに、単に捜索を受けたという事実のみに切り縮めて、議会だよりという税金を使った宣伝物で全戸配布し、1つのレッテル貼り、イメージ作りをするために準備されたものに他なりません。
 いったい、どこが違うのか!
現に私は、事実について述べ、私なりの事実について述べ、いろいろ説明しようとしたことを、議長はじめ、この議会の多数でもって否決しはねつけて、説明させなかった、まさに事実を知ろうとせず、近づこうとせず、そういうやり方で、まさに「ウソではないが著しく公正さを欠く」、こういうやり方で作ったのが、あの議会だよりの記事であります。

 しかしみなさん、今どき報道被害等々が色々取りざたされているこの時に、警察から捜索があった、その後何のこともない、その人物に対して、わざわざ実名をデカデカと見出しに掲げ、税金で全戸に
バラまくような議会がいったいどこにあるのか!となりの守口市でもどこでも、聞いてもらいたい。
あの議会だよりを見て呆れ返る人が、全てであると、私は自信を持って言い切ります。
 そしてそういうことに対して、批判を行った、同時にそれは、こういう事実の積み重ねによる議会だより、それにつながるホームページについてどのように思うのか、という質問の中で行なったことであり、それを捉えて議会に対する誹謗中傷であるとか、あるいは懲罰の対象であるとか、こういうことに持っていく、今だにこういうことをしておるのか、大変に情けなく思います。

 思えば、私達が当選して以来、この門真市議会で最初の6月議会を除いては、懲罰、問責、辞職勧告決議等々、何か議会の議員の言論を主として私の言論・議会での活動を妨害する、或いは懲罰を加える、そういう動きのみが重なってきたこの2年近くでありました。
 皆さんの行なっている、この門真議会の事が、また悪い意味で全国的に有名になってしまうことを私は恥ずかしく思います。せっかく岡本依子選手が出て、門真に明るい雰囲気を作ってくれたというのに、また逆戻りするのか。皆さんは本当におかしな事、行政をチェックし、働きぶりをチェックするという立場に立つならば、私を励ましてくれて当たり前ではないか、このように私は思います。

 従って、ただいま出された懲罰動議は、1から10まで不当なものであり、絶対に私は容認できないし、これを通してしまうということは、まさに議会制民主主義を自ら殺してしまう事にほかならない、そのように私は思います。私の議員生命をかけて、こういう不当なやり方に対しては当然ながら、断固として闘って参ります。同時に、私はこのような不当なことをかけられても、決して絶望もしなければ、悲観することもありません。かつて当選後間もなく、9月懲罰議会で言ったように、「ひきつけを起こしながら進んでいく門真市議会」、このように思います。

 いままでのぬるま湯の風習にとどまらず、そしてこれから新しい風を受けながら変わってゆくでありましょう。そのことを市民が見ている、職員が見ている、皆さんがやがてそのことを問われる。
 このことを私は自分自身の弁明、弁明と言うよりはこの懲罰動議に対する抗議として、これをもって弁明に代えたいと思います。皆さんの賢明なる判断をお願い致します。   (以上)