■戸田が車イス街乗り初体験で左右の傾斜にビクビク

 本日午後、戸田は市役所の障害福祉課で車イスを借り出して、ひとりでこれを運転して柳町の「8.5%傾斜(設計は11%)歩道」の現場まで行ってみた。
(この問題については、9月議会一般質問・答弁の
 http://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/5/2003-9/ippansitumon.htm
  「2;柳町の「左右傾斜度11%」の危険な歩道について」)

 1人で車イスの街乗りをするのが初めての戸田が強烈に印象づけられたことは、

1;下り勾配は楽だと思っていたらとんでもなかった。安全にスピードをコントロール
  するのが大変難しい。腕に力を入れて車輪が回るのをセーブしながら操縦する
  のが大変。

2;進行方向左右に勾配のある所は、谷側の車輪だけこいで山側の車輪は強く押
  さえて制動をかけながら進まないと、たちまち谷側に下がってしまうので要注意
  だった。
   何でもないなだらかな斜面のように見えても、少しでも左右に傾斜 があると車
  イスはまっすぐに進まず谷側に曲がっていってしまうので、少しも気が抜けない。
  常に左右の車輪への力の入れ具合の調節をしていなければいけない。
   そして、この「左右の傾斜」というのが、全く嫌になる位いたる所に存在している
  のが現実だと気が付かされた。

3;ありきたりのことではあるが、ちょっとした段差であっても車イスにとっては大変。

4;つくづく車イスは「他の交通者の善意に期待するしかない」存在だと思う。車幅を
  取って自由に動きにくいことを含めて「自分ではどうにもできない事」だらけだ。

 

 さて、問題の「柳町の左右傾斜歩道」(現在は最大傾斜8.5%)を通行してみたところ

◎自力走行では、通行できないことはないが、10m程度の距離がありかなり疲れる。

◎車イスに人を乗せて押す場合は、気を付けていれば大丈夫な範囲、だった。

 では車イスに慣れた障害者や大人の健常者が操縦する車イスとは違って、幼児の乗る補助輪付自転車ではどうか? それを今後実験していこうと思う。

 役所〜戸田事務所〜柳町〜摂南病院前の通り〜門真小裏の通りと、戸田が車イスに乗って通行していると、何人もの人が「アラッ、戸田さんケガしたんですか?」と心配してくれました。「大丈夫、車イスの実験しているだけですよ」と言うと安心してくれました。びっくりさせてしまいましたが、お気遣いありがとうございました。
 役所のみなさんも、特にエライさん達と建物や道路歩道の建設に関係する人達は、ぜひ自分で車イスの街乗りを体験してみることをお勧めします。ほんの少しですがいい体験になりました。