門真生コン;戸田排除の「5/8業者―住民の話し合い」で近隣住民は・・

 4/19のグリーンハイツで、市と住民の話し合いの中で確認された「大久保建材門と住民との話し合い」は次のような紆余曲折と不可思議な経過をたどって、5/8に大池町自治会館で開催された。                         01/05/23記

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@;4/19段階では、近隣住民側は「住民合意無しの操業開始をするな、住民の納得
  できる操業規制を求めよう」、という意識で連休前の4/26の話し合いを設定を市に
  依頼した。

A;後日、「市と大池町自治会長との打ち合わせで」期日が5/8に延びたことが近隣
  住民や戸田らに知らされた。「5/6(日)に自治会の役員会(班長会?)があるので、
  その場で自治会としての対応を話し合った後でないといけないから」、というような
  事情説明もグリーンハイツ側に行なわれたらしい。遅らされたことへの心配はあっ
  たが、これで5/8は「大池町自治会としての話し合い」になる、という期待と安心感
  も生まれた。(戸田が5/3前後に大池町のほぼ全域に緊急ビラ配布とマイク宣伝)

B;グリーンハイツ・13戸有志の近隣住民側で、5/6自治会役員会でどうやって理解
  を深めてもらえるか思案している段階で、自治会長に連絡を取ったら「5/6役員会
  は翌週の5/13に延期された」と一方的に知らされた。これで5/8は「自治会として
  の正式な話し合いではなくなってしまう」、という落胆が生まれたが、それならそれ
  で近隣住民中心に、これまでの住居被害と業者の不誠実さをただすことをして、
  協定合意の意思確認くらいは求めて、5/13役員会につなげようとなった。

C;自治会長と近隣住民側とのコミニュケーションは、4月当初から5/8当日になるま
  でほとんど図られず終いだった模様。

D;5/8当日自治会に戸田が行くと、自治会長から突然「大池町住民だけでの話合い
  と考えているので、戸田議員は遠慮してもらいたい。グリーンハイツ理事長にも承
  認もらっている」と通告され、議員としては大池町在住の石橋議員のみ出席。

E;5/8での自治会役員参加は正副会長・婦人部・地区長などのお歴々で、実質的
 には自治会としての正式な話し合いのような感じ。
  (正確な位置付けはよく分からない)

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<5/8話し合いの印象記>

▼業者側3人は名刺も出さない。工事被害を与えた当事者の日本建設は来なかっ
 た。市の7名は「オブザーバーだから」と、個々人がメモを取るだけで、録音もしな
 いし、正式な記録も取らない。(戸田持参のテープで石橋議員の録音してもらった
 ものが唯一の録音記録〜これからのテープ起こしは行なったが)

▼近隣住民3名の受けた印象は、「市・業者・自治会役員の合計10数名対こちら3名」
 という雰囲気で以上に孤立感を覚えた、というもの。住居被害の話や業者側の不誠
 実対応についても、十分に言わせてもらえなかった。
 深夜・休日の操業禁止など話にもならないような感じだった。

▼業者は「公害は出ないから大丈夫」と言い(操業時間についてはだいぶ言を左右に
 した)、市は「あれこれの規制は出来ない。問題が起こったら対応する」という姿勢
 に終始し、自治会役員も概ね業者の説明に理解を示して「もし問題が起こったら協
 議すればいい」、という対応。

▼結果としては、「市の立ち会いの下で、業者の説明を、自治会役員の方々が納得し
 た」場に近隣住民代表が置かれて、操業規制の合意どころかその必要性の認識す
 ら出されずに終わってしまったことになる。
  (★もし戸田が同席していたら・・・こんな風にはならなかったろうけど)

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■■5/8の舌の根も乾かない5/9に、大久保建材は取引先など業界関係各社に
   「門真に最新鋭生コン工場完成」というFAXを送り、そこではなんと「24時間
   出荷します」をうたい文句にしていたのだった。

 



5/8話し合いの概容記録紹介

<「門真生コン」との話し合い議事録概容>
                    (グリーンハイツ側がまとめたもの) 01/05/23記

 日 時 2001年5月8日(火)
 出席者  門真市職員7名        門真生コン 新井会長
       石橋市会議員         テクノミヤギ(コンサルタント)1名
       大池町自治会
       会長長ほか役員5名程度   栗原工業 寺下氏(機械部門)
       近隣住民代表 3名
        (グリーンハイツ門真管理組合2名、13戸代表1名)

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議事内容

1、門真生コンからの説明
  貯蓄型プラントで1、500m3の能力がある。
  (大久保町の能力は200~300m3が2基)
  最新鋭の設備で粉塵や騒音は問題ない。
  現在試験中で、今週末にでも稼働はできる。

2、門真市の説明
  4/28 9:30より民家との境界線で騒音・振動を測定した。
   試験練り時で 騒音60Db<65dB 振動max37dB<65dB
   上記は500m3入れたときでベルコンミキサー稼働時工事完了検査を行って
   おり、外観検査は合格である。残りの検査も数日で終わる。
   車(12m)が場内でUターン出来ることを確認した。 15mでも回れる。

3、地震時の安全性
   阪神・淡路大震災クラスで設計しており、心配ない。計算書や図面はお見せ
   できます。

4、操業時間
  受注状況によるが、概ね7:00~18:00となる。
  門真市に確認すると、法的な規制は無いとの回答である。

5、交通問題
  現在の予定は5、000立米/月を考えている。
  上記だと、材料運搬で700台/月、搬出で1、200/月となる。
  駐車場は舟田町に確保している。門真市の平成9年の調査では163号線の交通
  量は、5万5、173/日である。打越の交差点の信号が赤の時を見計らって入退場
  するので、作業員の配置で対処する計画である。(警備員は考えていない)

6、粉塵などについて
  セメントについては、袋から吸い込んで圧送するので全く漏れることはない。
  ミキサー車を洗浄した汚水は、浄化処理するので問題ない。

7、騒音について
  先日、初めて材料を入れるとき大きな音がしたが、一旦入れると次からセンサー
  で残りを感知できるので今後は問題ない。

8、申請書類について(門真市)
  高さ27mの計画図は大阪府には出ていた。3/23に門真市に来られたときは手元
  に無かった。
  3/23に操業時間が8:00~17:00で出ているといったのは、工事の時間だった。

9、門真生コン
  何時でも見に来て下されば、見せます。 協定には応じるつもりです。

                                  ―以上―