▼8/5住基NO!川崎市民が市条例に基づき一斉中止請求、各地でも!▼

 いよいよ今朝から開始される「世界最悪の全国民IT管理」=住基ネット。全国各地で個人の尊厳と情報を守るためのレジスタンス(抵抗運動)が行なわれます。戸田としてはとりあえずそういう各地の情報を紹介していきます。


<プライバシーを守りたい川崎市民の会 奥津茂樹さんのメール>

 奥津です。 遅まきながらのささやかな抵抗運動を始めることにしました。お知り合いの方々にもド ンドン転送してください


 住基ネットNOで中止請求

■「選択制」の代替手段
 8月5日、住基ネット(住民基本台帳ネットワークシステム)が第一次稼動を始めます。個人情報保護法が未整備なだけでなくセキュリティの甘さが指摘される中で、住基ネットにNOの意思表示をするため、私たちは個人情報保護条例に基づく中止請求をすることにしました。横浜市では中田市長が「選択制」を表明しました。
 自己情報コントロール権としてのプライバシーを保護するためには、本人同意を基本にすることは当然です。それでは、「選択制」のない自治体ではどうしたらよいのでしょう。その代替手段として中止請求で住基ネットに「同意しない」ことができます。
 中止請求が認められる見通しはありませんが、不快・不安に思うだけで何もできない現状に対して、私たちは中止請求に望みを託したいと思います。

■中止請求とは 中止請求とは個人情報保護条例によって保障された自己情報コントロール権の一つです。通常、条例では個人情報の外部提供・オンライン結合が原則禁止とされています。 市区町村による住基ネットへの接続・4情報の提供が、これに抵触するとして本人が中止を求めるものです。中止請求があった場合、自治体は30日以内にその可否を決定しなければなりません。また、請求者が決定に不服がある場合には、その取消しを求める不服申立てや裁判もできます。本人確認の必要があるため郵送、FAX、e-mailによる請求は認められないので、役所の個人情報担当課で必要事項を記入し請求書を提出します。

■川崎では8月5日に一斉請求  川崎市では8月5日9;00すぎに総務局行政情報公開課で希望者が集まり一斉に中止請求を行います。集合場所は川崎市役所第三庁舎ロビーです。川崎市民で住基ネットにNOの人はぜひお集まりください。なお、個人情報保護条例は全国各地にあります。
 住基ネットにNOの意思表示をしたい人たちは、ぜひ中止請求をしてみてください。
首長の英断に期待するだけでなく、自らの力でSTOPさせることがプライバシー保護の第一歩です。

プライバシーを守りたい川崎市民の会 奥津茂樹