住基ネット技術者語る。トラブルに全然即応できない!

 この特集トップページで紹介したHPのどこかからの引用です。


 1月〜3月にかけて、住基ネットシステムの全国規模でのテストが大きく3段階に分けて行われました。
 本番環境に近いテストデータを用意し、都道府県や他の市町村に向けてデータを送信するというものですが、これがなかなかうまくいきません。私が担当した市町村だけでもテストの各段階で1市町村以上は何らかのトラブルが発生していました。
 テスト期間中は地方自治情報センター側でサポートセンターが開設されていましたが、何らかの障害が発生して問い合わせても「担当者に連絡して折り返し電話いたします。」その場で即答できた事はほとんどありません。

 実際に電話が来るまで最低3時間、2週間も掛かった時もありました。
 電話が掛かってきても「問い合わせが多いのでしばらくお待ちください。」の一点張りである事も少なくありませんでした。
 このサポートセンター、現在は閉鎖され問い合わせ方法は電子メールかFAXのみとなっています。回答を得られるまでの時間がますます長くなった訳です。

 私の所で担当している市町村の住基ネット担当者は1市町村につき2〜3人くらいですし、その2〜3人の誰もがコンピュータに詳しくない場合も少なくありません。
 テスト期間中のサポート状況一つ取っても、この有様です。

 こんな状況で市町村だけに責任を押しつけるのは酷ではないでしょうか。
 このまま8月の本番を迎えると、最近マスコミを賑わせている某M銀行のように大混乱を招きそうです。