★戸田のコメント(2003/09/13ちょいマジ掲示板書き込みより)

■放火か!相撲連盟の小屋、鉄板壁残して悲惨に全焼。(四宮公園土俵よこ)

 戸田に通報してくれた匿名市民さん、ありがとうございました。
 おかげで戸田の知人の相撲連盟関係者にすぐ電話して火災発生をいち早く知らせることができ、現地で落ち合って一緒に現状を見ました。そうこうしているうちに、第1発見通報者の近所の方やその他近所のご夫婦からも話を聞き、さらに市の職員と刑事さんも来られたので話を聞いたり聞かれたりで、大変効率的に動くことができました。
 以下に現場の様子をレポートします。現場写真も撮りましたが、デジカメじゃないし、スタッフの出勤の都合でHPアップは来週月曜になると思います。


1;出火した小屋は門真市相撲連盟の備品置き場として今年4月に土俵の横に建設した
 ばかり。外壁は鉄板で戸締まりも厳重にしてある。焚き火の火程度で燃えることはな
 い。中に入っていたのは、土俵の飾り付け物や、テント一式、イス・机、ガスコンロ
 数台、鍋、食器類、相撲連盟の優勝旗など大会に使うもの、連盟のユニフォーム、相
 撲マワシ、神棚、ポリバケツ、その他いろいろ。
 小屋には電気はない。小屋にも周辺にも火の気は全くない。

2;火災発見は今朝の午前3時半ころ。近所の食品工場に通う人が「土俵から火が出て
 いる」のを発見して知らせを受けて工場の人が119番。
 通報はこの1件だけだったから、貴重な通報だった。

3;消防車が到着した時には、外壁鉄板のすきまなど至る所から噴き出した火で全体が
 包まれ、大量の黒煙が昇っていた。
  消火後直ちに現場検証。警察も調査開始。

4;戸田が8時頃に現場に行って驚いたのは、鉄板壁の天井と3方向の壁が焼けただれ
 て残るだけで、小屋の中のものは猛烈な熱で全焼して残ったものや消防が外に引き出
 したものが現場にあった。
  3分の1しか形を留めていないアルミの寸胴鍋破片の姿が火災の熱のもの凄さを物
 語っていた。小屋内部でわずかに残った木製柱は完全に炭化し、床のコンパネ板は半
 分しか残らず鉄製柱も熱で歪んでおり、小屋と背中合わせにあった物置の中のビニー
 ルシートは半分熱で溶け、土俵天井から下がっているビニール雨どいも半分が溶けて
 いた。   一言で言って、非常に凄惨な感じがした。

5;内部の焼け方から見て小屋の一角が出火場所と思われるが、小屋の底部と地面との
 25センチほどの隙間から強烈に火を付けた可能性が濃厚。外壁は鉄板だが床は板だけ
 なので床下から放火された可能性が高いようだ。
  小屋内部への人間の侵入の可能性は、一カ所だけの入り口が2重ロック構造で厳重
 なでバールでこじ開けるくらいしかなく、かなりの手間を要すると見られるのであま
 り考えられない。
  (ただし正確なところは今後の詳細な調査を経ないと不明)

6;知人の相撲連盟の人の話では、小屋建設費用と物品を併せて被害総額は100万円前
 後になるのではないか、ということ。明後日東大阪での大会に出場にテントを持って
 いく予定だったのができなくなってしまった。
  優勝旗も含めて連盟の備品のほとんど全てが燃やされてしまった。焼け残った小屋
 はもう全然使える状態ではないので、まず現場を片づけて小屋もいったん撤去しない
 といけない。また大きな労力と費用がかかる。

7:消防や警察としては、夜明け前の火事でもあり、この小屋がどういう小屋で誰の持
 ち物なのか、誰に連絡を取ったらいいのかなど分からなかったところ、匿名市民さん
 の戸田への通報のおかげでいち早く相撲連盟メンバーと消防・警察との間をつないで
 実情把握と今後の処置を進めることができました。改めて感謝します。
  大事な財産を焼かれてしまった相撲連盟やここで相撲の練習をしてきた子ども達に
 は大変な事件でありました。どうか気を落とさずに今後の発展を頑張って下さい。
  戸田としてもできることがあれば支援させていただきます。
  また、市民のみなさんからも、相撲連盟や子ども達への応援をお願いします。
 猛烈な残暑の中、焼け跡の小屋を横にした土俵で今日も子ども達や親たち、コーチ達
 が一生懸命に相撲に取り組んでいました。
  また、役所の職員も「3連休」の中を急に呼び出されて早朝から調査連絡や現場片
 づけに汗を流すことになります。ご苦労様です。