学校給食に関して

学校給食の件、ちょっと調べてみます 

投稿者:ヒゲ-戸田  投稿日:1028()004708

 同一の方かもしれませんが、匿名FAXで給食の件で通報を頂き、関心を持っておりました。5日の件の他に、

#10/7の献立が急変更された件で、「材料の何かがおかしかったそうです」、
  「先生がぼ
やいていたそうです」

#子どもは「学校には言うな」と言うし、学校や教委に言っても事態は変わらず、「告げ口
  犯人探し」されるだけ、という心配がある。
 ……・・などのことが書かれてありました。

 一番の問題は、保護者から見て、学校・先生・教委が信頼できない、という土壌があって改善されていない、ということだと思います。また、議員が「市民からの苦情」を単純に教委にもっていっただけでは、教委から教員・給食員への締め付けがいくだけで、問題の解決にはならないのではないか、という危惧もあります。

 戸田としては、教員(二つの教組)や給食員(組合)にもお話し聞いたり、教委にあたってみたりしてみようと思います。(調査のための時間などがすぐには取れない場合があることは、悪しからずご了承下さい)

 学校給食の件で、他にもありましたらご連絡下さい。


学校給食問題;短信1 気軽に問い合わせ・応答ができることを願って。

投稿者:ヒゲ-戸田  投稿日:1029()000022

 お問い合わせは、<門真市教育委員会・学校給食部・保健給食課・給食係>
                   直通電話;06−6900−1803
                 FAXの場合は、給食係への直通FAXがないので、
             
  <教育委員会>のFAX:06−6900−2323まで。

 お気軽に問い合わせ下さい。丁寧に対応してくれるはずです。(万一おかしな対応が
 あっ
た場合は、戸田の方までお知らせ下さい。ないとは思いますが・・・)

     *************************

 さて、不安に感じておられることを本日、保健給食課・課長代理とじっくりお話をしてだいぶ分かり合うことができました。また学校現場の組合である、市職労―現業支部―調理員部会や、(全教系)かどま教組にも伝達してきました。(連合系)門真市教組へも近々お伝えしておきます。現場の教組・労組との懇談もゆくゆくやっていきます。

      <課長代理との話しで分かったことを手短に報告します>

10月15日の件;これは衛生的な問題ではなくて、良かれと思った味付けが、一部の子
           も達の好みに合わなかったという問題だということです。

  具体的に言うと、コイモ田楽のミソの上にかけたユズの粉の味に拒否反応を起こした、
 
ということです。(ユズ粉には全く異常なし)教委としては、今の子どもの味覚にあった料
  理を研究して、拒否反応を招かないように努めていくとのこと。
     

10月7日の件;これは食材加工工場のミスで、イタミが出た食材が納品され、調理当日
      になって各学校現場で異常に気づき、問題食材を廃棄してことなきを得たもの。

   原因は、工場での熱湯処理の不十分。それを門真の給食食材納入業者が知らない
  まま
調理前日納品―当日袋が異常に膨れているとか、おかしなヌメリとかで、調理員
  が異常
に気づいて教委に連絡―教委が現物見て異常を確認、全校(小中24校)に調
  理停止・
変更を指令―各校で異常食材・それと混ぜ合わせてしまったモノ以外の食材
  での応急調
理、ということだったということです。

教委は業者を呼んで、直ちに原因究明にかかり、ほどなく究明。業者・工場から報告書・
 顛末書を出させ、改善対策も取らせ、教委としても納品段階でのチェックの強
化指示や
 献立・食材の一層の改善などの検討を進めているとのこと。

 (反省点としては当日24校への指示徹底に気を取られて、異常食材の現場保管
  ―保
健所への提出を失念していたこと)

 戸田の感触では、衛生管理の体制はかなりしっかりしているように思えるし、現場職員・
食課の熱意もあると思いますが、トラブル処理のあとの児童生徒・保護者への説明体
制が不
備のために、いらざる不安・不信を招いているように思えます。

 トラブル処理報告は、現場調理責任者から現場の教頭や校長にされるだけで、その先
どう
するかは学校任せで、全体を掌握している給食課から全体の状況について、先生方
へも保護
者へも、「お知らせ」がなされてこなかったことに、その原因があるようです。

 客観的に見て、門真の学校給食体制は、「門真市が他市に自慢できる」数少ないモノの
とつ、かなり貴重な制度です。中学への給食、各校での調理体制、営利を目的としない
市直
営運営と専門の市職員配置、殺菌・冷蔵などの衛生管理機器の完備などがそれで
す。
ただし、良い制度もその中味を絶えず磨いていかないと腐ってしまいます。民主的な
運営と
市民参加・市民への公開がそのキーポイントですね。

 学校給食の事については、さらに詳しいことをおいおい報告していきます。
また「行政改
革」の名の下に、良いものが崩される危険も迫っていることにもご注意下さい。

 (ウーン、結局長くなってしまったなあ。また12時を過ぎてしまった・・・)


お礼 

投稿者:保護者の代表?  投稿日:1031()133326

戸田議員さん、さっそくありがとうございます。

少しは気持ちが落ち着くことができました。これからもよろしくお願いします。


30分の保育休暇を得ているお母さん先生に暖かい眼を  

投稿者:ヒゲ-戸田   投稿日:1101()122706

 9時に出勤されることのあるその先生は、小さい子供さんを育てていて、保育のための
30
分の時間短縮を正式な権利として認められている方のはずです。
 学校名を出すことで、実質的に名指しされたも同然で困る、という面はあるでしょうが、
正規の権利行使であることが分かってもらえないままに、不審に思われてしまうよりはずっと良いと思います。「聞いてみないと分からない」ということは色々ありますね。

(ちなみに戸田は門真での労働者時代に、子どもを毎日保育園に送るため「朝10分程度の遅刻」と、残業の拒否、定時を過ぎそうな時には仕事(しかも外回りの設置作業を)を残
して帰る、ということを3年間続け、「年間の残業時間が合計3時間」程度でした。従業員10数名の下請け会社の中でこれをやりきったのは、連帯ユニオンという労働組合の闘いの成果です。「社長のご理解も」と付け加えておきましょう。イロイロありましたなあ。)

         *************

 さて、門真の小中学校24校に配置されている「調理員」さんは、合計102名で、勤務時間は8;30〜4;30の班と8;45〜4;45の2班制。こちらは門真市の職員。

 学校配置の「栄養士」さんは9名で、小学校では8;30〜5:30、中学校では8;15〜5;15で、こちらは大阪府の職員。ほかに市教委所属の「栄養士」さんが2名。

 朝は全ての食材の点検と調理の準備で大忙し、その日の給食は「2週間の冷凍保存」を行い、子ども達が食べ終わった後は、全食器の煮沸と殺菌保管はもちろん、食品ごとの残し具合の調査や報告書作成などをして、より良い献立・調理方法の研究なども行っています。子ども達に安全でおいしい給食を、という関係者全体の熱意のおかげで、門真では食中毒事故ゼロで、現在まできているとのことです。

 各学校ごとに「給食のオバサン、おネエさん」ということで「作っている人の顔が見える」、「食べている子ども達の顔が見える」関係にあるのは、とても良いことだし大切にしたいことだと思います。


学校給食短信2;衛生管理の実績について報告します 

投稿者:ヒゲ-戸田  投稿日:1101()201824

        <保険給食課よりの回答の要旨をお伝えします。>

*食中毒事故の発生は、給食制度発足以来1度もなし。

*門真では30余社の納品業者が、食品・食材を調達して、献立計画に従って各学校
  に納品
している。安全衛生に関しては、万全を期している。

*過去5年間に於いて、食品の痛みなどのトラブルで献立変更があったのは今回のビビ
 ンバの件のみ。
献立変更に至らない小さいトラブルとしては、98年度に痛み・不良品
 の頻度の多い業
者を切ったことが1件、99年度にある食材の鮮度不良が2校であって
 直ちに交換させ、
業者への指導と顛末署提出させたことが1件、加工食品の一部に斑
 点があって、除外した
が、調べてみたら香辛料の固まりで衛生的には問題なかったこ
 とが1件、あるのみです。

       =================

 こうして見ますと、かなりしっかりと安全性は確保されている、と言って良いと思います。
 
(現場に詳しい方で、別の意見やもっと詳しい話しがありましたら教えて下さい)

 万全を期しても小さなトラブルはどうしても起こります。大事なのはそれを隠さず、原因究明と対策を講じて、大きなトラブルを未然に防ぐことです。
 そういう意味で、戸田はよく建築現場などで「無事故記録達成
1135日!」のような看板を掲げている所はかえって信用しません。えてしてそういう所では「記録を壊さない」ために中小事故のもみ消しに走ってしまうからです。

 最後に、「役所の回答だけでなく、現場で働く人々の声も聞こう」ということで考えた現場労組との懇談会ですが、連合系の「門真市教組」の場合、委員長さんと電話でお話した所、意外にも「議会との窓口は市民リベラルに一本化している」、「戸田先生とは懇談するのに必要な<前提条件><信頼関係>が整っていない」という理由で断られてしまいした。

 いやー、市の先生方の組合と市会議員が学校現場の実状を教えてもらったり、意見交換したりする「懇談」に、そんなに「高いレベル」の<前提条件>や<信頼関係>が必要だとは思ってもみませんでした。これが保護者とか、一般市民ならもっとゆるいのでしょうか?

 不当懲罰4会派の1角の市民リベラル、そこに「窓口一本化」している「市教組」ねえ。まあ、当方はいつでも門戸開放していますし、個々の先生方とはどんどん懇談していこうと思っています。(なお、もうひとつの「かどま教組」は気軽に懇談を了承してくれています)