★ポイント7;HP断固活用の歴史的意義

 今回の選挙でHP活用したのは戸田ひとりだけだった。しかしそうであっても、総務省・選管のHP規制を真っ向からブチ破る実戦が、統一地方選挙の最中にこの門真市で、「アクセス数断然日本一の市議HP」で行なわれたる意義は大きなものがある。
 「選挙運動へのHP解禁」をお上がしてくれるのを受動的に待つのではなく、先制的攻勢的にHPの自由な活用を実戦して前例を作っていく闘いを、電脳突破党・電脳キツネ目組の宮崎学が初めて国政選挙で切り開き、志賀町議の砂川クンが後に続き、門真市議の戸田がダメ押しをしたというだ。

 3月段階で「戸田の圧勝再選」という言葉が扉ページにあるのは公選法に違反する、とクレームを付けてきた門真市選管は、その後はるかに過激にステップアップさせたのにとうとう何も言ってこなかったし、警察も含めて何の動きもなかった。戸田の完全勝利である。
 こういう闘いが、2003年4月の門真市議選で行なわれて勝利したということは歴史的な意義を持つ。今後お上による「選挙活動へのHP解禁=新たな規制」がなされた時にHP活用の自由を争うのに格好の実例となり、今までの「懲罰回数日本一」と、「カバン禁止のバカ規則」とかの恥さらしではなく、初めて世の中のためになる「門真市議会での実例」が生まれたわけで、大変お目出度いことだ。

 戸田のようなHP積極活用というのは、選挙に有利かというと、実は現状の門真市では、票を集めるのには全然有利ではない。HPに要する労力と集票効果の収支は全然釣り合わなくてむしろ大きなマイナスだろう。
 HPを見て増える票は現状ではおそらく数十票から100票程度でしかなく(門真市ではまだまだHP活用市民が少ないから)、その反面で後援会づくりや支持者回り、種々の会合運営、通常の選挙準備に割くべき労力が削られている。だから全然まともな選挙体制を組めずに極少数有志でやるしかなくなってしまう。票換算すれば数百票分のマイナスではないかとさえ思える。おまけに公選法弾圧の対策にまで神経を使わなければいけなくなる。スタッフの作業負担も大きい。

 戸田のHP活用は「抜けがけで得をする」のではなく、「圧倒的少数で損をする」ことを承知の上で、それが民衆の自由と権利の前進に役立つと思うからやっていることである。
 「HP活用したからトップ当選できた」という誤解が広がることは別に悪いことではない。「じゃあ自分もやってみよう」という人が増えることは結構なことである。

 同時にまた、宮崎学・砂川クン・戸田と切り拓いてきた自由によって、これからの人が格段にやりやすくなったことは事実であり、そしてまた「トップ当選した戸田」ということで興味を持った人が戸田HPを初めて見て刺激を受けることで、門真の地域社会の中での戸田HPの影響力が今後高まっていく、という波及効果も確かにあるだろう。
 IT後進地域の門真市でも(松下電器の城下町だと誤解している人達には意外だろうが、これが真実)、これから様々な議員や市民・団体のHPと掲示板が賑やかになっていくことだろう。HPという公開の場での情報や意見の交換という習慣が広がることが地域社会の風通しを良くして、地域を良くするための重要な要素である。

 最後に付け加えると、戸田HPの選挙積極活用という実例は、少なくとも戸田HPを見ている門真の人々に、「お上の規制」といっても自分の信じるところがあれば全然恐れることなく立ち向かっていいんだ、という実例を目の前で示したことにもなる。
 せっかくHPを作っても「公選法の規制により選挙期間中は更新を停止します」とか恭(うやうや)しくお上の言いなりになっている人達のおかしさもよく分かっただろう。
  「闘いなきところに権利なし」、「権利は闘い取るものだ」という歴史の格言を多くの人々にかみしめてもらいたい。

 ところで「門真市PTA協議会HP」↓
 http://village.infoweb.ne.jp/%7Efwkd1755/pta.htm では、
「地域のこと学校のこと何でも書き込んでください」という掲示板↓   http://bbs2.sekkaku.net/bbs/pta0874.html に、
議員が書き込むことを禁止したり書き込んだら削除するという、「市民と議員の対話や情報交換」をわざわざ妨げるようなことをいつまで続けるつもりなんでしょうかね。
 ここらあたりが「いかにも門真な話」なんです。
この件について詳しくは、「ちょいマジ掲示板」過去の記録〜今年の2/16〜2/21あたり を見て下さい。
http://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/tmp/hozonkiroku.htm
http://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/tmp/03-2.htm