★ 今選挙のポイント2;
    東市政下初の革新野党6議席10385票。共産党議席増

 1985年にスタートを切った東市政は、自民党府議そのべ一成氏の本(「堅忍と実行」によれば「自民・社会推薦の東候補」の勝利で「社公民主体の革新市政」だったというが、要するに「共産党以外の政党・会派はオール与党で野党は共産党だけ」ということだろう。(以下、敬称略)
 その東市政で今回選挙で、共産党5+戸田の合計6議席、得票数で共産党7279票+戸田3106票=10385票というのは、革新野党陣営の過去最大の前進であるはずだ。
  有効投票数47171票の実に22.02%が革新陣営を支持し、また、今強行されようとしている合併に明確に反対している候補を支持していることになる。

 物事はこのように捉えなければならないはずだが、門真の共産党がこういう捉え方を市民に説明せず、単に「共産党が4議席から5議席に増えた」としか言っていない(門 真民報での選挙結果報告↓↓)ことには、疑問と不満を覚えざるを得ない。
 http://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/5/sigisen/03.5.4kadomaminpou.htm  

☆そういえば、門真共産党は戸田を「革新陣営の議員」と言ったことがあったっけ?
  自公民4会派を「オール与党体制」と呼ぶならば、唯一の「無所属議員」が革新
  野党の立場を取っていることは、共産党と意見が分かれることがあるにせよ、市
  民に説明していって欲しいものだ。
  法定合併協議会設置の時のように、共産党と4会派が賛成、戸田だけが反対とい
  う場合に「無所属議員以外の5会派賛成」と書かずに「賛成多数で可決」と書く
  だけなのもいかがなものか。

 門真共産党は、門真公明党とは対照的に、「全国的に共産党の退潮と一部での大激減が見られる」中で(近隣の守口市は6から3減、四条畷市では4から3減!)、総得票数こそ6人候補者を立てて2人落ちた前回より1251票減らしたものの、出馬5人全員の当選で議席1増を果たしたことは特筆すべき成果である。
 「1人しか落ちない選挙での議席回復戦」であった有利さは大きいが、同党が戸田とも適切に共闘し、与党4会派の横暴と闘って議会改革・市政改革を進めようとしてきたことと、選挙公報で「住民不在の合併には反対です」、と明確な姿勢を打ち出したことが、戸田への票喰われを比較的少なくして議席回復できた要因の一部であろう。

   今回                     前回
  亀井あつし;1,698(-160)        ・・・1858
  福田英彦 ;1,488(+127)        ・・・ 1361
  吉松正憲 ;1,459(+175前回次点)   ・・ 1284
  井上まり子;1,338(新人)・・・・ 石橋章一;1619(引退)
  中西みよ子;1,296(-187) ・・・・・ 1483
                   佐々木よしと 925(落選)
  合計;    7279票 (-1251票)      8530票

「6議席・1万余票の支援」をテコにともに議会と市政の改革を進めていきましょう。
共産党さん、どうかよろしくネ。
 なお、中西議員の減票がちょっと大きいのは、新橋町の戸田事務所に近いための「革新票食い合い」のせいかもしれないが、中西議員が介護問題や福祉・保育園問題に精通していることや(戸田も時々教えてもらう)、戸田当選以前は(会派代表質問のある3月議会で質問者からはずれる時以外は)、門真市議会初の「毎議会質問議員」として頑張ってきたことはもっと知られておいてよいことだと思う。
 吉松議員とは北巣本町・城垣町の北巣本小校区の議員どうしとして、中西議員とは新橋町・柳町の門真小校区の議員どうしとしても、地域での協力も進めていきたい。