★今選挙のポイント1;有権者が戸田に大激励、与党4会派に厳しいお灸

 3106票の戸田への大激励についてはもはや繰り返し言うまでもない。
 その一方で、戸田への不当な攻撃を繰り返し、「議会でろくに質問しないで1200万円報酬」等の市民常識とかけ離れた議員活動・議会運営をしてきた与党4会派には有権者から厳しいお灸がすえられた。(以下、敬称略で記載)

◎まずその筆頭は公明党である。
 全員中高位当選で議席安泰とは言え、「全国的に公明党完勝」の中で、しかも「議席比率日本一の門真市で」、「投票率が下がって組織の堅い公明党にますます有利」なはずなのに、これという組織も票田も皆無に等しい一匹狼議員にこれほどまでの差を付けられて総得票で451票も減らしたのは、大事件と言えよう。
 「門真市で創価学会員の数が減ってきた」という情報もあり、公明党の頭打ちの先触れであるかもしれない。現職7人中4人が減票というのも注目か。

  風こなみ;2190(前回+111) 青野きよし;2052(+234)
  山本じゅん;1985(+111)   早川たかひさ;1902(-122)
  村田文雄 ;1846(-248)   はるた清子 ;1841(新人)
  鳥谷信夫 ;1745(-100)   平岡久美子 ;1619(−309)
                          *前回の冨山悦昌:1969
 

◎次に大打撃を受けたのが「市長出身与党」の緑風クラブであり、府議挑戦で引退の五味氏以外の現職6人が当選はしたものの全て票を減らして合計1340票減、特に下位4人は次回危険水域に達するという、実質的大敗北だった。

  秋田治夫 ;1,818(前回-7) 吉水たけはる;1,500(-144)
  寺前あきら;1,330(-319)   中井悌治  ;1,281(−251)
  今田てつや;1,165(-247)  増井かつあき;1,111(−372)
                          *前回の五味聖二;2155

 消防団長もやっている秋田議員は最高時3212票から1394票も減っているとは言え票田が堅いが、「現役では最も本会議質問率が低く10年半も質問なしがあった」増井議員は372票も減らしている。「厳しいお灸」の典型だろう。
             *新人の佐藤ちかた議員はおそらく緑風クラブ入りだろう。

◎「ベテラン」大本議員率いる志政会は、比較的順調な結果だった。前期5人いた志政会メンバーは「14年9ヶ月も本会議質問なし」の上杉議員が事情で引退し、日高議員は民主党に移行して連合の支持を受けて51票の増加、残った宮本議員は188票も増加、稲田議員も37票増加で、大本議員の104票減だけが目立つ。

  宮本かずたか ;2,189(前回+188)  日高てつお:1,487(+ 51)
  いなだ 実   ;1,376(+ 37)    大本 郁夫 :1,542(−104)
                           *前回の上杉嘉信;1390

  *民主党入りした日高議員は今期は「市民リベラル」に入るはず。
  *返り咲きの湯川議員(1011票)が新たに志政会に入ることを表明している。

◎民主党系会派の市民リベラルは、タカ派公明党への追随ぶりへの批判を受けてか、現役2人とも減票。(植田議員は引退)

  たぶし幹夫 :1,710(−172)  林 芙美子 ;1,371(−133)
                          *前回の植田 弘:1598

      *今期は日高議員が加入して会派3人体制を継続のはず。