12/16文教常任委員会:戸田の所管事項質問&答弁の原稿 14/12/28UP

1:歴史資料館での「合併騒動の資料収集」について
平成26年12月11日文教常任委員会 戸田久和議員 所管質問回答(案)

<1:歴史資料館での「合併騒動の資料収集」について>
Q1:歴史資料館では、「門真市の歴史」についての資料を収集するのは当然の業務だと思うがどうか?またその際、「官製の資料」だけでなく、「民間で作成された種々の文書」  や、「住民の動きや言論についての記録」、「各種報道記事」の文書や映像も収集するのが、当然の事だと思うが、どうか?

A1:市内に散在する歴史資料、考古資料及び民俗資料を収集し、保存し、及び展示することは、条例により、歴史資料館が行うものだと認識しております。また、郷土資料及び地方行政資料等多様な資料の収集は、図書館法により、図書館が収集するものであると考えております。


Q2:2002年当初に急浮上し、2004年末に「守口市との合併はせず、単独市とし継続させる」事で決着した、いわゆる「合併騒動」は、門真市の歴史において、極めて重大な出来事だと思うがどうか?(場合によっては、ここで「門真市」が終了していたのだから!)

A2:両市の合併に関する協議は、市民にとっても重大な出来事だと認識しています。


Q3:この重大な「合併騒動事件」について、歴史資料館では資料収集をしているか?   「まだ収集していない」とすれば、その理由は何か?「収集の必要性を認識していなかった」のか?
   
A3:合併に関する資料につきましては、歴史資料館では収集しておりませんが、地方行政資料であるという認識の下、図書館において合併協議会資料などを収集し、公表しております。


Q4:「合併騒動の意味づけや判断」については、「まだ10年少ししか経っていない」中では、どうするかは難しくて、当分保留する他ないかもしれない。しかし、資料収集はもう初めていかないと、資料がどんどん消失したり散逸したりして取り返しが付かなくなる時期に来ていると思うが、どうか?

A4:一般的に資料の収集は早期に開始すべきであると考えます。


Q5−1:合併問題の各種の市当局保管資料(会議記録、起案書、各種の予測や議員・市民への説明、議会記録、報道記事、写真や動画の映像記録等々)の保管はどうなっているか?(教委として今、認知している範囲で)

A5−1:資料には、門真市議会会議録、広報誌、新聞記事及び合併協議会に関する公文書などが、図書館、議会事務局及び書庫に保存されています。


Q5ー2:合併騒動勃発の2002年から12年経った現在、廃棄されてしまった資料にはどのようなものがあるか?(教委として今、認知している範囲で)

A5−2:文書管理規程では、公文書の重要性に鑑みて1年、3年、5年、10年、永年という保存年限があり、保存年限が過ぎた公文書には廃棄されてしまっている資料もあると思います。


Q5ー3:歴史資料館や図書館にはどのような資料があるか?

A5−3:歴史資料館には合併に関する資料はありません。図書館には、門真市議会会議録、広報誌、新聞記事及び合併協議会に関する資料などがあります。


Q6:合併騒動に関わる「市当局保管資料」のうち、「2015年以降、何も手を打たなければ廃棄されてしまう資料」としては、どのようなものがあるか?また逆に、「現状の規定で永久保存される事が決まっているもの」としては、どのようなものがあるか?

A6:保存年限が経過した資料は、順次廃棄されることになっています。また、永年保存文書には、合併協議会設置に係る取り交わし文書や門真市議会会議録などがあります。


Q7:合併騒動に関わって「市当局以外の所で保管されている資料」・「市当局以外の団体や個人が作成した種々の文書」や、「住民の動きや言論についての記録」、「各種報道記事」の文書や映像、などについて、幅広く、「歴史資料館や図書館への資料の提供」(無償で)を呼びかけ、お願いしていくべきと思うがどうか?

A7:現在も歴史資料館や図書館には様々な資料の提供の申し出があり、学芸員や司書が十分に精査したうえで保存しています。両市の合併に関する協議は市民にとって重大な出来事のひとつだと認識していることから、資料の提供を呼びかけることを生涯学習部内で検討いたします。


Q8−1:その際、市広報やHP、歴史資料館の広報紙、教育委員会の広報等々で広く呼びかけるにあたって、無償提供の意志のある人々から、まずは「資料の内容や分量」を通知してもらい、歴史資料館としての保管場所の確保や整理の方針策定をしていくべきと思うが、どうか?(「保管場所」については、全庁的協力による協議が必要)

A8−1:資料の提供を呼びかけることになった場合は、そのようなことを考えることも必要と考えます。なお、大量の提供の申し出があった場合に備えて、保存場所や保存方法について、調査、研究してまいります。


Q8ー2:まずは2015年度で「資料の収集とその内容把握と分類」に全力を挙げ、「展示や解説の具体」については、時期を見てゆっくり検討していく、でいいと思うが、どうか?

A8−2:資料の提供を呼びかけることになった場合は、資料の収集及び活用について平成26年度(2015年度)から検討することも必要と考えます。


Q9:「合併騒動事件の資料収集」については、歴史資料館を所管する生涯学習部が方針決定を行ない、具体的な事は歴史資料館や図書館で(各方面と協議しながら)決めていく事になると思うが、どうか?

A9:地域資料及び地方行政資料等の収集につきましては、歴史資料館、図書館のいずれの分野になるのかも含めて、生涯学習部で決定していくことになると考えます。


Q10:「合併騒動事件の資料収集」について、「住民との協働事業」として、住民参画やボランティア募集を大いに活用しながら行なうのがよいと思うが、どうか?

A10:一般的に地域資料の収集において市民の皆様のお力を借りることは効果的であると考えます。


※ 「議会質問」は、「分からない事を聞く」ことではなく、行政当局に認識を深めさせたり、施策を改善させたり、実行約束をさせたりするための、「追及行動」であり、職員・議員・市民への啓発を兼ねる場合もあります。
いったん「議会答弁」された事は、「市の正式見解であり、議員と市民に対する実行約束」となります。

※ 従って、議会本番以前に、追及議員と当局者との「すり合わせ協議」と言う名の「攻めぎ合い」があり、それぞれに質問メモや答弁案を出し合って攻防します。

※ 議会本番での質問・答弁は、(ほとんどの場合は)既に完成させ、お互いに了解した原稿の読み合いですが、それは「永久保存する正式の公開記記録として議事録に刻む」事に、大きな意義があるのです。

※(日常会話での「一問一答形式」ではなく)「一括質問と一括答弁」というおかしな形式で、しかも門真市議会は「再質問は1回だけ」というおかしな制限をしているので、当局は不誠実な答弁をしても簡単に逃げ切れる、という有利さも持っています。

★市当局の答弁の方は、戸田HPの「ちょいマジ掲示板」にまずは掲載されます。
 門真市議会HPに議会議事録が載るのは、議会終了後2ヶ月半〜3ヶ月経ってからのです。

★今は、「門真市議会HP」に「本会議の動画」が本会議実施後10日ほどでアップされるようになったので、そちらもぜひ見て下さい。
  門真市HP http://www.city.kadoma.osaka.jp/
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    ↓↓↓   門真市議会HP http://www.city.kadoma.osaka.jp/shigikai/
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    市議会動画コーナー http://www.kensakusystem.jp/kadoma-vod/index.html