2014年9月議会 文教委

補正予算案の「新総合体育館の歳出予算の追加」(事前調査委託料)に関して
14/9/20UP

 教育委員会へ

 補正予算案の「新総合体育館の歳出予算の追加」(事前調査委託料)に関して、
昨日の丹路課長との協議も受けて、「本番質疑メモ」を送ります。

▲新総合体育館の建設が今の位置になり、基本設計が完了した事から、周辺住民への事前調査地域が確定し、
その費用が補正予算に組まれたわけだが、この新体育館の建設場所について、
「とんでもなく不適切な位置だ」と市民に宣伝している人達がいて、市民に誤解を与えている面があるので、
教育委員会の認識や捉え方を明らかにするために、この質疑を行なう。

Q1:中町の再開発地区と新体育館について、共産党の福田議員が3月議会の総務建設常任委員会で、
新体育館が北隣のUR高層住宅予定地と南隣の光亜興産所有地にはさまれている事を問題視して、
    「本当にでこぼこな、まちづくりになる」
    「この体育館というのが全く商業施設ないしは分譲住宅の間に隠れてしまって、
    挟まれたような変な感じになってしまう。こんなでこぼこなまちづくりが市役所周辺のまちづくりにふさわしいものなのか」
と質疑述べて補正予算に反対した事は、教委も当然知っている事だと思うが、
教委は、福田議員ら共産党が了承する「でこぼこでないまちづくり」とはどういうものなのか?について、
例えば、共産党の議員から聞いたとか、総務建設委員会で答弁を担当した部署から、
福田議員との答弁協議の場で聞いた話として聞いた、とかの事はあるか?

A1:聞いておりません
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Q2:この地区を上から順にABCDとすると、AとCが民有地でUR所有地と光亜興産所有地、
BとDが公有地で、Bが新体育館用地、Dが市役所新庁舎予定地、となっているのだが、福田議員のように、
   「新体育館が南北両隣を民有地に挟まれ、いずれも建物が建つからデコボコなまちづくりだ」
  と非難するのであれば、
  「デコボコでないまちづくり」と言うのは、
  「新体育館の南北のいずれかが公有地=市役所新庁舎予定地に隣接する形」
 しかあり得ないはずだが、教委は、中町地区再開発と新体育館の関係での
 「デコボコでないまちづくり」
 について、具体的な形としてどう理解しているか?

新体育館の位置設定について、市議会の場で議員から非難され、それを市民に宣伝されている事柄なので、教委の見解を聞いておきたい。

A2:総務建設常任委員会を傍聴しておりましたが、公共用地と民有地が互い違いの問題なのか、また建物の高さの問題なのか把握していません。
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Q3:私は3月議会総務建設委での福田議員の批判に疑問を感じたので、6月議会文教委の所管事項質問で、
    「公共用地と民有地がデコボコな形になっても必ずしも悪くはないし、
     今の割り振りをしたおかげで旧6中運動場が、2017年度以降に新グラウンドが北島あたりに出来るまではずっと市民が利用できる」
  と指摘したのだが、

   この私の質問に対して、共産党の福田議員がブログで「戸田議員のヘンテコ質問」と題して、
     自分は「デコボコなまちづくり」になるのではないかと指摘したのに、
    戸田議員はどう勘違いしたのか「デコボコ地形」になると言った前提で理事者に質問した。

  と書いて、私の質問を揶揄したのだが、
   教委は新体育館の建設位置の問題に関して、
    「デコボコなまちづくりになる」ということと、「デコボコ地形になる」ということの違いについて、理解できるか?

  普通、「地形」といえば地面の高低や山川や平野の区分けなどを指すと思うが、
URの住宅がどこに出来るとか、新体育館がどこに出来るとか、新体育館が南北の民間の建物に挟まれる事になるとかは、「地形」の問題か?
   「まちの景観」とか「まちづくり」の問題ではないか?
   
   私が6月議会文教委で質問したのは「地形の問題」ではなく、
  「まちの景観」とか「まちづくり」の問題として新体育館の位置設定に関わる問題を質問したのだし、
   それを受けて教委も、「まちの景観」とか「まちづくり」の問題として新体育館の位置設定に関わる事を答弁したのではなかったか?

A3:民有地に挟まれていても現在の位置が最適であると捉えています。

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Q4:6月議会文教委での質問で、私は、
    「新体育館が南北の民間の建物に挟まれる事になるが、それは必ずしも悪い事でなく、
   市役所新庁舎の最適位置も含めた、新体育館の最適位置としては、むしろ今の計画の位置がよい」

  と指摘したのであり、
  教委もそう理解したうえで、
    「旧6中運動場がかなり当分の間利用できるメリットや、市役所新庁舎の最適位置などから考えて、
    新体育館の設置場所としては、今の計画の位置が最適である」
  
  との考えに立って、答弁したのではなかったか?

A4:そのとおりです。
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◆質疑は終えますが、新体育館の位置設定の良さについて補足説明しておくと、

 この地区の4つのブロックを上から順にABCDとすると、

1:「市役所新庁舎予定地」は、現市役所からも京阪からも最も近く、
  東西南北2つの幹線道路に面している「D」の位置が、市民の利便性からも、
  庁舎移転の際の作業の便利さと市民への不便の最小化のためにも、
  絶対的に最適であり、それ以外にはあり得ない。

2:旧6中グラウンドを市民の運動場として使用するには、この「C」の部分が
 「光亜興産所有地」となる事以外には不可能である。
  「C」が「UR所有地」だったり「新体育館用地」であれば、運動場として
  無料で市に貸してもらえないとか、工事のために整地されて運動場として使えないとかになっている。

3:従って、残った「A」と「B」の2つの中で、どれを新体育館用地にするか、
 という事になる。
  そして、「A」と「B」を比べれば、
  市役所敷地に隣接し、既存の住宅街との隣接が最も少ない「B」の方が圧倒的に新体育館用地に適している。

  もしも一番北側の「A」の位置にすれば、北側は既存の住宅街、南側はURの高層住宅という、
それこそ「南北を民間の建物に挟まれたデコボコなまちづくり」になってしまう。

4:以上を考えれば、北側から「UR高層住宅用地」、「新体育館」、「運動場に当分利用出来る光亜興産所有地」、
「市役所新庁舎予定地」と並ぶ、現在の計画は、最適な並び方であり、これを指して
  「でこぼこなまちづくりで、市役所周辺にふさわしくない」
 と非難する共産党の主張は、全くデタラメな、「為にする非難」でしかない事が明らかである。  
  
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