2014年9月議会 文教委

2:体育協会の「説明責任拒否」の状況について
14/9/20UP

・「議員からの質問に回答しない」事に関する、体協の田中理事長の教委に対する発言の実態とその問題点
・「今後も教委に対して全役員の住所・連絡先電話番号を提出しない」、という体育協会の問題点
  など
教育委員会の関係部署へ。

【2:体育協会の「説明責任拒否」の状況について 】(本番質問メモ) 


Q1:去る9月4日に、私は教育委員会の柴田生涯学習部長、および丹路スポーツ振興課長に対して、「門真市体育協会(会長:宮本一孝府議)が議員からの質問への回答拒否をしている問題について」と題する質問書を出した。それに対する教委からの回答文書が翌9月5日に寄せられたのだが、それによって、体育協会の田中理事長が、体育協会の組織意志として、驚くべき発言をしている事、言い換えれば、門真市体育協会が驚くべき組織意志を持った団体になっている事が、市教委の公式文書として明らかになった。
私の9/4質問の概要と、市教委の9/5回答の全文を、この場で明らかにして下さい。
議員のみなさんにも、副市長初めとする市職員にも、市民のみなさんにも宮本一孝維新府議を会長に戴く門真市体育協会が、どれほど「説明責任拒否 のブラックボックス団体」になったか、公的補助団体としてあるまじき「コンプライアンス破壊のブラック団体」になったかを、正しく知ってもらいたいと思いますので。 

A1:戸田議員の質問書は大きく分けて4点です。

まず1点目 
体育協会役員に「議員からの質問についてはいっさい回答しないのはどういう考えによるものか?」とか「そういう姿勢は公的補助団体として不適切ではないか?」、などと問い質すべきと思うが、教委は、そういう問い質しを体育協会役員に対して行ったのか?

行いました。

2点目
もし行ったとすれば、それはいつ、どういう場で、体協役員の誰と誰に行なったのか?

平成26(2014)年8月4日(月)午後8時45分ごろスポーツ振興課窓口にて
門真市体育協会理事長 田中 登氏に対してスポーツ振興課長 丹路が行いました。

3点目
その時の話のやり取りは教委の公務として記録しておくべき事だが、ちゃんと記録しているか?

記録しています。

4点目
記録しているとすれば、お互いにどういうやり取りをしたのか?
体育協会の役員は、「議員からの質問に回答しない」姿勢について、どうしゃべったのか?具体的に示されたい。

記録によりますと公的補助団体としての説明責任等について3点聞き取りました。
1)市議会議員からの質問に対して回答する責務について
2)誰に渡せば回答するのか
3)役員名簿の連絡先が空白について

以上のことを聞き取り次のように回答されました。

1)公的補助団体であろうがなかろうが法的に回答する必要がないため回答しない。
2)上記の理由で誰に渡してもらっても回答しない。
3)以前の様な使われ方をされたので今後記載しない。

以上です。

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Q2:こういう、「暴言」としか言いようがない、「体育協会の田中理事長の発言」を聞いて、教委はどのように感じたか?

A2:公的補助団体は、市民の負託受けた議員からの公的な質問に対して答えないということやの役員等の実態が明らかではないことは、一般的に望ましいことではないと考えます。

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Q3:教委の「個人情報取り扱いについての謝罪と改善」を受けてもなお、「今後も教委に対して全役員の住所・連絡先電話番号を提出しない」、という、体育協会の姿勢をどう考えるか?

A3:26年4月11日に開催されました門真市体育協会評議委員会におきまして市教育委員会として個人情報の不適切な取り扱いに対する謝罪と今後の改善策についてお話をさせていただいきました。
しかしながらその後、団体からの提出のあった役員名簿は、議員ご指摘のとおり住所・連絡先電話番号の記載はありませんでした。そのことは団体自らが判断されたことでありますが、このような状態は好ましいことではなく、公的補助団体として市民理解を得られないのではないかと考えます。

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Q4:こんな組織になってしまった門真市体育協会に対しては、直ちに「全役員の住所・連絡先電話番号を提出しなさい」と文書で要求し、1ヶ月ほどの猶予を置いても提出しない時は、その時点で「公的補助を行なうに不適合」と判断して、補助金支出はもとより、全ての減免、優先使用を認めない措置を取るべきではないか?

A4:補助金支出をはじめ減免・優先使用等の助成を受ける団体におかれましては、適切に団体運営をされ、かつ市民の理解を得ることが第一義であると考えています。残念ながら、先ほどの答弁でも申し上げましたとおり体育協会の運営は公的補助団体として適切でないものと考えます。
 今後もこのような状態が続くようであれば、そのような検討も必要になるものと考えますが、団体自らが適切な運営を行っていただくことが何よりも重要であると認識しています。

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Q5:門真市は、6月議会本会議での自民党の土山議員の公的補助団体についての一般質問に対して、「公的補助にふさわしい状態とは言えない」場合は、「補助金等の返還や減免等の助成の取り消しなども視野に対応していく」
★「市の法令の遵守」や「政治活動を目的としないこと」などの文言を適宜、要綱改正等で整備し、2015年度より施行できるようにしていく。
◆「悪質な場合は、補助金等の返還を初めとして厳しい措置を講ずるべきと考えている」

答弁しているが、教育委員会としても、しっかり歩調を合わせるとともに、「役員の住所や連絡先電話番号を届け出ない団体には公的補助をしない」という事も規則に明記すべきと思うが、どうか?

A5:先ほどの答弁と重複しますが、このような状態が続くようであれば、市長部局と歩調を併せた検討も必要になるものと考えますが、団体自らが適切な運営を行っていただくことが何によりも重要であると考えております。

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Q6:五味議員は「議員政治倫理条例への違反」について私などの議員から「審査請求」され、去る9月12日午後に開かれた「審査会」において、「議員政治倫理条例に違反した」と判定され、9月18日の議会運営委員会の場で、田伏議長から「議長警告文」を読み上げの上で手渡されたのだが、この問題に関して、教委はどのように把握しているか?

A6:五味議員におかれまして小学校体育館で空手道教室「心聖館」を小学生対象に開催され、その代表者に就任し、また条例に基づき体育館使用料を5割減免としております。そのことが、門真市議会議員政治倫理条例第3条7項「市から活動又は運営に対する補助又は助成を受けている団体の役員に就任しないこと」に抵触していると審査請求が提出され、先日の審査会におきまして条例違反であるとの結果に至ったと聞き及んでおります。

6ー2)議員政治倫理条例制定後の2ヶ年に渡って、2度も団体の代表になって体育館使用についての減免を申し込んだのだから、議員政治倫理条例に違反する事は少なくとも形式上は明らかなのだから、申し込みの時点で五味議員に注意喚起する事をしてもよかったのではないか?
 初年度は難しかったかもしれないが、2013年度は吉水議員の議員政治倫理条例違反が再三表面化し、問題になったのだから、2014年度になって以降くらいは、五味議員に注意喚起するとか、議会側に念のために報告したり問い合わせしたりするとかが、あって然るべきではないか?

A6−2:教育委員会といたしましては、条例の趣旨等をお伝えする必要があったと考えておりますが、6月議会での土山議員の一般質問に対する答弁で申し上げたとおり、全庁的に意思統一を図り、要綱改正等の手続きが完了次第、より一層の周知につめてまいりたいと考えています。

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