2013年6月議会本会議 戸田の質問と市側答弁 13/9/30更新

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戸田質問

14番、無所属・「革命21」の戸田です。

<項目1;脱関電のPPS電力契約の継続について>

Q1:フクシマ事故後、門真市は大阪府内で唯一のPPS電力新規導入を昨年7月に行なった
が、この先進施策を市民や子ども達にどの程度周知啓発してきたか?
行なっていない部分の反省や改善策も含めて述べよ。

Q2:今年7月にPPS契約を継続する見通しはどうか?
・具体の手続き、入札の特色など、・この間のPPS業界の状況、・PPS継続に向けて
の、市の工夫、調査、努力など、
について述よ。

Q3:門真市の施設における、PPSの分と、関電分との、施設数や使用電力量の比較を述べ

Q4:昨年7月から今年5月までの実績で、PPS導入の経済効果はどうか?
・関電の電気代値上げの影響に関して、PPS導入した現状と「PPS導入せずに全て関
電」だったの場合との違いはどうか?
・・・1分13秒・・・小計 1分13秒・・・
項目1:・・小計 1分13秒・・・
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<項目2;中央小解体工事の疑惑追及の 進展状況について>

Q1:3月議会で答弁した後にどのような進展や変化があったか?
・金川建設とイケダ社の文書質問と回答はどうなっているか?

Q2:1中解体解体工事を活用しての「埋め戻し実証実験」の具体、それによってどうい
う事が判明したか?

Q3:これまでの市の答弁で修正すべき事があるのではないか?

Q4:実験によって「土を掘り出して埋め戻したら2割ほど残る」という金川建設の文書
回答が虚偽だった事が明白になった。
今後は金川建設に「2割残ると言うのなら、その論理的証明と実証を行え。それが
出来なければ意図的で悪質な虚偽回答として相応の処分をする」、と迫るべきだが。
どうか?

                  ・・・0分55秒・・・小計 0分55秒・・・
項目2:小計: 0分55秒
項目1:小計  1分13秒・・・
合計  2分08秒     ・・・・残り17分52秒      
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<項目3:選挙の開票や当落発表に関する 選管の体質改善について>

Q1:2012年12月16日衆院選投票での 門真市選管HPの報道では、「未来の党」の村上
さんの比例復活当選を5日間も公表しなかった!

   投票4日後の20日に、新米の政局長に問い質したら、
「どういう形で記載したらいいか分からない」
「国や府から正式な連絡がない」
などと、想像を絶する馬鹿げた答えをするだけで、周りのベテラン職員は何も言わ
ず、知らん顔だった。

   21日になって、政局長は、今度は
「当選者の正式な認証があって各市選管に通知が来たので、公表する」、
と答えた。
・・・0分48秒・・・小計 0分48秒・・・

   これは、世の中の政治経済・市民意識の全てが、投票翌日の新聞報道による「選挙
結果」を「社会的確定事実」と認定して動くのに、その「社会的確定事実」を市民に
知らせず、市民の知る権利を侵害するものである。

 1)以上の私の指摘に対する、現在の市の反省的見解を述べよ。

 2)7月参院選では、新聞報道で明確になり次第、比例投票における当選者全員の公表
と、門真市内で政党名投票があった政党の獲得議席数を市選管HPで公表する事を
約束されたい。
・・・0分43秒・・・小計 1分31秒・・・

Q2:門真市の「行政事例集」は、私が2008年9月議会で「失敗事例集を作るべし」、
と提起し、その後も追及した事で創設されたものである。
私がそれを発案する大きな契機になったのは、2000年6月25日の衆院選挙開票作
業で、開票立会人をしていた私が
・「自民党の100票束5コ」とされたうちの1束は、実は「自由党の100票束1コ」
だった!
・別の自民党の100票束の中に、民主党の票が12〜3票混じっていた

   という、重大問題を発見し、「事件直後の7月議会で、一般質問通告に取り上げ、
当局もこのミスに衝撃を受け、謝罪と再発防止の答弁原稿を作った」、という経緯が
ありながら、2008年4月に、新たに選管事務局長になった圓月氏に聞いてみたら、
この重大不祥事が、全く継承されていない事が判明した、という事だった。

   なお、2000年衆院選開票では、「比例区で、ゆくえ不明票が136票」、という不祥事
も起こっている。
・・・1分14秒・・・小計 2分45秒・・・

 ◆しかるに、私が議員失職後の2009年度になって創設された「行政事例集」において
は、この大不祥事について、具体的数字を伴った記述が無く、そのため、後年の職員
達には「少数の票間違い」であるかのように錯覚されてしまい、事態の重大さが全く
認識されないようになっていた事が、つい先日判明した。

 ■これつまり、事例集作成に当たって、提起者の私の意図に全く逆らうように、具体像
をわざと記述せず、私が事ある毎にこの具体を挙げていた事も無視して、毎年の職員
研修では事件を矮小化して「継承」してきた、という事であり、断じて許し難い!
・・・0分38秒・・・小計 3分23秒・・・

 ■しかも今回、私が当時の一般質問通告書などの現物資料や、HP記事等々の資料を提
示してもなお、「当時の正確な事実が分からない」だの、「当時の文書が無い」だ
の、「当時の選管職員がみな退職してるので、話が聞けない」だのと、自分達の事実
隠蔽・歪曲継承の責任を棚上げにして、訂正を拒む姿勢をかなり示していた。

  「当時の文書が無い」のは、お前らが歪曲記述を改めずに、文書保存期限が過ぎるま
まにしてきたせいだろ!

  そこで、以下の事を要求する。
◆1)選管は、行政事例集において、肝心の具体事実を記載せず、重大不祥事を長年矮
小化して継承してきた悪質さについて、真摯に謝罪と反省の言葉を述べよ!

 ◆2)この開票問題に関して、直ちに具体事実を事例集に記載して修正する事を約束せ
よ!

 ◆3)今回発覚した、この「事例集への矮小化記述と矮小化された事実継承、その訂正
への消極姿勢」を、「失敗例」として新たに行政事例集に加える事を約束せよ!

・・・1分08秒・・・小計 4分31秒・・・

Q3:今度の7月参院選開票の作業説明においては、作業者全員に、こうした改修を施し
た行政事例集当該部分を配布して、認識共有を図るべきだが、どうか。

Q4:開票結果を見れば、投票率や有権者総数も知りたくなるものだが、市HPでの2012
年衆院選挙開票速報ではそれが分かりにくかった。
私が具体的な改善提起をしているが、ちゃんと改善するか?

Q5:「絶対に正確で、かつ後日の検証可能な開票事務の組み方」の工夫をどう考えてい
るか?
総論的な見解と、6月市長選と、7月参院選での具体論を、それぞれ述べよ。
・・・0分45秒・・・小計 5分16秒・・・

                     項目3:小計: 5分16秒
項目2:小計: 0分55秒
項目1:小計  1分13秒
合計  7分24秒             ・・・・・残り12分36秒         
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森本総務部長の答弁(PPS導入の件、中央小工事の件)原稿を紹介する

森本総務部長が、1)PPS導入の件、2)中央小工事の件、4)幣原喜重郎と憲法の件、を一括答弁したが、そのうちの1)と2)の部分の原稿を紹介する。
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<答弁書>
件名:1 脱関電のPPS電力契約の継続について
(1)今年7月にPPS契約を継続する見通し、工夫、調査、本市でのPPSと関
電の施設数や電力量、関電値上げ影響等について
(2)この先進施策の市民や子どもたちへの周知啓発の実態について

 2 中央小解体工事の疑惑追及の進展状況について
(1)一中解体工事を活用した「埋め戻し実証実験」の具体、それによって判明し
たこと、金川建設への文書質問等について

 4 憲法9条を発案し貫いた幣原喜重郎の見識と憲法擁護遵守義務について
(1)9条を発案してGHQに押し通した門真の偉人である幣原喜重郎の見識の深
さと市民への継承などについて
(2)公職者の「憲法の擁護遵守義務」の具体について

  起案者
1 総務部    管財課  小野直宏   内線 2220
環境事業部 環境政策課 橋川通夫   内線 3100
学校教育部 学校教育課 寺西照之   内線 65401
2 総務部 法務課     狩俣政美   内線 2210
4 総務部 人事課    中野康宏   内線 2230
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【 森本総務部長の答弁 】
戸田議員御質問のうち、一部につきまして私より御答弁申し上げます。

 今年7月にPPS契約を継続する見通し、工夫、調査、本市でのPPSと関西電力の施設数や電力量、関西電力値上げ影響等についてであります。
まず、今年7月からのPPS契約の見通し及び手続きについてであります。

 現在の契約と同様に公募による見積もり合わせを行う予定で、引き続き契約が継続できる見通しとなっております。

 また、現在の契約は、市の施設を庁舎、学校及びその他の3グループに分けて1つの業者と契約しておりますが、今回の契約におきましてもこれまでと同様の契約内容で行う予定であります。

 次に、この間のPPS業界の状況であります。
昨年の5月現在、経済産業省資源エネルギー庁のホームページに公開されているPPS業者は56社でありましたが、現在は82社が公開されており、特定規模電気事業者が増加していますことから、業界は活発化しているものと考えられます。

 次に、現在と新契約でのPPSと関西電力の施設数や電力量等の比較についてであります。
現在PPS契約を行っている施設数は29施設であります。
新契約での施設数も、現在の契約から門真市民プラザ及び廃校となった旧第一中学校を除き、新たに門真はすはな中学校及び門真市環境センター業務棟を加えた29施設を予定しております。

 これにより、引き続き関西電力との契約が残るのは、電力の使用形態が異なる門真市立図書館、三ツ島調節(ちょうせつ)池(ち)、一番町調節(ちょうせつ)池(ち)、門真南調節(ちょうせつ)池(ち)、下八箇(しもはっか)荘(そう)排水機場(はいすいきじょう)、門真市環境センター施設棟、リサイクルプラザ及び門真市浄化センターの8施設と、指定管理の6施設のうち、門真市立弁天池公園及び門真市立老人福祉センターの2施設の計10施設となっております。

 電力量の見込みにつきましては、PPS電力供給をしております29施設では前年度実績を基に算出すると、現在の契約では合計598万4,400キロワットアワーであり、今回の契約では合計578万4,400キロワットアワーと予想しております。

 これに対して、関西電力受電施設のうち、電力使用量の多い環境センター施設棟、リサイクルプラザ及び門真市浄化センターの合計では、1,238万1,186キロワットアワーの使用量となっております。

 また、電力料金につきましては、昨年7月から今年4月までの実績での経済効果につきましては、概算で約460万円となっており、今回、新契約で関西電力同様の値上げをしたとしましても、関西電力と契約する場合に比べて概算で約450万円の経済効果が見込めることと思われます。

 次に、この先進施策の市民や子どもたちへの周知啓発の実態についてであります。
まず、フクシマ事故後、門真市は大阪府内で唯一PPS電力導入を昨年7月に行ったが、この先進施策を市民や子ども達にどの程度、周知啓発してきたかについてであります。

 本市施設における電力供給につきましては、一部を除き昨年7月よりPPSの導入を行っており、それに伴い昨年7月31日に市ホームページのトピックス及び市広報8月号へも掲載するなど、多くの市民の皆様への周知啓発に努めて参ったところです。 
今年度におきましても、PPSとの契約が締結できましたら、従前同様に市民の皆様に周知を行いたいと考えております。

 次に、子ども達への周知啓発についてですが、環境啓発の拠点であるリサイクルプラザにおきまして、市内の小学校4年生全員を対象に5月から10月にかけて環境教育を実施しており、この機会を捉え、PPSについての周知啓発方法について検討して参りたいと考えております。

 また、各小・中学校に対しては、本市のPPS電力の活用状況等について周知を図ってまいるとともに、各学校における教育課程の状況に応じて指導に活用できるよう情報提供してまいります。
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 次に、中央小解体工事の疑惑追及の進展状況についてであります。

 まず、3月議会で答弁した後にどのような進展や変化があったかについてでありますが、第一回目の文書質問に対する3月1日付け回答を受け、より具体の内容について、質問が必要であると判断し、顧問弁護士と裁判記録の精査及び調整を行い、文書質問の準備を進めてまいりました。

 次に、金川建設株式会社及び株式会社イケダコーポレーションへの文書質問と回答についてでありますが、4月30日付けで、裁判記録に基づいた、関係者が反社会的勢力に関わっていたかの認識、下請工事に係る関与、関係者からの下請参入要求への対応、支払事実の確認等、具体的な内容につきまして、第二回目の質問文書を発送しております。

 なお、回答につきましては、回答期限である5月31日付けで両者から文書提出されております。
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中野都市建設部長の答弁原稿(中央小解体工事の件)

中央小解体工事疑惑の件で、法律的問題は法務課を要する総務部の部長が答弁し、現場的問題は都市建設部の中野部長が答弁した。
以下に、その答弁原稿を示す。
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件名2:中央小解体工事の疑惑追及の進展状況について
(1)一中解体工事を活用した「埋め戻し実証実験」の具体、それによって判明し
たこと、金川建設への文書質問等について
起案者
都市建設部 営繕住宅課  亀田悟  
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【中野利勝 都市建設部長の答弁 】

 戸田議員ご質問の「中央小解体工事の疑惑追及の進展状況について」のうち一部についてご答弁申し上げます。

 まず、一中解体工事を活用した「埋め戻し実証実験」の具体とそれによって判明したことについてであります。

 総務建設常任委員会におきまして、今田委員のご質問にご答弁申し上げましたように、25年4月8日、9日の両日に、旧第一中学校の3階建て校舎東側に任意に指定した範囲を調査区域として、掘削、基礎及び地中梁等の解体、撤去後の埋戻しまでの作業について調査を行いました。

 この調査では5m四方で深さ約1.8m、約45m3の土の掘削を行い、基礎等を撤去し、搬入土と場内発生土で埋戻しを完了しております。
搬入土と校舎床下の盛土及び花壇の土の総量が、基礎と地中梁及び地盤改良を目的とした無筋コンクリートの総量とほぼ同量であることから、掘削し埋め戻したとしても2割ほどの土が残らなかったという事実が確認できました。

 次に「これまでの市の答弁で修正すべき事があるのではないか」についてであります。

 25年第1回定例会において「敷地内に埋戻しに使用するだけの相当量がないと判断した」とご答弁申し上げておりますが、今回調査の結果では校舎1階床下の盛土や周辺の植栽部分等の土が埋戻し土として相当量使用できる事が判明したことから、先の答弁での認識を改めます。

 仮に、旧中央小学校におきましても、校舎1階床下に平均約25cm程度の盛土と、周辺の植栽部分等の土が平均約20cm程度存在したと想定すれば、相当量の埋戻し土として使用でき、基礎等の埋戻しが完了する可能性があったと推測します。

 次に、「実験によって「土を掘り出して埋め戻したら2割ほど残る」という金川建設の文書回答が虚偽だった事が明白になった」ことについてであります。

 金川建設と市の見解に相違があると認識しており、文書による論理的な説明を求めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
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