2007年6月議会 戸田一般質問通告書             2007月6月14日

 
件     名

要        旨

(これはあくまで概要であって本会議での質問そのものではない)

1;政務調査費の意義と領収書添付について

・首長が議員に支給する政務調査費の正当性・透明性について世論の厳しい関心が高まっている。各地でその不正使用が発覚しており、大阪でも府監査委員が約3億円分の支出を「目的外」と認定し、府議らに返還させるよう知事に勧告することになった。

・政務調査費支給が市政チェックに果たしている役割や公益性、現行使途基準の妥当性、適正使用の確認などについて、市長の認識や見解を問う。

・特に領収書添付義務づけについては、施行市も増加し、9月から府議会でも施行の見込みだし、その効果で不適正使用の摘発や返還が進んでいる。まだ義務づけの動きがない門真市で市民から監査や返還の請求がされた時に直接に責任を問われる立場の市長として、どう考えるか?

・府内各市の状況、義務づけ規定の内容や条例と施行規則の関係。など、いろいろ問う。

 
 

2;エコパーク屋上広場での積極的な集客イベント開催について

・開設5年を迎えたリサイクルプラザ・エコパークは全国屈指の施設で、行政サイドや門真の子供たちには有名だが大人全般の認知度がまだまだ低い事に歯がゆい思いをする。巨費を投じたせっかくの施設を有効に活用し、門真市民自慢の施設として市を活性化するためにも、積極的な宣伝と集客イベントの開催が望まれる。

・そこで提案するのが、4階屋上広場での仮称「有名花火大会ちゃっかり鑑賞会」の開催である。ここからはPLや十三、枚方など遠方の有名花火大会が大変よく見えてゆったりと楽しめる。市民が大勢集まりマスコミ報道もされ、門真の有名イベントになること請け合いである。

・開催のためには、飲食物持ち込み禁止の規則の一時緩和や、主催主体の形成、警備体制、飲酒運転禁止体制等が必要となるが、それを克服して開催するメリットは十分にある。今夏開催を考えた場合の克服点や条件を、民間団体主催、市主催、それぞれの場合について問う。積極的姿勢を。など。
 

3:粗大ゴミ有料化は経費削減にならない疑問について

・市はコスト削減とゴミ減量を掲げて家庭の粗大ゴミ・一般ゴミの有料化を進めようとしているが(粗大ゴミは今年9月議会で有料化条例議決・来春実施を目指して)、今回は本当にコスト削減になるのか、の面で質問する。

・現行のま まであればかからないコスト=「粗大ゴミ有料化」という新事業のための準備・調査・啓発・苦情処理・不法投棄防止摘発等々全ての会議も含めた労務・物品コストの試算を出されたい。

・そのほかいろいろ。
 

4:過労死ラインを越えている一部管理職の長時間労働について

・管理職の残業時間をざっと調べてもらったところ、総務部の場合に2月〜5月の最高残業(在庁)時間の人は75時間、121時間、115時間、92時間、と「過労死ライン」の月80時間をほとんど毎月超過していた。部署によっては出退勤カードに現れない庁舎以外の場所での夜間休日残業が多い人もおり、有給休暇もほとんど使えない状態が多いと思われる。

・職員の心身の健康維持、心のゆとりや自己研修、創造性の開発などの面からこの現状は改善すべきだが、市の認識や見解、具体方策を問う。   

・現状では各職員の残業状況の把握すら容易でないが、改善方策は?   など、いろいろ
 

5;悪質職員による情報隠しとシステム情報隠し問題の是正について

・昨年12月議会で保育園民営化推進担当:西浦参事による情報隠し・虚偽説明事件を追求し、市が謝罪して再発防止の具体を約束したにも拘わらず、同参事はまたしても3月中旬に、保育園説明に関 して保護者に録音録画の禁止を強制していた。しかもこれは市が3月議会で職員の見識向上を答弁した直後に起こった非行でその悪質性が際立っている。

・同参事は4月異動で保育園所管から離れたものの課長になって何の処罰も無しであり、こういうケジメの無さが職員の情報隠し体質を払拭できない原因ではないか? 当方は西浦前参事への懲戒請求を起こすが、市はこれにどういう手続きでどう対応するのか?

・こういった一部個人の情報隠しの他に、説明責任や情報開示を果たす人力への無配慮によって情報隠しを結果してしまう市の姿勢とシステムの問題がある。その典型が民営化推進担当を2人だけにした人事であり、説明会後1ヶ月経っても議事録作成のメドすら立てなかったテイタラクである。

・今後は、説明会や審議会議事録は会議後2週間で完成させるよう作業工程を最初から組むこと、審議会議事録のHPアップ、説明責任のために民営化推進担当を3人に戻すことを求める。など。