6月議会一般質問と答弁 戸田ひさよし   2006年6月22日

6番、無所属・鮮烈市民派 の戸田です。
まず、 1;市HPでのQ&Aコーナー開設について

・市HP(ホームページ)内にQ&Aコーナーを設けることの意義についてどう考えていますか?
 行政の説明責任、「市民身近な行政」としての親和感、市民の市政への関心引き出し、参画意識の引き上げ、職員・市民相互の意識向上等々の面でどのような効果があると思いますか?

・この件は、昨年9月議会と今年の3月議会で早期実施を求め、市が「出来るだけ早い時期の実施  に向けて庁内体制を整えいく」と答弁したことであり、そろそろ開設されないとおかしいですが、どうなっていますか? いつからどのような段取りで進めていく予定ですか?

・質問を受け、回答を作成し、Q&Aコーナーで公表するまでの手順や担当部署はどのようにすると考えていますか?         以上について答えて下さい。
               ・・・・・1分05秒  通算1分05秒   残り18分55秒

【答弁】 妹尾企画部長
 (戸田議員ご質問の内)市HP(ホームページ)に関するご質問についてご答 弁申し上げます。
 まず「市HP(ホームページ)内にQ&Aコーナーを設けることの意義」につ いてでありますが、IT化の進展によりインターネットなどの普及はめざまし いものがあり、本市のホームページへのアクセス数を見ましても、18年5月は 約2万2千件と、市民の間に普及しつつある実態をうかがうことができます。
また、ホームペ一ジの機能面では、市民サービスの情報を提供する手段として だけではなく、情報を共有する場としての活用も広がりつつあります。
 「市ホームページ内のQ&Aコーナーを設けること」についても、「市民から お寄せいただいた質問とそれに対する回答など一定の情報」を広く市民が共有 することにより、市民の利便性の向上や市民・職員相互の参画意識の向上に役 立つものと理解しております。

次に、「市ホームページ内にQ&Åコーナー」の設置ということ でありますが、現在、先進自治体などにおける状況などの調査を踏まえ作業を 進めており、広報公聴課を窓口として、できる限り近い時期に設置できるものと 考えております。
また、そのようにして受けた質問に対しては、「誹讃・中傷に関するものを除 く」など一定の要件を付したうえで、インターネットメールなど質問者の希望 に添う方法で、直接、回答をしてまいりたいと考えております。

同時に、市民の利便性の向上につながるよくある質問などについては、個人情報 保護などの観点に十分留意しながら、関係部局と調整のうえ、順次、広報 公聴課においてホームページに掲載していく方向で、庁内体制の整備を進めて おりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。

2:指定管理者選定委員会の録音テープの保存と消去の判断違いについて

・指定管理者選定委員会の録音テープ内容の保存について、市として統一した対応を検討していなかったことが、6月議会開会前日夕方になっての資料の開示過程での私の調査で初めて判明しました。

・たとえば「門真南駅自転車駐車場の指定管理者」選定委員会だけが、第1回選定委員会で「会議録の作成後は録音内容を消去する」と全委員異議なしで決めてしまいましたが、こんなことは他の4つの選定委員会では議題に挙げていないし決めてもいません。

・なぜこの選定委員会だけ、このようなことを決めたのでしょうか?

・これは建設事業部および企画部の計6人の課長・係長らから成る「事務局」からの提起という形になっていますが、その提起の形成や決裁の過程、判断の理由や根拠を示して下さい。

・幸い、このテープはまだ消去されずに保存されており、私からの指摘を受けて、文教常任委員会 前日の6月15日に庁内会議が開かれ、「選定委員会の録音テープは今回の指定管理者の任期たる2年7ヶ月の間は保存しておく」と統一措置を決めた、ということが、文教常任委員会での私の質疑への答弁の中で述べられました。

・6月13日本会議質疑での、「自転車駐輪場選定委員会」の録音テープに関わる建設事業部長の私に対する答弁は、この駐輪場指定管理者選定に関して、4月の選定委員会での事実を 述べたに過ぎないものであって、それが必ずしも今後の市全体の措置を縛るものではなく、従ってそのように統一的な修正措置が取られることは当然であり、公益にかなうことと言うべきです。

・ところが、「この駐輪場選定委員会の録音テープだけは本会議終了後に消去することが6月15日庁内会議以前に役所内で改めて確認されたので、もう変更出来ない」、ということを20日になって私は市当局から聞かされ、驚きました。

・要点記録内容の妥当性を担保するためにも、純粋に担当部署での万が一のための事実確認用としての保存としてでも、テープ内容は保存しておくべきです。
 また、実際に、この会議録の現物を見た人は分かりますが、文書化されていない重要部分もあり、決してこれだけで完全な文書記録だとは言えません。

・ですから、「一度駐輪場の選定委員会で決めたから」ということに固執するのではなく、他の選定委員会テープと同じく2年7ヶ月保管にするべきあり、さらに言えば欠落部分は文書化を追加してより完全な議事録にするべきです。 
 市の真摯な答弁を求めます。
               ・・・・・3分00秒  通算4分05秒   残り15分55秒       

【答弁】神田建設事業部長
 指定管理者選定委員会の録音テープの保存と 消去の判断違いについてであります。
 指定管理者候補者選定事務にあたりましては、 関連各課との間で打ち合わせ会議を適時開催し、共通事項については、出来るだけ統一的な対応と なるよう努めて参ったところです。

 選定委員会の開催に関しましても、事務の流れ、 会議の進め方、審査方法等が、ある一定の統一的 な対応となるよう調整会議を持ち、会議録につい ては要約版として各選定委員会に提案することと いたしました。しかしながら、会議録作成にあた っての具体的な手順、方法、要約の程度等までは、 共通の意思決定はなされず、結果的には、それぞ れの事務局に委ねられることになったところで あります。

 そうした中で、門真市有科自転車駐車場指定 管理者候補者選定委員会の事務局であります交通 対策課では、会議の記録を正確に速記する能力を 有する者がいないため、会議録作成のための補助 的手段として、録音テープを使用し、会議録作成 後は録音内容を消去することを提案する旨を決め、 第一回の選定委員会において了解を得たところで あります。
 事務局としてこのような手順を踏み、また会議 録の内容につきましても詳細に記録筆記しており ますことから、選定委員会で決定された方針に 基づいて、消去処理いたしたいと答弁いたしたも のであります。

 しかしながら、その後におきまして、他の選定 委員会につきましては、市としての一定見解が 出されましたので、当録音テープにつきましても、 他の選定委員会と同様の取り扱いをいたしたいと 考えておりますので、よろしくご理解賜わります ようお願い申し上げます。

3;市が議会に審議を求めていることの市民周知について

・議会に議案等を出すということは、市民全体に公表するものとして、市民から選出された議員によって構成される議会に投げかけて、市民全体に代わって審議や議決することを求める、ということではないか、と思いますが、園部市長の考え、議会観はどのようなものでしょうか?

・市が議会に議案等を出した段階で、市民全体に対してもその内容を公表するのが本来あるべき姿で望ましいことであって、そうして市民にも広く知らせていくことによって、市民がその意向や意見をより議員に寄せやすくなり、「知らないこと」には意見を出しようがありませんから、知って意見を議員に出せるようになることによって議会審議がより充実し、より市民の意向を反映した議決となっていくと思うのですが、市長のお考えはいかがでしょうか?

・なぜこういうことを事改めて聞くかといいますと、古い考えの職員や議員の中には、「議会は市民に代わって審議するのだから、議案内容等を市民に示す必要はない」とか、甚だしきは「議会での審議が終わる前に市民に公表してはダメだ」と考えている人が時々見受けられるからです。

・こういう古い考えは、結局の所、一般市民は個別に議員に教えてもらわないと、何が今議会の審議にかけられているのか分からない、ということを生み出し、それが不当な情報格差や閉鎖的議会体質につながってしまい、市民の市政への無知・無理解・無関心、参画意識の希薄化などの温  床になってしまう、と私は思っています。

・市民の中に市政への健全な関心と参画意識を醸成していくためには、作業量的に可能な限界があるのはやむを得ないとしても、提出議案等の一覧と議運での説明原稿くらいは、市HPで議運提出と同日か翌日くらいには公表するようにしていくべきではないでしょうか?
 
・また、議会開催の日時や傍聴案内をより積極的に市広報に掲載し、来庁市民に見えやすい場所に、本館・別館各1ヶ所程度には掲示できるような体制を整えたらどうでしょうか?

・従来は本館1階ロビーだけに、わずかA4・1枚の大きさの掲示だけがされていましたが、こんな大きさでは全く目立ちません。せめてA3・4枚分とか、60センチ四方程度の面積での掲示ができるようにすべきでしょう。

・また現状では議会開催月の1日付広報には議会傍聴案内が載りますが、15日付け広報には、まだ議会が続いているのに何も載りません。  
 15日付け広報に「現在議会が開催中です。傍聴は・・・」と載せた方がより臨場感があって、市民の議会傍聴への関心を引くはずです。
 議会事務局からの情報を使って、議会の進行に即した広報紙面にしたらどうでしょうか?

・上記のような新工夫をした場合、市民の関心や参画意識などにどのような効果があると思うでしょうか?  

 以上の諸点につき、市長自身の議員観を聞いた部分は、できるだけ市長自身の答弁をしてもらいたいものですが、それが今までの慣例に反するのでしにくいと言うのであれば、市長の考えを  正確に反映した人が答弁して下さい
               ・・・・・3分50秒  通算7分55秒   残り12分05秒         

 【答弁】高田総務部長
  まず、議会に議案等を提出することの意義等についてであります が、地方自治の基本的な考え方は、住民自治と団体自治の保障によ り成り立っているものであり、住民自治を担う機関として、執行機 関である市長、これに対する議事機関としての議会、すなわち、市 民の代表として市議会議員が選挙で選ばれているものであります。
 市長と市議会は、市政を進めていくうえでの車の両輪であり、お 互いに独立した立場に立ち、役割を十分尊重し合いながら、市民生 活の向上に努めて参るものとの認識でございます。
この考え方を実現していくために、私どもが提出します議案等に つきまして、議会におかれましては、市民全体の立場に立って十分 審議していただいておるものと考えておるところでございます。

  次に、議案等に関わります市ホームページでの公表についてであ りますが、議員ご指摘のとおり、膨大な議案書をホームページに登 載することは作業量的には難しいため、市情報コーナーにおきまし て、本会議上程日以後、市民の皆さんの閲覧に供しているものであ ります。
 また、提出予定議案一覧表などの市のホームページでの公表についてでありますが、提出予定議案一覧表につきましては、市長が提 出します議案等の件名や要旨などを記載しており、一覧性のあるも のとして、市民に市政への関心や興味をもってもらうという意味で、 有効な手段であるのではないかと考えております。今後、関係部局 と調整のうえ、具体に向けて検討を深めて参ります。  一方、議運で の説明原稿につきましては、議案書との一体的な説明となっており、 ホームページ単独で掲載することは考えておりませんが、今後、市 民のみなさんにより関心をもってもらうため、内容も含めて、検討 していきたいと考えております。

 次に、議会開催の日時や傍聴案内を市広報に掲載し、又、来庁市 民のため、本館、別館にこれらを掲示してはどうかということでご ざいますが、現在、議会事務局で議会開催月の1日付広報に開催日 程や議会傍聴案内を掲載されております。
又、庁内の掲示につきま しては、現在、4月のレイアウト変更に伴い、中断しておりますが、 9月議会より、本館、別館に掲出する予定と聞いております。なお、 15日付広報への傍聴案内の掲載及び本館、別館のこれらの掲出に つきましては、紙面スペース及び掲示スペース等の問題もあります ので、関係部署と調整してまいります。

 最後に、これらの新しい工夫した場合の効果でありますが、市の 保有する情報を公開し、市民に関心や行政への参画意識を持っても らうことは、非常に重要なことと認識いたしておりますのでよろし くご理解賜りますようお願いします。

4;議員の職能についての市長の考え方について

・園部市長は「議員と(議員以外の)市民との行政情報へのアクセスの違い」をどうあるべきだと考えているでしょうか?
 一律に「議員と市民に差を付けないことが正しい事」だと思っているのでしょうか?

・いわゆる「議員の調査権」というものは、残念ながら自治体議員の場合は国会議員と違って、法的には議員個人にはなく、議会全体と言う単位でしか認められない、というのが定説になっているのは私も知っていますが、だからと言って、「行政が自発的に出す情報以外の情報は、たとえ議員が行政の調査のために提供を求めても全て一般市民と同じ情報開示請求の手続をしなければ見せない」と言うのでは、議員の職能はどこにあるのでしょうか?  
 これでは有権者が議員に附託した行政に対する機敏なチェック機能や、行政に密接に説明を求める職能が阻害され、議員の存在意義を希薄になってしてしまい、行政の専横や密室主義に道を開いてしまうのではないでしょうか?

・例えば、今回の指定管理者選定議案の審議にあたって、私が議員として議案内容を精査しようと考えて、「精査」と言う言葉を口にするのが好きなだけの人もいますが、私は本当の意味で精査しようと考えて、選定内容をちゃんと知るために資料を見ようとしたのに、なぜか企画部長から待たされた挙げ句に「情報提供はできない」、「市民と同じ手続をして同じコピー代を払う情報開示請求をしないと見せられない」と言われて、手続の手間と6610円ものコピー代を強いられてしまいました。  
 しかも開示されたのは、初日本会議の前日の夕方4時になってようやくのことであり、これでは資料全部を精査して審議に臨むことを妨害されたのも同然です。  
 確かに議員の関心の持ち方は人それぞれであり、こういった資料を見ることに特段の関心を持たない人もいるでしょうし、「候補者選定委員会の公開について、どのような経過を経て、どんな議論が行なわれ選定されたのかを市民に明らかにすべきである。」と去年は表明したものの、今回資料精査には特段の関心を持たなくなった人達もいるかもしれません。  
 それはそれで、それぞれの自由です。
 しかし、説明責任を負っている行政が、資料の精査を必要と考えた議員に対して、今述べたよう な対応をするということは、議員への侮辱行為であり、全く許す事が出来ない、と私は考えます。
 しかも、実際に調べてみると、選定委員会の進行実態がどうであったのかとか、午前中に反対討 論で述べたように、提出書類の中に必須記載事項の欠落が軒並みにあったことや、選定会議の内容 で会議録にちゃんと記載されていない重要部分があることなど、開示資料を見て初めて判明したこ とが沢山あったのです。
 つくづく資料はちゃんと手にとって精査しないと、行政のいい加減な部分が分からないし、私が議員として市民に対しての説明責任を果たせなくなってしまう、と痛感しました。

・さて、市は次に指定管理者選定があった時にも、他の議案の時にも、あるいは議案とは別に議員が何か調べようと思った時に、今回のような「開示請求してカネを払わないと議員に資料を渡さない」という方式を再現するつもりでしょうか?  
 議員から請求が有れば、速やかに情報提供として見せるべきではないですか?
 府議としての経験も豊富な園部市長の見解を聞かせて下さい。
               ・・・・・4分05秒  通算12分00秒  残り8分00秒       

【答弁】辻中市長室長 
  議員の職能についての市長の考え方についてで あります。
 戸田議員のご質問の中では、議員の調査権につ いてはご承知いただいておりますが、あらためて 私の方から議員の調査権について、ご答弁させて いただきます。
 議会・行政・住民についての関わり、また、そ の権能や役割などについて、様々なことが地方自 治法で謳われており、これに基づき、住民自治の 福祉の増進のため様々な権利、義務が規定されて おります。その中で調査権については、第100条 及び第109条において組織としての議会及び常任 委員会のみが調査権を有していると規定されてお り、議員個人には調査権は与えられておりません。 法律上で申し上げますと、非常に冷たい言い方になるんですが、 議員が入手できる行政資料は市民が入手するものと同一レベルと考えま す。
しかしながら、私ども理事者といたしましては、議員各位に議案などにつきまして、ご理解をいた だくため、また、説明責任を果たすための資料は、 従来からお渡しいたしてまいりました。今後にお きましても、情報開示の時代要請に応じ、努力を いたしてまいりたく考えております。

5;職員・議員・市民3者の切磋琢磨や意識向上について
 
・市政を改善改革していくためには、市長らも含めた市職員・議員・市民の3つのジャンルの内部でそれぞれに切磋琢磨をし意識向上に努めることと同時に、それぞれのジャンルから全体を改善させていく立場に立って、相互乗り入れ的に、他のジャンルの人々に切磋琢磨と意識向上を促す提起をしたり、そういう効果をもたらす仕組みを作ってあげたりすることが必要だと思います。
@実例のひとつとして、「市立保育園のありかた懇話会」への市民公募にあたっての募集要項に 「提出作文は開示請求があれば開示するものとします」との一文を加えることを、私が提起したの ですが、担当部局は「市民が萎縮するかもしれない」などと理由を付けて拒否したことを挙げてお きます。
 「懇話会委員にはなりたいが、自分の見解を人に見られるのは嫌」というような程度の「市民」  を想定して、そこにおもねってどうするのか?  
 それでは市民をバカにしていることになるし、市民相互の切磋琢磨を誘導して、市民総体の見識レベルを高めることには全然なりません。  「門真の市民はその程度のもの」と行政が勝手に決め付け、諦めているのと同然です。

・また、たとえば、市職員は市民意識の向上や議会への関心向上のことについては考えないし、提起もしない、ということでは市政改革に対して無責任でしょうし、議員や市民は職員には注文を付けるが自らの意識変革には無頓着であっては、本当の市政改革は実現できないでしょう。

・こういったことについて、園部市長の「哲学」や「社会観」、「民間企業経営や議員生活によって養った洞察」を聞かせていただきたい。

・「自分が創意工夫をしないだけなく、創意工夫をする人の妨害をして仕事をさせないことで自分の  地位やメンツを保とうとする人」や、悪しき「横並び主義・護送船団思考」で「誰それの提起だけを聞くわけにはいかない」という口実を立てて、意欲的な提言を握りつぶしている例、「もの言えば唇寒し」の例が門真市政の関連でまだまだ払拭されていないのではないでしょうか?

・園部市長が把握しているところでは、どうですか?
・まだそういう風潮が払拭されていないとすれば、それを改善するにあたっての「市長のイニシャチブ」について、園部市長はどう考えているか、聞かせて下さい。
 以上の質問は、市長自らに答えて欲しいものです。
 まあ、それがどうしてもしにくいと言うのであれば、市長の考えを正確に反映した人が答弁して下さい。

 次からの、1回め質問の最後の項目には、別に市長からの答弁でなくても良いのですが、
●職員の中で、議員から「戸田にはどれそれの文書を見せるな」とか、「戸田からの要求は受け入れ るな」とか、あるいは「戸田だけが提供要求を出している文書は戸田に提供するな」とか、「戸田から文書の提供要求があっても議会の同意がないと見せられない、と対応しろ」とか言われた体験のある人はいるか、いないか、答えて下さい。
 私の体験では、どうもある種の議員がそういうことを職員に言いつけ、職員もまたそういう押しけにビクビクしているような気がしてならないのですが、それは私の勘違いでしょうか?  本当の所はどうなのでしょう?   
 職員からちゃんと聞き取りをして、本当の所を調べてその結果を答えて欲しいと思います。
 答弁される部長クラスの人々の体験も含めて、事実を答弁して下さい。

 それではこれで1回めの質問を終わります。
 市長および幹部職員からの真摯で前向きな答弁を求め、不足部分があれば再質問を行なうものと します。
 「良薬口に苦く、忠言耳に逆らう」という言葉もありますが、ご清聴ありがとうございました。
                 ・・・・・4分15秒  通算16分15秒  残り3分45秒    

【答弁】辻中市長室長
 職員・議員・市民3者の切磋琢磨や意識向上に ついてであります。
 言うまでもなく、市政は行政のみでつくり上げ ていくものではなく、広く市民の皆様が市政に参 画され、住民代表である議会と行政が両輪となり、 市民の皆様ともども門真市政を推し進めてまいる ものでございます。
 当然市長として、常に危機意識を持ち、これまで積み上げてきた知識と経験をもとに、経営感覚 を取り入れ、行政のかじ取り役としてまた、説明 責任を全うすべく日々研鍍をし、意識改革のもと、 職務にあたっております。
 なお、議員のご質問中の「風潮」なるものは存在いたしませんし、また、「ある議員から職員に押し付けられた」と言うことも一切ありませんのでご理解を願います。