戸田の一般質問

2006年3月16日本会議

6番、無所属、鮮烈市民派の戸田です。 

 

 この間、不当な政治弾圧によるとは言え、各方面に驚きとご心配をかけたことは、私としても遺憾なことでしたが、多くの人々の支援によってこの3月8日に保釈を勝ち取り、3ヶ月ぶりに市政の現場に復帰することができ、議員としての職務を断固遂行していくことに気持ちを新たにしております
 ではさっそく質問の1項目め、「行革推進計画」各項と議会議決等との関係について に入ります。
                            ・・・・30秒 通算30秒  残り19分30秒

 私はこの「計画」・「大綱」や、それについての広報挟み込みの宣伝文書を獄中で入手していたのですが、 この計画は、「官から民へ」の小泉流エセ改革の色合いが濃いことと、一般市民に閉ざされた形で作成され てきた、という点で問題を持っています。
 「市民代表による懇話会の了承も得ている」と言うかもしれませんが、その懇話会メンバーのうち4人は市長が自分の好みで任命した人であり、公募委員はたったひとりだけ、しかも非公開協議で、市民への説明会や意見交換会もなく、役所から出された資料にのみ基づいてわずか3回、意見や感想を述べ合っただけで、各項目ごとの深く幅広い検討は全くなされていないのが実態です。
                      ・・・・0分50秒、通算1分20秒  残り18分40秒

 それがあたかも、計画で「実施」と謳ってある項目、市民負担増加の項目が沢山ありますが、それが確定事項であるかのように宣伝されるのは、市民に対して閉塞感、無力感を与えてしまい、市民の「協働」や「参画」の意識を大きく阻害してしまうだろうと私は思ったのです。
 しかし実際は、作成過程の問題は問題として、これからの過程で市民が市当局や議会への要求をすることによって計画の手直しをすることは可能なはずであって、そのことを確認し、また園部市政の姿勢を問い質すために、「項目別効果額見込集計表」(全3ページ、計73項目)について、 以下のことを質問するので、回答して下さい。
                       ・・・・50秒 通算2分05秒  残り17分55秒

@ 条例の改廃新設などで議会議決を必須とするものは、どういうもので何項目あるか?
A 予算措置の変更や新設を伴うので議会議決を必須とするものについては、どうか?
B 議会議決は不要で、市の裁量だけでできると考えているものについては、どうか?
C 実施について議会で「取り止め」や「修正」、あるいは「実施予定に入っていないものの実施」の意見書や請願が採択されたらどうするか?
D 「実施」を計画しているものの中で、実施が妥当か否かや、実施内容について市民アンケートやパブリックコメント、審査会の設置や公聴会の開設、などを予定しているものはどれとどれか?  

  ゴミ収集の有料化については、昨日の答弁では10人ほどの審査会を作って審査をして具体に決めるということでしたが、それは有料化を不動の前提としたものでしょうか?  
 有料化や民間委託など、これまでの施策の根本を変えるようなものについて、そのことの是非も含めて問うような審査会の設置や公聴会の開設をせずに、実施するつもりでしょうか?
                     ・・・・1分10秒 通算3分20秒  残り16分40秒

【答弁】吉田行財政改革推進部長

戸田議員ご質問のうち、「行財政改革推進計画」 各項と議会議決等との関係について及び職員削減 路線の弊害面と意欲ある職員グループへの評価な どについて、私よりご答弁申し上げます。
 まず、「行革推進計画」各項と議会議決等との関 係についてであります。
 ご質問の推進計画の効果見込額一覧表に掲げて おります改革項目のうち、議会の議決が必要なも のについてでありますが、実施内容や予算編成方法などにより一部流動的 な要素がありますものの、現時点では、条例の改 廃を必要とするものは、ごみの有料化をはじめとする各種使用料・手数料の見直しや障害者福祉金 の廃止など計27項目が該当するものと考えてお ります。
 また、歳入歳出経費の予算審議が必要となるも のは、各種民間委託を含め、ほぼ全ての項目が該 当するものと考えております。
 従いまして、計画に99項目掲げておりますが、 効果見込額一覧表に掲げております73項目につ きましては、何らかの形で、議会でご審議いただ くことになるものと考えております。

次に、改革項目の取りやめ、修正、追加などに ついて、議会で意見書や請願が採択された場合の 対応についてでありますが、本市が目指します行財政改革の理念に資するも のであれば、真摯に受け止め、対応していく必要 があると考えております。
 なお、改革内容等の見直しに関しましては、計 画書におきましても、「行財政改革の効果的な推進 及び実効性を高めるため、適宜見直しを行い、必 要な推進項目の整理を行う」旨記しているところ であります。
 次に、改革内容の実施に際し、市民アンケート やパブリックコメントなどを予定しているものに ついてでありますが、現時点では具体の予定をいたしておりませんが、 今後、必要に応じ実施していくことは、市民の皆 様のご理解を得る上で重要なことであると認識しており、個々の改革項目の実現に向けた取り組み の中で検討してまいりたいと考えております。

 次に;職員削減路線の弊害面と意欲ある職員グループへの評価などについて 以下の小項目に答えて下さい。

@ 市は「職員の25%削減」、「少人数行政」を打ち出し、それが市民のためになると宣伝しているが、建築確認や違法建築の問題、生活保護や国保や税金の問題、アスベスト対策など、その他「公」としての責任・権限・専門知識・継続性が必要とされる多くの分野をコスト優先的発想で民間委託を進めていった場合に、行政として住民に負うべき責任を果たせると市は思っているのか?  
 いたずらな規制緩和・民間委託政策が産み出した「耐震偽装問題」を、市はどう捉えているのか?   
A 例えば職員数1300人の時に作られた防災計画に基づく「災害対策本部」体制などは、現在職員数1098人をさらに25%減らして825人以内にすることで、大幅に機能低下するのが確実ではないか?
 休日・夜間でも市長が動員をかけられ指揮命令権を持つ職員が今より約250人も減ることが、災害など  様々な危機管理対応にもたらす弊害について、市はどう捉えているか?
                     ・・・・1分20秒 通算4分40秒  残り15分20秒
B 人件費支出の削減などいわゆる行革効果ばかりをプラスとして宣伝し、それがもたらす危惧や弊害の面を市民に伝えないのは市民だましではないか?   
 少なくともそのプラス面・マイナス面を明らかにした上で市民に選択を問うべきではないか?
C 「行革推進計画」25ページに「職員による自主的な活動の推進」として、「職員の自主グループの立ち上げ」ウンヌンが記されているが、これについて市は具体的には何をやってきたのか?
 狭い意味での「行革」だけでなく、広く市政の分析や改善について、フォーマル・インフォーマルを問わず職員内の自発的な勉強・研究グループにはどのようなものが存在しているか?
                     ・・・・45秒 通算5分25秒  残り14分35秒
D 私が知っているものとして、市職労内の「門真まちづくり研究会」というグループがありますが、これは研究者との共同の下で市内製造業500社を対象に「製造業調査」、市内の半数に近い12の商店街等を対象にした「商業団体調査」、門真市の中間管理職へのヒアリング、などをして、2003年11月にはここに持ってきたような「自立・定住都市 かどま」という、立派な本を自主発行するなど、群を抜く実績と見識を持ったグループです。  
 東市政の下では正当な評価を受けてこなかったように思いますが、園部市政においては、このグループの実績や見識をどのように評価しているのか?  
 この本と同レベルのものを行政が外部委託して作ろうとすれば、2千万円も3千万円もかかると思うほどのものですが、それを1円の税金も使わず職員達の自腹で作ったこの本は、職員パワーが生んだ宝であり、行政や市民全体にとっても宝ではないか思いますが、どうでしょうか?  
 この本の内容を見ると、「門真市を自立定住型都市に変えるために」、として次のようなことを提言しています。
                     ・・・・1分15秒 通算6分40秒  残り13分20秒

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 第1は、後追い型行政から政策遂行型行政への転換です。門真市は高度経済成長期以降の人口急増によって、学校や上下水道などの基礎的な施設の建設、生活保護世帯への対応などに追われ、後追い型行  政を強いられてきましたが、これからは自立定住型都市づくりに向けた政策を確立して、その政策を着実に実現していく「政策遂行型行政」に転換していく必要があります。  
 第2に、大規模開発主義から脱却し、計画的に都市基盤整備を進めることです。門真市では、生活道路、公園、集会施設等の都市生活基盤整備が遅れてきましたが、これを回復するには大型開発ではなく、小中学校区単位できめ細かなまちづくりを住民参加型で作成し、一歩ずつ進めていくことです。  
 第3に、縦割り行政から脱却し、総合型行政への転換をはかることです。総合的・弾力的に対応出来るような柔軟なシステムを作ることが課題となります。  
 第4に、市民参加を促進し、行政とNPOなどの協働を進めることです。これからの行政運営は全てを行政が引き受けるという形を取ることが難しくなるでしょう。行政の責任を明確にしつつ、市民やNPOなどの積極参加を求めることことが、極めて重要な意味を持ってくると思われます 。
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 どうでしょう?市長の掲げることと共通する面も持つ、大変説得力のある提言ではないでしょうか?
                     ・・・・1分40秒 通算8分20秒  残り11分40秒
E 市当局としては賛同しない面があるとしても、こういった職員グループの実績を無視して、市の今の行革計画に賛同する職員だけを個別的に対象とするような「行革アイデアコンテスト」的な「職員提案」をしていくだけでは、職員全体の潜在力を引き出すことにはならないのではないか?  
 職員パワーを幅広く活性化する一助として、この「門真まちづくり研究会」グループ員やその協力研究者を講師とする発表会やレクチャアー企画もして、幅広く学習や意見交換をしたらよいと思うが、これについて市はどう考えるか?
F 市長が施政方針で述べた「門真市都市ビジョン計画の策定」、それを「職員の英知も結集して作る」との方針に、「門真まちづくり研究会」グループの参与や意見聴取なども組んでいくべきではないか?  
 職員全般の参与や参画は具体的にはどう組んでいく計画か?
                     ・・・・1分00秒 通算9分20秒  残り10分40秒

【答弁】吉田行財政改革推進部長

次に、職員削減路線の弊害面と意欲ある職員グ ループへの評価などについてであります。
 まず、公としての責任や専門知識が必要とされる分野が、民間委託、コスト優先主義で責任を果せるのかということでありますが、事務事業の見直しを図りながら効率化を追求していく一方、公民の役割分担を明確にし、指定管 理者制度の導入をはじめ、民営化、委託化を推進 し、官民協働により公共による守備範囲を縮小す るとともに、昇任制度や人事評価制度の導入によ り、職員のモチベーションを引き上げ、また、あらゆる行政需要に対応できる職員の育成に努め、 メリハリのついた組織、人事配置を行うことで対処してまいりたいと考えております。

 次に、25%削減のプラスマイナスを市民に明 らかにして、市民が選択できるようにすべきでは ないかということでありますが、職員の削減につきましては、スリムで効率的な行政の実現を目指すものであり、もとより行政事 務の執行につきましては、職員対応であれ、事務 の民間委託等であれ、市民サービスの低下を来さ ぬよう行政責任において処理すべきものと考えて おります。
 次に、改革項目の「職員による自主的な活動の推進」に記しております具体の取り組みにつきましては、計画の策定段階において「職員提言」の募集を行い、66項目もの提言が寄せられたとこ ろであります。
 今後におきましても職員の力を改革の推進に活 かすため、現在、その手法等について検討してい るところであります。
 また、市政についての職員の自発的な勉強研究 グループにつきましては、現在、複数のグループ があると仄聞いたしております。
 なお、「門真市まちづくり研究会」につきまして は、労働組合の活動として一定の認識をいたして おります。
 今後におきましては、このような職員の自発的 な研究会の場で整理されたものを、行政に活用す るのも一つの方法と認識いたしております。
 次に、「門真市都市ビジョン」の策定につきまし ては、有識者による懇話会を設置する他、議員ご 指摘のように職員の英知を結集すべく、庁内組織 を立ち上げるとともに、すべての職員を対象として意見を聴取、集約していくことを考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申しあげます。

次に、3;市の持つ情報や考え方の公表・発信の改善について以下の各項を質問します。
@ 昨年6月議会で公明党風議員からの質問に対して改善を約束した「情報公開審査会の審議内容の全文記録化の復活」はどうなったか?
A 昨年9月議会で私からの質問に対して改善を約束した「情報公開問題についての判断力、実務能力を  向上させるための、各部局幹部・担当者らへの実効的な研修の実施」はどうなっているか?  
 今まで実施していなかったとすれば、早急に、この春か遅くても夏までには実施しなければおかしいと思うがどうするつもりか?   
B 同じく昨年9月議会で私からの質問に改善を約束した「市HPでのQ&Aコーナーの設置」は、昨日の宮本議員への答弁の中で早急な実施が約束されたのはよかったと思うが、なぜ遅れていたのか?  
 前から言ってきたように、要は議会答弁作成と同じような回答作成システムを基にしてHPの技術的対応と組み合わせればいいわけで、何も難しいことはないはです。 
C 市長が掲げた、「これからは予算編成過程からオープンにしていく」という考えに期待注目してきたが、今回の予算編成ではその考え方はどの程度取り入れられたのか?
 難しい面があったとしたら、それはどういう事があったのか? また、今度はどうしていくのか?
D 市HPに(仮称)「これを議会に提出しました」コーナーの新設を求めます。
 これは、議運や特別委員会に何かを出したり報告説明するのは「市民各層の代表たる議員に示す・諮る」=「市民全体に示す・諮る」ことだ、との認識に立って「議会に出すと同時に、少なくとも直後に広く市民に公表するためにHPで公表する」ということです。  
 といっても、何もかにもアップするのは無理なので、当面は現状でデジタル化しているものをそのままアップする、もしくはアップ時期を早める、ということから始めたらいいと思います。  
 具体的には  
 A:総務部で議会の度に作っている「提出議案の一覧表」    
 欲を言えば、議案名からだけでは内容が分かりにくいものについては、1行コメント的な内容説明を入れ、人事提案については氏名・経歴等を載せるなどをしてもらいたい。  
 B:行革大綱・計画のように、もともと議会での議決や了承の後に全文もしくは概要公表を予定しているものについては、議会に提出した段階で○○(案)として公表し、議会を経て確定すれば(案)を取る。もちろん修正があればそれを反映する。    
 現在でも市長の施政方針については、議会提出直後にHPアップしていますが、これと同じようにするということです。
 これを提言するのは、現状では「決まる過程が分からない」、「いきなり『決定した』と言われても・・」 という市民の不満が絶えないためです。
 「市民の関心や参加意識を高める」、「市民との協働を進める」という市の方針をちゃんとしようと思う のなら、これは当然実施すべきで、しかも現状で新たな経費不要ですぐに簡単にできることです。
 3月議会終了後に特別委や5月臨時議会に出すものからさっそく始めるべきだと思いますが、どうか。やらない理由があるとは思えないので、早急に実施してもらいたい。                       ・・・・3分40秒 通算13分00秒  残り7分00秒

【答弁】妹尾企画部長

 戸田議員ご質問のうち、t市の持つ情報 や考え方の公表・発信の改善について」 ご答弁申し上げます。
 まず、情報公開審査会の審議内容の全 文記録化についてでありますが、審議内 容の透明性を高めるために、詳細な会議 録とする必要があると認識し、風議員より ご指摘をお受けしてからの会議録につき ましては、既にできる限り詳細な記録作 成に努めております。
 また、情報公開制度に関する実践研修 につきましては、ケーススタディなど実 務に役立つ研修のあり方について検討す るなど、出来るだけ早い時期での実施に 向けて準備を進めております。

 次に、「市ホームページのQ&Aコーナ ーの設置について」であります。
 宮本議員のご質問にもご答弁申し上げ ましたとおり従来より検討を進めてき たところでありますが、市ホームページ のさらなる活用を図り、今後、積極的に 市民ニーズの把握に努めるため、出来る だけ早い時期の実施に向けて庁内体制を 整えてまいります。

 次に、予算編成の手法についてであり ますが、予算編成の手法につきましては、大き く変化しつつあります社会経済情勢や行 財政構造に対応すべく、改めていかなけ ればならないと考えております。
 そうした中で、「予算編成の過程からオ ープンにしていく」という手法を取組み 始めている市があると聞き及んでおります。新たな課題として認する中で、こ のような手法も予算編成手法の改良の一 つのあり方として、予算編成全体の見直 しの中で、調査・研究していきたいと考 えております。

 次に、市のホームページに(仮称)「議会に提出しました」コーナーを新設すべ きということでありますが、ホームページは極めて速報性に富むも のであり、市民との情報媒体として、本 市ホームページにつきましても充実に努 めているところであります。
 議会に提出した資料等のホームページ へのアップにつきましては、提供資料等 の内容や、アップすべき必要性、あるい は緊急性等を含め、十分整理の上、対応 すべきものと考えておりますので、よろ しくご理解賜りますようお願い申し上げ ます。

最後に:「解決能力のある行政」と大和田駅北側の自転車問題について質問します。 
 市民との協働で市政刷新をするにあたって絶対に必要なことは、「役所も従来のお役所仕事から脱皮し てきている」という認識を市民に持ってもらうことであり、「問題解決能力のある行政」の実績を、小さい 事からでも目に見える形で示すことです。
 そういう観点に立つと、園部市長自宅の目と鼻の先で続いてきた大和田駅北側の置き自転車問題は、格好の一例ではないかと思います。
 ここの実状やこれまでの経過、市の担当部署やこれまでの対策などは答弁で述べてもらいますが、指導 員のいない平日の午後遅め以降と休日は、駅広場と道路・歩道に置き自転車が溢れ、とりわけ駅出入り口 そばの本屋さん付近の道路は、数十メートルの距離に置かれた約200台の自転車が道路進行方向に対して いわゆる縦置きされているために、対面通行路なのに片側通行しかできない状態です。
                      ・・・・1分05秒、通算14分05秒  残り5分55秒
 この問題は、駅前でビラをまく私としても議員になって以来6年以上市民に言われて改善できないでき たことであり、「誰が市長になっても変わらないじゃないか」、という行政不信が周辺市民の心に根付いて しまっていることに心を痛めてきました。
 これはもうなんとかしなければと思っていた矢先、連帯労組第3波弾圧で逮捕されたわけですが、拘留 中にもいろいろ考えた末に、この問題は「駅北側全域での置き自転車完全放逐」問題の一部と考える従来 の役所の考え方を転換して、「対面通行できる道路巾の常時確保問題」、として優先対処すべきだと考えるに至りました。
 そうすると、タクシー乗り場のある駅前道路で対面通行巾が正常に確保されていないことの、命に関わ る危険性と緊急対策の必要性と同時に、これがたかだか数十メートルの区間でのたかだか200台の自転車 対策であり、容易に解決できるはずだ、ということが見えてきました。
                      ・・・・1分05秒、通算15分10秒  残り4分50秒
 これまでのように、「駅周辺全体が自転車の放置禁止区域だから」として全体を漫然と画一的に捉えて、同じ時間日程での指導員配置や同じ説得的方法での撤去しかしなかったりしていては、問題は決して解決せず、そのうちに人身事故が起こってしまうでしょう。
 どだい「全ての自転車はいつでも、短時間でも自転車置き場へ」と強制しようとすること自体、机上の空論だと思います。要は危険や迷惑が著しくならないようつつましくきれいに置いてくれればいいのです。
                     ・・・・0分40秒、通算15分50秒  残り4分10秒
 こう割り切って、私は以下の対策を提言します。大和田駅北側道路について、店や駅への通路になる部分は「レッドゾーン」として自転車置きを絶対禁止にする。置いたら問答無用で即撤去です。
 「対面通行できる道路巾確保」を侵害しない範囲は、臨時的に横置き1台程度巾のみ自転車を置ける「イ エローゾーン」とする。ただし縦置きしたり対面通行巾を侵害していたらこれも問答無用で即撤去。
 この2つに区分けして、土日休日でも夕方夜間でも随時撤去をする体制をとったらどうか。
 対面通行巾の妨害車はデジカメで証拠写真を撮りながらどんどん回収して保管所送りにし保管料金を取る、これを1ヶ月か2ヶ月断行したらテキメンに効果があがるはずです。
 自転車が他の場所に危なくない範囲で拡散するのは良しとすればいいではないですか。
 対策チームを作り、現場調査、聞き取り調査を早急にやって、対策の仮案を作って公開し、市民の意見 も採り入れつつ正式案を練って勇気を持って実行することが必要と思います。
 この考えで園部市政発足1周年のこの夏までには、解決させることを約束してもらいたいですが、どうですか?
 「問題解決能力のある行政」の姿勢と実績を市民で示す、という観点で答えて下さい。

以上で私の第1回目の質問を終わります。
                       ・・・・1分30秒、通算17分20秒  残り2分40秒  

【答弁】村山建設事業部長

「解決能力のある行政」と大和田駅北側の自転車 問題についてであります。
 昭和50年代頃から駅前の交通の妨げになる 放置自転車が社会問題化し、本市でも昭和61年 に門真市自転車等の放置防止に関する条例を 制定し、自転車等の駐車秩序の確立を目指して、 交通対策課を中心に、関係部署と協議・協力を しながら自転車対策を推し進めて来たところで ございます。
 大和田駅前周辺の放置自転車対策と致しまして は、平成14年度に有料自転車駐車場を整備し、 駐車場所の確保をするとともに、平日の午前7時 30分より午後2時30分までの7時間、民間の 指導員を配置し、放置自転車には、警告シールを 貼り、注意を促がすとともに、駐車場に駐車する よう、指導・啓発をいたしております。
  また、 不定期的に週1回から2回放置自転車の撤去活動 を行っておるところであります。
  しかしながら、大和田駅北側の路上には、街頭 指導の時間が過ぎた後、また、土・日や祝日は特 に迷惑駐輪が増えていると状態で、市と致しまし ても頭を痛めているところでございます。
  議員が、指摘されている道路での対面通行の確保につきましては、早期に、関係部署と協議をする中で、 有効的な対策についてどのような方策が講じられるか 考えてまいりますので、よろしく ご理解頂きますようお願い申し上げます。