05年6月議会での議員定数削減問題の議事録前半を紹介 戸田 - 06/3/27(月) 8:06 -

門真市HP:05年6/13本会議記録 (http://www03.gijiroku.com/kadoma/ から                
 「平成17 年第2回定例会,06月13日-02号」をクリック) を以下に紹介する。
 定数削減反対の共産党と削減賛成の4会派側の、主張と姿勢が分かる。
 (次の戸田の反対討論に対しては凄まじい発言禁止攻撃がなされる)
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△請願第1号「門真市議会議員定数削減を求める請願」(05年6/13本会議)

○議長(中井悌治君)
  次に、日程第2、請願第1号「門真市議会議員定数削減を求める請願」を議題といたします。
  請願文書表を朗読させます。〔書記朗読、請願文書表別掲〕    
 〔「議長」と呼ぶ者あり。発言する者あり〕

○議長(中井悌治君) 
 静かにしてください。何ですか。

◆6番(戸田久和君)  
 今の請願の趣旨について、請願者の方からの説明をさせてあげていただきたい。それから、それに対する質疑応答の時間をとっていただきたいということです。

○議長(中井悌治君)  
今の発言に対しては、認めることができませんので、御了承願います。  
お諮りいたします。  
請願第1号は、委員会の付託を省略することに賛成の諸君の起立を求めます。  

 〔起 立 多 数〕

○議長(中井悌治君)
 起立多数であります。
 よって請願第1号は、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 通告により17番福田英彦君を指名いたします。福田英彦君。         

〔17番福田英彦君登壇〕
◆17番(福田英彦君)  
  17番福田英彦です。私は日本共産党を代表し、請願第1号、門真市議会議員定数削減を求める請願に反対の立場からの討論を行います。
 この請願要旨では、議会が取り組むべき行財政改革の第一歩として議員定数の削減を挙げられていますが、なぜ定数削減なのかが明確ではありません。
 これは昨年の合併問題で、本市においても住民投票者の約9割が合併反対に投票したにもかかわらず、議会の多数は合併推進派だったことに対する議員への失望感のあらわれかもしれません。
 本来、議員は、市民からの要望や意見を議会に反映させること、行政を市民の立場からチェックすることが重要な仕事です。この仕事を誠実に遂行することで、議員は多過ぎるなどの市民からの声は少なくなるのではないでしょうか。
 そもそも地方自治法第91条によって、本市の場合、人口10万以上20万人未満の市ということで、議員定数は34人を超えない範囲と定められており、既に上限よりも6名も減となっています。
 また、人口5万人以上10万人未満の市では、30人を超えない範囲となっており、それさえも下回っているのが現状です。法律に基づいて適正な定数であり、決して多いとは言えません。
 一方で、議員定数を削減することの弊害は大です。
 まず、被選挙権が狭められることです。市議会議員になり、政治に参加したいと考えても、当選ラインは高くなり、参加しにくくなります。
 また、市議会議員に願いを託そうとする市民にとっても、多様な意見が議会に反映されにくくなります。
  (「そんなことないよ」と呼ぶ者あり)
 さらに、請願者も懸念されている財政の問題についても、行政をさまざまな角度から市民の税金が正しく使われているかどうかのチェックをすることが求められているわけですから、議会のチェック機能を高めるという点においても、定数削減は逆行すると言わざるを得ません。
  (「そうそう」と呼ぶ者あり)
 今、議会改革で何よりも求められていることは、我が党も提案していますが、だれが発言したのかわからないような議会だよりの改善、政務調査費の領収書の添付、すべての委員会会議録のホームページへの掲載など透明性を確保すること、経費の削減については、議長車の廃止、議員歳費や政務調査費の削減、議員への審議会等の報酬の廃止などであると考えます。
 首都圏の多くの市では、議員定数を維持しながら、報酬は本市より2割程度低いのが現状です。例えば千葉県の我孫子市では、人口12万9530人で定数は28人、本市と同じであります。また、議員歳費は45万円となっています。今の議会の機能を高めていくためにも、この定数削減はすべきでないと考えます。
 以上、議員定数を削減することの弊害、求められる議会改革の内容について述べまして、請願に反対する立場での討論とします。
  (拍手)

○議長(中井悌治君)
 次に、7番田伏幹夫君を指名いたします。田伏幹夫君。  

〔7番田伏幹夫君登壇、拍手〕
◆7番(田伏幹夫君)
 7番の田伏幹夫でございます。私は、門真市議会議員定数削減を求める請願の趣旨に賛成の立場から討論いたします。
 請願は、合併が不調となった本市が財政再建団体に転落することを懸念され、大胆な行財政改革の断行を求められ、議会が率先して定数削減を図ることこそ、議会として取り組むべき行財政改革の第一歩であるとされております。
  (「そのとおり」「ナンセンス」と呼ぶ者あり)
 私ども議会といたしましても、既に各会派などから議会としての改革案を提出し、行財政改革推進特別委員会において定数問題も含め検討を進めており、早期に方向性を見出すことが求められておりますことは、議員の一致した認識であり
 (「どの議員や」と呼ぶ者あり)、
定数に関しては多くの議員が削減の必要性を認識されていることと存じます。
 しかしながら、具体の削減数については、各市の動向、議員報酬との関連など検討すべき項目があり、今この時点で本請願の請願項目である具体の定数について判断することは困難であります。
 このような状況を踏まえ、私は議員定数の削減を求める本請願の趣旨に賛成することを申し上げ、討論といたします。
  (拍手)
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