平成17年門真市議会第3回定例会

春田議員の一般質問への市の答弁原稿

質問者 春田 清子 議員

1 市営住宅の跡地利用について
【答弁】 中村 都市整備部長
 春田議員ご質問のうち市営住宅の跡地利用について御答弁申し上げます。
 老朽化した木造市営住宅を、集約建替事業として実施してまいりました本町市営住宅は、今年2月末に完了し、既存木造市営住宅入居者の移転及び公募の方の入居も完了いたしております。
 また、岸和田市営住宅、桑才市営住宅につきましては、現在木造住宅の撤去工事を施工しております。このことにより、本市の木造市営住宅は全て建替を完了いたしました。
 ご質問の市営住宅用地の活用につきましては、月出市営住宅跡地におきましては、今年度公園整備を行い、又、小路及び本町北市営住宅跡地におきましては、災害に強い住まいとまちづくりの推進を図るべく密集住宅市街地整備事業用地として活用を考えております。
 北島市営住宅跡地におきましては、公共施設の用地として活用を考えておりますが、現在は、隣接する第2中学校の運動場の一部として暫定的な利用をしております。
 次に、岸和田市営住宅跡地につきましては、良好な住環境の確保や公共施設の整備に向け、財政状況をも見極めた上で、地域特性に応じた魅力あるまちづくりを創出していくべく民間活用も検討に加えるなど事業主体及び事業手法を幅広く調査研究し、一定の土地利用計画案を作成して参りたいと考えております。
 桑才市営住宅跡地につきましては、旧府立門真南高校との一部交換用地として検討しているところでありますが、その面積や残地の利活用等、詳細については、現在作業中であります。
 次に、岸和田市営住宅跡地の活用計画が具体化するまでの間、子供の遊び場等で一時借用する要望書が提出された件についてでありますが、要望の主旨も十分踏まえまして、今後考えて参りたいと存じております。
  また、支所やコミュニティセンター等の公共施設の設置については、市域における公共施設の配置バランスや財政状況を勘案する中で、調査研究してまいりたく考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。

2 学校の安全対策について
【答弁】 藤澤 学校教育部長

(1)校内の危機管理の強化について
 校内の危機管理の強化についてであります。
学校は、児童・生徒にとって安心して学ぶことができる安全な場所でなければならないと思っております。
学校の安全対策については、万一の事件・事故に備え、各学校で実態に即した独自の危機管理マニュアルを作成しております。
危機管理マニュアルは、単にそれを作成するだけではなく、マニュアルがより機能的なものとなるよう年1回、組織的な訓練を行い、見直しをしております。
また、各学校で不審者を想定しての訓練を警察の協力を得て実施し、サスマタの使用方法やいす等の身近な道具を使った、不審者に対する回避等を身につける研修も行っております。
教育委員会も、各学校の管理職、担当教員を対象に警察と連携して研修を実施しております。 訓練や研修において、危機情報を伝える器具の不足や建物の構造上迅速な対応ができないこと、また、突発的な事象に対する幅広い対応の不足など、得られた課題をもとに、より機能するものに改善していくことが重要であります。
さらに、教職員の危機状況における対応の仕方について一人ひとりが柔軟に対応する能力を身につけることも重要であると思っております。
教育委員会におきましても、各学校と連携を取りながら、引き続き教職員の意識の向上に向け危機管理等の研修を行いながら、取り組んでまいりたいと存じます。 また、安全対策をより整えるための方策として、議員ご指摘のように、防犯カメラや教室と職員室を結ぶインターホンに非常ベルを備えた装置の設置につきましては、有効な手段と認識しております。
現在校内安全に関していろいろな装置が、開発されております中、ハード面の整備についても研究して参ります。 小学校の警備員配置についてでありますが、警備員は児童の安全確保のため、正門での来校者の出入りの管理を行い、不審者の侵入防止に努めているところであります。
各学校には、ほぼ同じ人が毎日勤務しており、児童は、登下校時に顔見知りとなり、「いつも声をかけてくれてうれしい」と言っております。
また、保護者の方からも校門に警備員がおり、大変安心していると聴いています。
配置後、現在まで、校門及び校舎外巡回等で緊急対応した事例はなく、一定の安全確保はできているものと考えております。
今後は、保護者や地域の関係機関・団体等に協力を求めながら、引き続き児童・生徒の安全確保に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。


(2)通学路の安全確保と不法駐車対策について
【答弁書】 通学路の安全確保と不法駐車対策についてであります。
通学路につきましては、学校とPTA、保護者の方々が協力し合いながら児童にとって最も安全な経路として、決めておられます。
なお、これにつきましては、毎年4月に各学校から教育委員会に通学経路を提出していただきまして、通学途上における児童の安全管理に資することといたしております。
また、地域安全マップづくりにつきましては、子どもが校区を歩く中で、不審者が実際に出没した場所を確認するだけでなく、状況的にどんな場所が不審者が出やすい場所か、子ども達に考えさせながら、安全マップを作成する取り組みで、子ども達にとって、意識的に考えさせることで、状況把握がより的確になり、自ら身を守ることに効果的であると聞いております。
議員ご指摘の地域安全マップの取り組みについては、情報を集める中で研究を進めるとともに、実際に不審者に遭遇したときに、勇気を出して大声を出すとか、知らない大人にはついて行かない等、自分で自分の身を守ることなどの安全指導を徹底させていきたいと存じます。
次に不法駐車対策についてでありますが、通学路途上におけます不法駐車につきましては、これまでも議員ご指摘のとおりの状況があることを認識いたしております。
この対策につきましては、各学校との連携を図りつつ、通学路の点検を含めて子どもの安全確保を優先するため、警察等関係各部署とも連携し、協議を図りながら、改善に向けて、なお一層積極的にその安全対策を講じるよう努めてまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます
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(3)「子ども安全見守り隊」事業の進捗状況について