教育委員会人事提案に戸田が質疑と討論。「理由も言わずに反対」の共産党の不思議!
戸田 - 05/10/17(月) 19:25 -
教育委員の人事提案として市長が議会に出してきた提案は、実際は下浦氏を教育長に 復帰就任させるためにもの。 これについて戸田が質疑を行なった。
そして手放し賛成ではなく問題点を指摘した上での賛成討論も行なった。
なお、「討論」(実際には一方的意見表明)にあたっては、共産党がなぜかこの人事に反対 するということと、「人事については反対の理由を述べないのが慣例だ」というおかしな言い
訳で「反対討論をしないで反対」=「理由も言わずに反対」、ということを事前に知っていた ので、こういう間違った「慣例」従属による説明責任放棄への強烈な批判を盛り込んでやっ
た。
こういう正しい批判を聞かされた共産党の議員達はみな苦い顔で、中には筋違いな文句を垂 れる議員もいた。
面白いことには、緑風クラブの吉水も「そんなことほっとけや!」と戸田にブーイング。
共産党との意外な仲の良さをうかがわせた感じ。
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人事提案に対する戸田の質疑と市長の答弁
【戸田】
下浦氏については、形式的には教育委員としての人事提案ですが、実際的には、議会で承認 されれば、教育委員会での「互選」という形を経て教育長に復帰就任することは、明白であ
り、園部市長が下浦氏を教育長に据え直すために、今回の人事提案を行っている、という認識 に私は立って、3点の質疑を行ないます。
1:市長から下浦氏に、教育委員への再就任を依頼したのか、下浦氏の方から申し出があったのか、それとも第3者からの推薦とか仲介があったのか。
2:下浦氏が東市長体制の下で6月末に辞表を出し、7月冒頭に辞職した後、初めて園部市長 と会って教育委員会復帰就任の話をしたのはいつか?
3:下浦氏が園部市長に対して、教育委員への復帰を承諾したのはいつか?
以上3点について、答えて下さい。
【園部市長答弁】
(概要) 私の方から依頼しました。 経緯については、答えることを差し控えたい。
【戸田再質問】 経緯については別に公表しても差し支えのあるものではないはず。答弁されたい。
(吉水議員:そんなこと聞いてどうするんや!)
【市長再答弁】
(概要) 特に差し支えがあるわけではないが、私だけで言うわけにはいかない。御理解願いたい。
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<戸田の賛成討論原稿>(ほぼこの通りにしゃべった)
下浦氏について、形式的には教育委員としての人事提案ですが、実際的には、議会で承認さ れれば、教育委員会での「互選」という形を経て教育長に復帰就任することは、明白であり、
私はそのような認識に立って、下浦氏の教育委員復帰就任について、賛成の立場から、討論を 行ないます。
しかしながら、「賛成」と言ってもいろいろ幅や範囲があります。私は手放しの賛成とい うわけにはいかない。 なお、もしもこの提案に反対する議員がいるならば、その場合はなぜ反対なのか、反対の理
由を議会でしっかり述べることが、市民に対する説明責任の上から、絶対に必要なことだと、 私は考えます。
理由も述べずに反対、では市民は私たち議員も市民も、さっぱりわけが分かりません。
(共産党の一部や他の議員の一部が文句言い)
さて、先ほどの質疑への回答も不十分であり、復帰就任決断の経過が今ひとつ明かでない し、新聞報道に寄れば、新市長からの慰留があったということですが、それを固辞して、東市
長の下で他の特別職と連れ合うようにして、任期途中で辞職して職務を放棄したことについて は、いかがなものか、と思う所もあります。
また、所信表明への質問や文教常任委員会での質問で指摘したような、問題点が多くレベル が低いとされる、そして現に問題が多発している門真市教委の中に、ある意味ドップリ浸かって、その中で最近まで教育長の座にあった、という点で、教育委員会の改革改善を下浦氏が今
後本当にリードできるのか、という疑問もなしとはしません。
しかしながら、私は一方で、下浦氏が、昨年に、荒れた学年を立て直してまともに授業がで きるようにして欲しい、というある中学校の保護者の要望に対して大変真摯に熱意をもって対
応し、リーダーシップを発揮してがんばってくれ、実際にその中学校の問題がかなり改善され たことについては、高く評価しているものです。
また、様々な問題が発生している中で、教育長の不在を長引かせるのも適切ではないだろう と思います。
以上を総合的に考えて、私は下浦氏が直に教育長に就任するであろうという見通しのもとに、御自身の不十分点の克服も含めて教育委員会の改革改善を始めてもらいたい、との強い要望や期待を込めて、本人事提案に賛成を表明するものです。
「人事提案では反対討論をしない」という慣例がある、という言い方をする人がいるようで すが、とんでもない話であります。
(「もういい、やめろ!」との声が上がる)
もし、そのような慣例があるとすれば、それは門真市議会の悪しき慣例であって、即刻打破 するべきものであります。
(「もうやめろ!」との声強まる)
間違っても議会の改革とか民主化を唱える人々の採るべきやり方ではありません。議会では 正々堂々と議論をしようではありませんか。
(戸田へのブーイング、各所から非常に高まる。痛い所を突かれた?)
以上で、私の賛成討論を終わります。 ご清聴ありがとうございました。
(ブーイング)
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座席に戻る時に、共産党の亀井議員が語気強く「何言ってるんや!」と文句を付けたので、 「何言ったか聞いたらわかるやろ」、「反対するなら理由を言いなさいや!」と言い返しつつ
着席した。
そして起立採決。・・・・共産党議員5人だけが、なぜ反対なのかの理由を全く言わないま まに黙って座ったままだった。
反対するのは自由である。しかし反対する理由を全く明らかにしないというのは、議員とし て恥ずべき・説明責任放棄の・情報隠蔽体質の行為である。
門真共産党のこういうところは、戸田には全く理解できない。
市民のみなさんはいかがだろうか?
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