横領職員事件についての助役からの説明

 私より、この度発覚いたしました本市職員による門 真市自治連合会費の横領事件につきまして、今白までの経緯の概要をご報告申し上げます。

 まず、ことの発端でございますが、平成17年4月 はじめに、門真市自治連合会の平成16年度の決算状 況を点検しておりました際、支出の決算額が平成15 年度に比べ大きな差があったため、疑問に思い、平成 15年度の支出通知書や領収書綴りなどを点検しましたところ、数件の領収書が改ざんされ、決算支出額が多く支出されていることが判明いたしました。
 そこで、平成15年度当時担当しておりました職員 に事情聴取いたしましたところ、「私的に流用し、小遣い銭として使っていた。」と、着服の事実を認めた ものでございます。
 このことから、この職員が担当いたしておりました 平成10年度以降の決算状況と貯金通帳を点検調査したところ、平成11年度より16年度末までに総額にして約740万円余りを横領していたことが判明した ところであります。
 なお、平成17年3月末に500万円余りを返戻い たしておりますが、残額の約240万円については未 だ返戻されておりません。
 当該職員の処分につきましては、人事担当所管で4 回にわたって事情聴取し、「職員分限懲戒審査会」を 開催するとともに、4月21日には門真警察署に告発 したところであります。
 また、本市における行政処分につきましては当該職員を4月27日付けで懲戒免職処分とし、管理監督の立場にありました当時の課長1名、係長2名の3名を 減給処分、部長を戒告処分とし、その他次長など8名 を訓告等の処分としたところでございます。
 一方、市長にありましては市政を統括する者としての立場から、5月分の給料月額の10分の1を減ずる措置を講じるとともに、担当助役であります私(わた くし)につきましてもその立場にかんがみ、5月分の給 料月額の10分の1を自主返納することといたしたものであります。
 今回の事件につきましては、議員各位、自治会の皆様をはじめ市民の信頼を損なう事態を引き起こし、誠 に申し訳なく、ここに深くお詫びを申し上げます。
 今後は、二度とこのような不祥事件を起こさないよ う問題点を検討し、必要な手段を講ずるよう全力を挙げてまいる所存でありますので何とぞご了承賜りますようお願い申し上げましてご報告とさせていただ きます。