【答弁書】 平成17年門真市議会第4回定例会
質問者   山本 純 議員
件名 2喫煙対策について
(1) 公共施設等の対策について

(答弁 藤沢学校教育部長)

山本議員ご質問のうち,喫煙対策の教育委員会に関係する部分についてであります。
まず社会教育施設でございますが,議員からお尋ねがありました平成15年9月時点におきましては,公民館,図書館,歴史資料館の3施設が館内の全面禁煙を実施し,文化会館,体育館,青少年活動センターの3施設は,喫煙場所を指定する分煙でありました。
その後,文化会館,体育館,青少年活動センターの3施設の分煙を見直しし,館内を全面禁煙に改め,現在は,社会教育施設のすべてが館内の全面禁煙を実施いたしております。
今後も引き続き健康増進法の趣旨に沿った受動喫煙防止の推進に努めて参ります。 続きまして,各学校園における受動喫煙防止対策についてでございます。教育委員会では,健康増進法に基づき,各学校における受動喫煙防止対策を指導してまいりました。
その結果,現在,幼稚園・小・中学校27校園すべてで分煙化がはかられており,そのうち幼稚園の3園は敷地内全面禁煙を実施しております。
また,すべての学校園で職員室が禁煙となり,児童生徒がタバコの煙にふれる機会は少なくなっております。 児童生徒の家庭での受動喫煙につきましても,体育祭等保護者参加行事において分煙を実施したり,学校から各種通信を発行するなど保護者の啓発に努めているところです。
今後におきましては,児童生徒の喫煙防止教育の推進とともに教職員の喫煙率の低下をめざし,保健所等関係機関との連携による研修を強めながら,学校環境の受動喫煙防止対策をさらに進める所存でございます。

件名  3 自主防犯活動について
(3)通学路の安全について

(答弁 藤沢学校教育部長)

通学路の安全についてであります。
今、多くの小学校では、市PTA協議会あるいは各学校のPTA生活指導委員会で痴漢・不審者出没の場所や交通事故等の多発地域の校区の危険箇所を印した地図を作成しております。
その地図をもとに、登校班ごとの地区児童会の場で、通学路にある危険箇所や地域にある「こども110番の家」を地図上で確認したり、集団下校時に教員が付き添って、その場を実際に確認するなどの取組を行っております。
より効果的な取組として、子どもが校区を歩く中でどのような場所に不審者が出やすいのか、例えば人目につきにくく、しかも簡単に隠れることができる場所などを子ども達に考えさせながら、安全マップを作成する取組があります。子どもたちにとって、意識的に考えさせることで、状況把握がより的確になり、自ら身を守ることに大変効果的であるときいております。このような取組を総合的な学習の時間等を使って高学年で取り組んでいる学校もございます。
今後、これらの学校の地域安全マップづくりの取組を紹介しながら、市内各学校に広げて参りたいと存じます。
次にキッズサポーターについてでありますが、本年2月の小学校での教職員殺傷事件を機に、登下校時の通学路における子どもの安全を確保することを目的に、地域住民・団体等の参加による「子どもの安全見まもり隊」が結成され、各校区で活動いただいておるところでございます。
学校とキッズサポーターとが互いの情報を提供、交換する等連携を密にし、情報の共有を図ることが重要であり、このことにより、危険な通学路を重点的に見回ったり、危険な場所に立哨するなど、より効果的な活動ができるものと考えております。
キッズサポーターは、現在、947名の方に登録いただいておりますが、校区にバラつきがあり、人員的にも少ない学校も見られるところから、行政と学校がより一層連携し、地域の皆様にこの事業の趣旨を理解していただけるよう、広報紙やホームページを活用することによって、より広範囲に市民ボランティアを募るとともに、参加人員の少ない校区については直接地域の皆様に呼びかけをするなど、多くの市民ボランティアに参加いただけるよう努力して参りたいと存じております。
更には、キッズサポーターの活動をより効果的に行うため、警察官OBにより結成されました「子どもの安全見まもり隊サポーター」の派遣をいただき、現地での実践指導や研修会を実施するなど支援して参りたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。

その他は順次UP予定