【答弁書】 平成17年門真市議会第4回定例会
質問者   福田 英彦 議員 通告順位   

件名 1 学校適正配置について
(1)浜町小学校と中央小学校の統合について
(2)第一中学校と第六中学校の統合について
(3)少人数学級を展望した計画策定について

(答弁 藤沢学校教育部長)

 浜町小学校と中央小学校の統合についてであります。
 砂子小学校への統合に際しましては、教育委員会の統合推進計画を学校・保護者・地域にご説明をし、ご理解を求める中で、進めて参りました。
その過程では、計画を綿密に行い、通学路の確保、学校行事の在り方等、それぞれに培われてきた学校に対する思いを尊重し、地域・保護者のご協力が得られる学校に一体化させること、また、両校の教職員も相互の連携を密にし、協議を重ねる中で、新しい学校づくりに主体的に参画することなどを充分踏まえる必要があること等が得られたところでございます。教育委員会といたしましては、学校・地域・保護者と情報を共有し、歩調を合わせながら、学校統合を進めて参りたいと考えております。
 学校統合に向けた組織体制につきましては、教育委員会内部に学校統合班を立ち上げ学校教育部、社会教育部と連携しながら組織化を図り、必要に応じ関係部局との調整、地域・保護者に対する説明、会議への出席、資料提供などを行いつつ、教育委員会全体で、一致して推進して参りたいと考えております。
 学校統合の取りまとめとして、統合担当職員の配置やスタッフの充実につきましては、できうる限り、努力して参りたいと考えております。
 統合後の学校像につきましては、学校は、児童・生徒の教育の場であるとともに地域活動の拠点であるという観点から、学校のもっている情報、また、地域や保護者の情報を共有できる場としての学校づくりに努めてまいったところであります。校区体育祭はもとより中学校校区の地域教育協議会の充実、学校行事への地域各種団体の参加、地域開催催し物への児童・生徒の参加など実を結びつつある状況であると考えております。学校施設の活用につきましては、地域のご意見も伺う中で、余裕教室等の状況も勘案し、地域コミュニティーの醸成に努めて参りたいと考えております。

 つづきまして、第一中学校と第六中学校の統合についてであります。
 第一中学校と第六中学校の統合につきましては、審議会答申にもありますように第六中学校または小学校統合後の用地を使用するとしております。小規模校では生徒数や教職員数が少なく、生徒の人間関係の固定化や、学校行事・クラブ活動に制限が加わるなど、適正規模校で可能な多様な人間関係の形成、お互いの切磋琢磨による学習効果の向上、多様な教育の推進などが難しく、教育委員会といたしましては、学校統合は必要と認識いたしております。
いずれにいたしましても、この統合には、校地面積の問題や多様化する教育のための普通教室の確保、一方では多額の財源の問題もございます。統合によって生じる様々な課題の解決に向け議論を重ね、関係部局と協議する中で総合的に検討して参りたいと考えております。

 つづきまして、少人数学級を展望した計画策定についてであります。
 教育委員会といたしましても、学級編制基準を現行の40人から引き下げることにつきましては、これまでも、国及び府に対して強く要望してきたところであります。府教育委員会におきましては、小学校1年及び2年の学級編制につきまして、35人学級を計画的に導入しており、平成18年度については、1年が35人、2年は38人学級の編制となる予定でございます。
 また、適正な学校規模につきましては、適正配置審議会において答申いただいておりますように、12学級から24学級が適正であると考えており、今後もこの答申に基づき、統合を推進する必要性があると考えております。
学級編制基準については、国、府の動向を十分見定める必要があるものの、当面、答申をいただいております中央小学校・浜町小学校及び、第一中学校・第六中学校につきましては、計画的に進めて参りたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。