戦略的には自信持って、戦術的には危機感を持って、「住民投票で合併阻止」を!

 公明党ら合併推進4会派の数の力で、住民投票を不成立にしかねない危険な改悪をされ
ての条例成立となったが、2年前の合併話急浮上の時には、全く住民の頭越しで議会多数
決だけで合併しようと動いていたことを考えれば、とにもかくにも「住民投票は実施しな
ければならない」ところまで持ってきたというのは、合併反対・住民投票実施を掲げた市
議選・守口市長選・両市での直接請求運動などで示された市民パワーの成果であると思う。
 合併推進派の当初の思惑を乗り越えて「住民投票は否定できない」状況を作ってきたの
だから。
 特に議会内での論議が活発な守口市と違って、「何でも連れション4会派」の異様な結
託・非常識政治が行なわれている門真市議会の場合は、「合併推進の最後の切り札」として、
「ムチャと言われようが何と言われようが住民投票条例案自体の否決をしてしまうことも
あり得る」、という状況だったことを考えれば、とにもかくにも住民投票条例を制定させ
たことは、2年前からの状況を考えれば、戸田としては「とうとうここまで持って来れた
か」との感慨もなしとはしません。
 これが「状況変化」の核心であり、市民パワーの成果として、大いに誇りと自信を持っ
て認識すべきところです。
 「改悪」は、戦略的には合併推進派の最後の悪あがきとして見下しておくべきであって、
こちらが「敗北感」を持つ必要は全くありません。
 しかし同時に、特に「50%条項」については、戦術的には大いに危機感を持たなければ
なりません。
 それというのも、市議選の投票率さえ前回44%台、市長選では20年間続いて50%未満
という門真市において、合併推進派4会派議員は市議選得票で見ると(支持者の中には合
併反対者もいるが)合計3万5千票もあるので、「市議選を大きく上回る投票関心を作り出
して」、その上で「市議選での棄権者約6万人の中から2万3万と投票に出向くように」
しなければ、合併推進のための卑劣な「住民投票無関心・水面下でのボイコット=不成立
=議会での合併決定」作戦が簡単に成功してしまうのですから!
 合併阻止の唯一の手段=住民投票での合併反対確定のためには、短期間(9月下旬投票実施、いや
中旬という話すらある!)で猛烈な宣伝啓発活動が求められます。
 全力を尽くして門真市を守りましょう!

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