2004年6月議会 一般質問通告書 戸田ひさよし  2004年6月15日

 
件     名

要        旨

(これはあくまで概要であって本会議での質問そのものではない)

1;投票率向上と行政の
  責務について
         

・2001年の市長選挙に際して、市が投じた人員は何人か、投じた経費
 はいくらだったか?

・この市長選挙で、投票率向上のために市は具体的にはどのようなこ
 とをしたか? 何人の人員やいくらの経費を投じたか? またそのよ
 うな投票率向上のための活動は、どういう法律・条例や考え方に基
 づくものか?

・行政が人員と経費を投じて執り行なう選挙などについては、投票率
 の向上を図ることは行政の責務ではないか?                                                                                          

2;瓦解した情報公開審
  査会と後任の人選に
  ついて

・昨年12月議会で、その職務実態があまりにも不誠実だから全員解
 任すべきだと、戸田が主張した門真市の情報公開審査会は、5人の
 委員のうち金谷会長や松尾副会長ら4人が今年の4月にあいついで
 辞表を出して辞めていった。これは1面、戸田の要求実現したことで
 もあり、大変喜ばしいことである。

・ただ、辞めた実態は、戸田からの02年11月の不服申立てを1年半も
 放置した状態のまま、門真市完敗の4/22判決近くにトンズラするよ
 うに勝手に辞職したのであって、最後まで不誠実なことであった。

・後任の委員4人が既に決まっているが、それらの人の氏名経歴・実
 績と採用理由を過去・現在の他市での情報公開審査会委員経験の
 具体も含めて答えよ。

・4人のうち、森省三氏(関西外語大教授)は守口市の「ゴミの多量排
 出事業所名」不開示への不服申立をはねつけた「守口市情報公開
 審査会」の3人の委員のうちの1人であり、裁判でその答申の非を
 指摘され敗訴した側の人物だが、こういう人で大丈夫か? それと
 もこういう人だから採用したのか?

3;市長に2回も賠償命
  令判決が出された情
  報隠し行政について

・4/22地裁判決は、市の情報隠しの主張がほぼ完全にはねつけられ
 た、門真市の完敗判決だった。戸田が予告していた通り、昨年の
 7/14地裁判決に続いて2年連続で、情報隠し行政で賠償命令判決
 を受けた重みを、東市長はどう受け止めているのか。今年秋に出さ
 れる高裁判決で1審判決よりさらに厳しい判決が出るだろう。そうな
 ったら市長は己の不明を恥じて辞職すべきではないか。

・4/22判決の対象になった社会福祉協議会の役員氏名住所につい
 て、市は不当控訴して「不開示」を主張する一方で、私が改めて開
 示請求したら今度は開示した。開示した根拠規定は何か? 明確
 に述べよ。

・2002年の逆転不開示決定について、中本前企画部長の4/20裁判
 証言によれば、門真市では市長と教育委員会にまたがる30近くも
 の団体について、正規の開示決定が通知された後になって、どこか
 らも苦情もないのに、同部長ひとりが、「これは問題だ」と思い立ち、
 戸田のビラについての事実調査も当該団体の意見聴取もせず、条
 例の手引書も読まず、担当課長を呼びつけて2人だけで15分程度
 の会議を2回しただけで、助役や弁護士にも相談も報告もせず、条
 文規定に全くない異例の逆転不開示を決めて、各部署に実行させ
 たことになっている。これが事実だとしたら、大変なことではないか。
 このような企画部長の独断専行が組織として許されることなのか、
 門真市では常態化しているのか、市長の見解を述べよ。

4;新橋町門真プラザ内
  へのパチスロ出店問
  題について

・新橋町市営住宅がある門真プラザの中の空き店舗部分に、パチス
 ロ店の出店の動きがあって、周辺自治会や通学路にあたる門真小
 の保護者などが反対しているようだが、事実経過と現状および見
 込は?

・この場所へのパチスロ出店は風営法など法的問題があるのではな
 いか? 市の立場と権利関係や行政としての見解はどうか。住民
 や出店希望者への市からの説明は具体的にはどうしているのか?

5;市が役員等を出して
  いる団体への府の
  監査について

・今年になって、市が役員・補助金を出している団体で、府から監査
 が入ったのはどの団体か?

・その監査について、監査のあった日にちと内容、監査への対応内
 容、改善約束の日にちと内容、文書提出の有無、その後の改善の
 実態などを述べよ。また、市はこのことをどう受け止めているのか?

6:税金浪費の住基ネッ
  トについて

・2003年度の住基カードの発行枚数はいくらか?

・2004年度予算も含めて、住基ネットシステム構築と運営に関して門
 真市がこれまでに投じた支出は年度ごとにいくらか? 当初の支予
 測より多くなってしまった部分はどこか?

・仮に総務省の方針通りにシステム拡大などが進んだ場合、この先5
 年間の支出見込はいくらか?

・住基ネットの費用対効果は、門真市の現実からすると非常に悪くない
 か? もし妥当だとすると根拠は?

・堺市で管理委託業者による違法な孫請けや「無権限者」の侵入、契
 約書の偽造等が行なわれていたことが発覚して大問題になったが、
 その元請けの富士通は「府下10自治体でも実態は同じ、他社もやっ
 ている」と証言している。門真市では大丈夫か? 再々委託(孫請け)
 は禁止しているか?

7;幹部職員の接遇基本
  がなっていないことに
  ついて

・幹部職員が市民に対して間違った説明をして、あとでその間違いに
 気づいたら、すぐに相手側に連絡して、間違った説明をしたこと謝罪
 し、正しい情報を伝達するのが常識だし接遇の基本ではないのか?
  門真市は幹部職員が間違った説明をしても謝罪も訂正も、気づい
 てすぐにはしなくても良い、というのが方針なのか? こんなことで
 一般職員に示しがつくのか? 市民の信頼を得られるのか?

・「間違いに気づいても1ヶ月近くも市民に謝罪連絡も訂正もしない」と
 いう幹部職員の行為が発覚した場  合、市はどうするのか? 再発
 を防ぐためにどうするのか? 重大事案の場合は処分も必要ではな
 いか?

8;必要度が高いのに保
  育所に入れない子ど
  もについて

・保育園入所を必ず保障すべき「法的な待機児童」であるにも拘わら
 ず、最近、入所できない児童がいたが、市は、その児童の法的な
 入所権利を侵害したことをその保護者に何ら説明していない。市は
 自らの法的不手際の責任をきちんと説明すべきではないか。4/1、
 5/1、6/1段階での「法的待機児童」状況は?

・入所し込みの児童を仮に5ランクの分けて5段階めが「法的な待機
 児童」だとすると、4段階めにある児童は現在何人くらいいるのか?
  4/1段階では何人いたのか? このようなランク分けすることで、
 保育園への市民ニーズの強度別の分布がより詳しく把握できるの
 ではないか?