2003年9月議会 一般質問通告書 戸田ひさよし  2003年9月19日

 
件     名
要        旨
1;北巣本の里道上の不法占拠物撤去について

・北巣本町の府管理里道上に工事用資材が不法に置かれている所があり、しかも隣家の塀に横付けされ、放火やここを足場に泥棒に入られる危険性に隣家の人は怯えてきた。

・今年7月に市と枚方土木が現場を見て隣家に話を聞いて対応に乗り出したが、2ヶ月たった9/16段階でも不法行為者に文書すら出さずに、行為者からの電話1回、家人との面談1回のみで、状況は何ら改善されていない。まったくのんきな対応である。

・市は枚方土木にそれなりの働きかけをしているようだが、「市の管轄ではないが市民にとっては切実な問題」の典型例として、不法占拠を許さない毅然たる姿勢と被害市民の救済に責任を持つ立場で、「いかに枚方土木を動かして早期解決を図るのか」にさらに工夫努力をすべきではないか。この事件解決の目途はどうか。

2;柳町の「左右傾斜度11%」の危険な歩道について

・「進行方向に対して左右の傾斜角度が11%」という異様な歩道が柳町の「森田マンション」前で作られつつある(9/18段階)が、これは「車道との段差なし」という設計とも相まって、補助輪付き自転車・車イス・ベビーカーにとって車道に滑り落ちるか、歩道を通行できずに車道を通行するか、となってしまい危険極まりない。

・これは、「補助輪付き自転車や車イスなどの利用者の身になったバリアフリー」への認識や安全性確保の基本姿勢が弱くて、「インターロッキング舗装」や車両の出入り等の技術的問題に目を取られているためではないか。経過説明を求める。

・早急な施行手直しを求めるが、このまま完成させた場合でも、通行実験をしてみて危険性が確認されたらすぐに改修すべきではないか。事故の危険性には替えられない。等。

3;古川橋駅前に深夜利用可能なトイレを作らないことについて

・古川橋駅前には深夜から早朝にかけて使える公衆トイレがなく、心ならずも立ち小便せざるを得ない場合があって、特に客待ちのタクシー運転手の人達が苦労してきた。

・深夜早朝も駅前にタクシーがいることは、飲み屋等の店舗を通じた地域経済活性効果はもちろんのこと、犯罪の抑止と通行人の安全安心も含めてその公益効果は大きい。
 加えて乗り場に集まる「常連運転手」達は、自費で用具をそろえて周辺の清掃も自発的にするなど、普通の人は気付かない地域貢献も行なってきた。

・中でも駅南側の運転手達は2年前からグループを作って「深夜も使えるトイレ」実現のために市民署名を集め、「トイレ管理の協力」まで申し入れて様々なアイデァを出しながら市と懇談を持ってきたのに、市は今年7月に「予算・場所問題で駅前トイレは作れない」との結論を出して突き放してしまった。これは余りに冷たく智恵のない話だ。

・「門真の表玄関整備」の重みをどう考えているのか。多くの市民の声援もあり地域貢献もしているタクシーにいつまでも苦労をかけて良しとするのか、市の見解を問う。  

4;放置車両処理場例を作るべきことについて

・今年9月から東大阪市では「自動車等放置防止条例」を施行して放置車両撤去の迅速化を図っている。この条例は最高20万円の罰金を定めて車両の放置やそれへの協力を禁じ、市長には撤去命令や費用請求を含めて様々な権限を与えているが、門真市でも東大阪市に出向いて積極的にこれを研究し、放置車両の一掃を図るべきではないか。市の見解を問う。いつまでも条例なしでいくことに何かメリットがあるのか?

5;市から市民への仕事分配の効用について

・市が雇用しているアルバイト・嘱託の職種と人数、その内の退職職員の割合とその採用理由は? 市関連業務を積極的に門真市民に開放することは、雇用拡大と市民の参画意識向上

・市への新風という大きな効果がある。市はこれを基本に据える必要あり。

・採用基準の新設、門真市民への順次入れ替え、採用者研修を進めるべきと思うがどうか。

6:住基ネットについて

・9/25までの住基カード発行と利用の状況は? 厳重注意点や盗難紛失時の危険性、他市転居時の別途有料発行などをキチンと説明してるか。役所の「IC読取機」を使わない限り偽造してもバレにくいという逆説的現実に対する対応は?

・市町村間で情報漏洩が発生した場合、賠償等の責任は市町村にあるという国の見解等々

7;個人情報の正しい保護のあり方について

・個人情報の漏洩に対する行政責任や対処方法等々、常識的基本的なことを問う。

◆市の犯罪的な不誠実対応につき、この件で資料提供は求めるが「質問聞き取り」は拒否