■(5中卒業式問題発言の) 市長から出された阪口教育委員の任用継続についての人事提案について、戸田が行なった反対討論原稿を紹介します。(ほぼこのとおりにしゃべりました。) 6番、無所属の戸田です。 教育委員というのは、月額報酬13万3000円の非常勤ながら、門真市の教育全般に渡って責任を持つ重責があるわけで、その重責に見合う見識と子ども達への深い理解と思いやり、そして組織人としての責任感が必要であると思います。 少なくとも生徒には立つ、立たない、歌う、歌わないの自由があるわけで、教育委員会が起立斉唱を学校に指導していたとしても、その上での生徒の判断、行動というのは、まさに、「人事を尽くして天命を待つ」の言葉のように、指導の結果として厳粛に受けとめるべきことだと思うわけですが、阪口委員にはその厳粛さと自制心が欠けていたと思わざるを得ません。 また、阪口委員が発言冒頭と結びに「門真市教育委員会を代表して」と述べながら、その実態は教育委員会事務局が用意した原稿を全く読むこともなく、自由気ままな発言のみに終始して、その内容が市議会で問題になると、「原稿以外の発言は教育委員会事務局には責任のない、発言当事者の責任である」、という教育委員会事務局議会答弁に甘んじて、自らの発言責任を公的には全く説明せず、委員長以下5名で構成される教育委員会としてもこういった発言のあり方について見解を出さない、という状況であります。 たとえば、この門真市議会では議会規則で、「ネクタイ着用が義務付けられて」いますが、現実対応はどうでしょうか? 私はこのように、その規則が不当であると思うので、あえて違反を承知でネクタイ不着用で、こうして議会で発言していますが、今は、誰もこれを議会で一々非難する人はいなくなりました。 君が代問題はこういう観点からも落ち着いた対応が求められますが、阪口氏にはこういった観点が欠けていると言わざるを得ません。 以上のことからして、私は阪口文夫氏が教育委員を重ねることには賛成できませんので、別途後任の方を選定されることを市長に求めるものです。
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