2003年6月議会 一般質問通告書 戸田ひさよし  2003年6月17日

 
件     名
要        旨
1;市長らへの高額な退職金プレゼント制度について  

・これは市長本人の見解を求めるものだから、本人の答弁を求める。

・現行の市長ら特別職への退職金制度について、市は「門真市民の市民の理解と納得が得られているものと思う」と02年3月議会で答弁したが、4月の市議選において、戸田がこの制度の批判を重点的に訴えたところ、ほとんどの市民がこの制度の存在自体に驚き、廃止すべき、という反応だった。

・それが戸田の「歴代最高得票率」の3106票ぶっちぎりトップに結びついたのであり、民意は「市長・助役の、4年で2070万円、1480万円・・」という退職金に「理解や納得」していないのは明かではないか。市長はどう思うのか?

・なくなったら困るとか存続が必要とかの理由があるのか?それは何か?

2;反対・慎重意見が無視できない合併問題について

・これも市長本人の答弁を求める。(財政見通し問題は別にしても)

・4月市議選では、今進められている門真守口合併の動きに明確に反対訴えた戸田と共産党の6議員に対して有効投票の実に22.02%(10385票)が投票した。
 また、選挙公報で合併問題に全く触れずに当選した議員が9人・13095票もあり、「市民に情報公開」「住民意識を重視」などの条件を提示した議員が2人・3565票だった。(積極・早期推進表明議員は11人・19220票) 

・これを見ても、合併推進が民意であるかのように進めることは許されず、住民投票に問うべきであり、法定合併協議会でそのように提言すべきではないか?

・合併した場合、特例債を422.5億円、その返済を元利均等払い・利率2.0%・20年返済としたら(他の諸条件設定は別途詳細を通告)、合併12年後から新市の歳出に毎年マイナス影響が出て、16年後から28年後までは毎年10数億円の赤字、29年後以降は毎年20億円を超える赤字になるのではないか?

3;カード発行の「第二次稼働」で危険性を増す住基ネットについて

・「世界最悪の国民総背番号制度」住基ネットが8月25日から「第2次(本格)稼働」されることになる。

・希望者に発行する「住基カード」の費用の見込みや算定等の資料を踏まえて種々質問する。

・どういう場合に住基カードへの入力情報拡大をするのか、その手続はどうするのか、「住基番号不正読みとり可能」の実例が出たらどう対処するのか、等々。

・門真市のセキュリティがしっかりしていても、どこかの自治体で不十分であるとか情報犯罪にあったら個人情報の流出が起こるのが住基ネットの宿命ではないか。いくつもの自治体でインターネットに接続していたことが判明したが、既に情報流出がされた可能性はないと言えるのか?

4;1年近くも結論を出さない「情報公開審査会」の弊害について

・情報公開制度発足以来の答申までに要した期間の一覧、答申を出さなかった事例など、不服審査への答申の出し方についての実態を踏まえて種々質問する。

・また、市が審査会への「諮問」まで1ヶ月もかけるのは短縮すべきではないか。

・「長期化」の弊害と改善の方策をどう考えているのか?

5;職員が服務規程に違反した場合の処罰について

・公務員が市民や議員に対してウソをつくのは、地公法30条(服務の根本基準)33条(信用失墜行為の禁止)や、門真市職員であれば宣誓や服務規程第2条(成誠公正な職務執行)に反するのではないか?反しないとすればどんな場合か?

・「上司の指揮や命令」があればウソをついてもいいのか?

・裁判で職員が「偽計業務妨害」をしたと認定された場合はどうか?

6:産廃ゴミの山周辺不法投棄へのタルんだ対応について

・ライフそばのゴミの山の撤去の見通しと今年になってからの動きは?

・昨年夏以来、周辺がずっときれいに保たれてきたのに新年度になって不法投棄が増大し車両放置まで増えたのは、担当部局が詳しい記録も付けず、正面部分以外は写真も撮らないなど、問題意識が薄れてタルんでいたせいではないか?

・6月に当方の指摘を受けて一定片づけは進んだが、認識や実務体制はどのように改善されたのか?

・ライフそばの産廃ゴミの山については、

・公文書を渡すと言いながら、これを引き延ばした挙げ句に文書廃棄を告げるなどのウソは「公正誠実」に反するのではないか?

・7/14判決で「偽計業務妨害」が認定された場合、嘘を付いた中本企画部長・辻情報政策課長(当時)の「服務規程違反」それを指揮監督した助役・市長の処罰はどうなるのか?