6/25本会議; 戸田縦横に弁論。12人一般質問、新人も凛として。傍聴20人弱 6/25本会議は10時から開始され、5:16に終わった。途中で、別途述べるように紛糾し中断したが、当初予定を少し超える程度の時間で終了した。傍聴人は全部で20人近くで、門真市議会としてはまあまあというところだが、もっと増えて欲しいもの。 提出議案については 戸田は住基カード発行に関わる点で「手数料条例の一部改正」と「一般会計補正予算」についてかなり詳しく反対理由を述べた。また、補正予算で法定合併協議会の委員報酬が議員にも出されている点でも反対を述べた。(この際に間違って「市長・助役にも出されている」と述べてしまったので、この点の間違いを昼休みに指摘され、間違い部分の発言削除を議長に申し入れることになった) 「国民健康保険条例の一部改正」については、収納率が8割を切るにまで至るほどの困難状況が続く中でさらに市民や職員にムチを当てても事態の改善は見込めないので非常事態からの脱却として一般会計からの繰入れで一息つけさせるべきで、「条例改正」で「加入者の負担を上げる」ことをベースにしてどの層からどの程度上げるかの選択を議会に求めるのは不毛な選択であって、考えの土台が誤っている、と詳しく述べて反対。 消防団に係わる「公務災害補償条例」と「退職報償金の支給に関する条例」については、非常勤公務員幹部の氏名を隠して消防団を「秘密団体」のように扱う市の暴挙をこういう条例提出の場で咎めることこそ議会の役割ではないか、そうでないとこういう暴挙を議会が既成事実として容認することになる、と弁論して反対した。 なお「市税条例改正」には反対だが討論は省略しておいた。 共産党は住基ネットが個人情報保護が不十分であることから、それに係わる「手数料条例の一部改正」や「一般会計補正予算」に反対、金持ち優遇政策として「市税条例の一部改正」に反対、国の責任逃れ政策の下で市民に過重な負担を増やすものとし て「国民健康保険条例の一部改正」に反対、を述べた。 なお、住基ネットに関連してわざわざ「我が党は情報化社会の光と陰を科学的に認識し・・・良い部分が進むことを願う」ウンヌンを述べたのは、「コンピューターネット化何でも反対じゃないですよ」というアピールなのだろうか。 議案について、「市税条例改正」、「手数料条例」、「一般会計補正予算」「国民健康保険条例」に関しては戸田と共産党が反対、消防団に係わる2条例については戸田のみ反対で、いずれも賛成多数で可決された。 続いての公明党・早川議員を皮切りに12人が一般質問に立った。 新人初当選の共産党・井上まり子議員、公明党・春田清子議員はそれぞれに良く通る凛とした声でしっかりとした質問をし、復活した共産党・吉松議員も第2京阪道路問題や上馬伏の廃棄物処理施設の進出問題などについてバシバシと質問して意気込みを示した。 一般質問が全て終了したのが5時で、その後、「税源移譲を基本とする三位一体改革の早期実現を求める要望」、「北朝鮮による拉致問題の早期解決を求める意見書」、「外国人学校への大学入学資格付与早期実現を求める意見書」の3本の議員提出議案に移る。 これらは戸田も含めた全議員が賛成なのだが、戸田はあえて賛成討論に立って、「拉致問題意見書」については、国連人権委員会で日本提案に反対や棄権した国々に「ODA(政府開発援助)などの経済支援の見直し」の部分は賛同しかねる、としてここまで言及するのは行き過ぎであって、日本自体が粛々と人権大国としての歩みを実践することで説得力を持つようにすべき(日本はいくつもの人権に係わる条約を批准していないし、独裁国家への援助大国としての経歴を持つ)だと意見を述べた。
かくして5;14分に全ての審議が終了。市長挨拶を経て5;16に6月議会は閉会した。 |