6/20総務水道常任委報告;

傍聴者多し。緑風議員含め全員質問。11;15まで

 総務水道常任委員会のメンバーは、(敬称略)
委員長  ;宮本一孝(志政会)
副委員長;福田英彦(共産党)
  委員 ;秋田治夫・今田哲哉(緑風クラブ)、村田文雄・平岡久美子(公明党)
       田伏幹夫(市民リベラル)
  http://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/6/2003iinkai.htm
   (↑戸田HPの「これが門真の議員さん」コーナー内から)

   今回の総務水道常任委の特色としては、

◎市民の傍聴が今までで一番多かったこと。開会当初で7人が傍聴(その後9人にな
 ったという話も)。その中には地元の建設業界関係者もいたが、おそらく地元業者採
 用に関する質問・答弁を聞きに来たのだろうと思う。大変結構なことであって、誰
 であれ自分たちに関係のあることが議会で取り上げられる場合にはぜひ傍聴に来て
 議員がどういう質問をするか、市がどういう答弁をするか、聞きに来て欲しい。

◎従来の「質問しない緑風クラブ」のカラーを破って、緑風クラブの秋田議員が議案
 への質疑、今田議員が議案質疑と所管事項質問をするという、「かつてない光景」が
 展開された。新期「緑風クラブ」の「やる気」が感じられるいい光景だった。

◎市民リベラルの田伏議員が議案の下水道工事について、落札率が96.75%と高いこ
 とを批判して「落札率を低くする」よう要望したが、戸田の記憶では4会派議員が
 こういう批判と要望をしたのは初めてだったように思う。共産党や戸田以外の議員
 からもこういう指摘がなされるのは大変良いことだ。

◎委員の全員が質疑や質問をした。

◎偶然ながら、所管事項質問で、人材の継続・育成、市民サービスの維持のために職
 員の定期的採用をすべし、という部分で共産党と保守の緑風クラブが同じような主
 張を述べたた。これも結構なことだ。

9:58開会し、市長あいさつ、人事紹介のあと議案の説明に移る。
 (議案の紹介は戸田HP「6月議会特集」の中の
  http://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/5/2003-6/gian.htm にて。
  こんな紹介をしているのは戸田HPだけ!本来は市議会HPでチャッチャとすべ
  きものです。)

   「公共下水道三ツ島千石幹線築造工事・請負契約の締結について」の議案では公明党の村田議員がメタンガス対策などで質疑と要望。緑風クラブの秋田議員が地元業者に受注機会を与えるための共同受注などについて質疑と要望。市民リベラルの田伏議員が落札率を低めるよう質疑と要望をして、全員異議なしで可決。

 「水島小学校校舎大規模改造2期工事請負契約の締結について」の議案では、田伏議員が学校現場との意見のすりあわせやシックハウス対策について質疑、市からそれらはしっかりやっているとの答弁があった。また、今田議員から門真市内に支店・営業所を出している建設業者の内容の調査や水道局の工事入札のこと、松下電器の税金のことなどの質疑や要望があり、全員異議なしで可決。

 「門真市税条例の一部改正について」の議案では共産党の福田議員から「金持ち優遇減税」であるいう趣旨からの質疑と反対討論がなされ
(詳しくは共産党HP http://www.jcp-kadoma.net/ 参照)、共産党以外の賛成多数で可決。

 非常に残念だったのは、消防団員の「公務災害補償条例の一部改正」と「退職報償金の支給に関する条例の一部改正」についての2本の議案について、非常勤の特別地方公務員である消防団の役員(幹部)氏名を秘密にしたままカネを支給するという、とんでもない暗黒行政問題について、これを一問一答形式で追及できる格好の場であるにも拘わらず、共産党を含むどの議員もこれを追及せず、「質疑無し・全員賛成」でこの2本を可決させたことだ。実に議会として不甲斐なく情けないことだ。

 「一般会計の補正予算」についての議案では、公明党の平岡議員が法定合併協議会の予算や市民周知について質疑と要望をして、全員異議なしで可決。

10;46

 市側からの「所管事項報告」として、市の水道管撤去を求めての損害賠償請求の裁判が起こされたことの報告がされ、質疑は無し。

 「所管事項質問」には3人の議員が立ち、
 緑風クラブの今田議員が「職員の新規採用について」質問。市民からの要望を受けての質問だろうが、人材育成と市民サービス維持の面から定期的な職員採用をするよう、 要望。
 市民リベラルの田伏議員からは、選挙の投票率アップの一助として府議選と市議選の選挙ポスター掲示を同時にしたらどうかという質問がされた。
 共産党の福田議員からは、職員の事務量調査と新規採用計画のこと、専門職、技術職の配置状況のこと、入札契約制度の一元化について、が質問された。

 現在、「施設の管理に関わるもの」はそれぞれの担当課で入札や随意契約でやっているが、この部分で高値や一部業者偏重があるのではないか、これの見直しによって支出の節約がかなりできるのではないか、という趣旨を持った大事な指摘だった。

 また、現在市がやっている「職員の事務量調査」においては、今一番職員を悩ましている合併業務に関して調査から除外している、というとんでもない実態が浮き彫りになった。いったいこれでまともな「事務量調査」と言えるのか、ということである。
 「技術職で採用していながら事務職に回されている職員」の存在についての質問もあった。

11;14に全ての審議を終了。市長挨拶のあと11;15に閉会。