■「金融アセスメント法」の制定を求める意見書(緑風クラブ)
  に対する賛成討論


  緑風クラブから当初呼びかけがありまして、検討いたしまして、たいへん喜ばしいことだと思って、賛同いたします。

 この金融アセス法は、個々の金融機関の営業実態を、地域への円滑な資金供給や利用者利便の観点から公的機関が評価、情報公開し、金融機関の選択を利用者の判断にゆだねる、という仕組みです。

 この法律につきましては、「大阪府中小企業同友会」という団体の方々が、先般、議会各位の方へも回って、説明をしていただきましたけれども、日本の社会の中で、連帯保証とか、担保主義など、欧米では考えられない、前近代的な習慣が強く存在してきたことが、中小企業の経営悪化に拍車をかけることになっていると、こういう事態を改めていくために、同同友会が一生懸命頑張って、全国で100万署名を達成し、また、今年の9月議会の段階まで出、全国の699の地方議会で全会一致でこのアセスメント法の制定を求める意見書が採択されている。

 そういうことをうけまして、大阪府内でも13自治体で採択されたことを踏まえて、今般、要請に回られている。

 この12月議会で、この近くにおきましても、守口、枚方、寝屋川、そしてこの門真、その他の所での採択が進んでいるというふうに聞いております。

 日本の金融社会のあり方、というのが、非常に前近代的な所を含め、大きな所には非常に大きな救いの手がありながら、やる気のある中小の所に、非常に不利益がある、ことについて、この法律の制定によって、大きな改革が進むことを期待して、私の賛成討論といたします。