■12/12文教委:

 紛糾含め143分。質疑6人討論2人、所管質問3人、傍聴2名

2003/12/14ちょいマジ掲示板書き込みより


 遅れましたが、とりあえず簡単な報告だけします。報告したいことすべきことが沢山あるのですが、本日の「合併反対!門真市民の会」結成相談会の準備や一般質問の準備もあるので、合間を見て追加報告していきたいと思います。

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 文教常任委員会のメンバーは、(敬称略)

委員長;中井悌治(緑風クラブ)
副委員長;稲田実(志政会)
   委員;風古波・山本純(公明党)、吉水丈晴(緑風クラブ)(議長としても臨席)
        中西みよ子(共産党)  戸田ひさよし(無所属)

 http://www.ne.jp/asahi/hige-toda/kadoma/6/2003iinkai.htm
(↑今度は戸田HPの「これが門真の議員さん」コーナー内から)

   (市民傍聴者、女性2名)

 議案49号の一般会計補正予算案の文教所管事項で、来春からの2中の学校給食調理業務の民間委託に関して、戸田、稲田議員(志政会)、中西議員(共産党)、山本議員(公明党)、吉水議員(緑風クラブ・議長としても臨席)、風議員(公明党)と、なんと文教委員長以外の全6議員が質疑。

 最初の戸田の質疑で、教委が既に民間委託されている4中学のパート調理員の時給の最低額・最高額・平均額を聞いたところ(労基法や最賃法に違反してないことの確認として当然市が知っておくべき事だから)、事前のすり合わせ段階では調べて答えるという対応だったのに、「業務委託した業者内部のことだから市は関知していない」旨の答弁をしたので、戸田が「全然話が違う!」と怒り心頭、「事前に答弁すると確認していたのにウソ、偽りだ」と厳しく非難したところ、これが議長初め与党会派議員から「ウソ・偽りとは言いすぎだ」との批判が出て、 10;11に「暫時休憩」して非公開の文教委員全員による協議会へ。

 協議会でのあれこれの議論ののち(理事者とのすり合わせの実態公表のあり方や、すり合わせ段階と答弁との違いが起こった時の議員としての対応の仕方、「もっと大人の対応で」とか「冷静な対応を」とか)、戸田としては発言取り消しを申し出るつもりはないが、委員長権限で「ウソ、偽り」部分と谷課長を名指しした部分だけであれば、戸田はその部分を議事録から削除する事に異を唱えない、この措置については「不当措置」との非難をしないとの確認を全体で了承して、10:37に審議再開。

 再開後の審議では、民間業者の正社員やパートで、半年以内に辞めた人、1年以内に辞めた人についての質疑には答弁したものの(別記紹介)、民間委託で浮いたカネを当初言っていたような「給食の設備や備品の改善に可能な限り使う」の具体については「財政難だから全般に使う」旨の答弁をするばかりで、ここでも戸田が怒ってそれでは「サギ同然だ」と言ったのが発言削除、「かすめ取りだ」というのはかろうじてセーフ(これまで削ってないよね?)。
 共産党の中西議員は現場の調理員や栄養士からの聞き取り調査を踏まえてかなり詳 細な質疑を展開。
 その後質疑を終了して、中西議員と戸田が反対討論の後、それ以外の議員の賛成で2中の給食民間委託の支出が可決された。

 所管事項質問をした議員は以下の3名。

@戸田;
 1;淀川工業高校定時制廃止の問題について。
   ・同校について、また門真や周辺地域との関わりについて、教委の認識。
   ・門真の子ども達の発達や進路との関わり。
   ・同校の存続を門真市として大阪府に求めるべき。
 2;一部の中学での教育困難問題について
   ・その実態や教委の認識、見解。
   ・現場の困難性を教委が本気になって助けるべき
   ・多角的で集中した研究と対策の検討を。  など。

@共産党の中西議員:
 1;学校施設について
   ・幼稚園、小学校のシックハウス原因物質の調査について。
 2:幼稚園について
   ・幼稚園における職員は一について

@公明党の風議員
  学校教育について
   ・中学校における生徒指導のあり方について

 戸田の質問でも一部の中学校におけるかなり深刻な事態が明らかにされたが、風議員が取り上げた事件もすごかった。
 3年生の生徒が1年生の生徒のクラスに授業中に行って、「貸したカネを返せ」という事で、1年生担当と3年生担当の2人の教師が「1分だけ教室から連れ出すー10分だけ延ばす」等々を安易に認めるということがあって、結局学校の外へ出て行き、1年生の子はその後行方知れずになって、夜遅くにようやく発見された、という事件で、その子は自宅帰って3年生に見つかるのが恐くて深夜までコンビニを転々としていたという。
 教委は教師と管理職(校長不在時だったので教頭)の対応の非を全面的に認めて謝罪したが、3年生からの授業中の身勝手な呼び出しが、教師2人の容認の下に易々と認められて1年生の子が逃げまくるハメになるという、ヘタすれば犯罪事件にもなっていたかもしれない恐怖の話である。
 文教委で取り上げられた中学校での問題について、今後追加報告していきたい。
 それやこれやで、文教常任委員会の終了は12:23。昼食抜きでの審議だった。

 委員会審議でやたらと連発されるのが、委員長からの「質問は整理して簡潔にして下さい」という質問者への注意や制動で、市当局側の不誠実・具体性なし・詭弁・居直り・答弁抜けには全く注意を与えない。答弁する側がどんなエエカゲンな答弁でも注意されることがなく、「市の見解が出たのでこれ以上やっても平行線だから」と打ち切りを強制されたり、示唆されたり。
 中井委員長が特に悪いうことではなく(マシな方かも)、門真市議会の長年の風潮が、「行政をチェックするのが議会の責務」・「行政にキチンと答えさせるよう指揮するのが委員長や議長の責務(の重要環)」であることを全然考えなくさせているのだが、こういう悪い風潮は断固として廃絶させていかなければならない。
 戸田はそのためにも奮闘する。
 委員長や議長はいっぺんでも当局者に「それでは答弁になっていない」、「キチンとした答弁をせよ」と言ってみたらどうか。それが「議会の権威」というもんだろう。