文教常任委の委員長と3会派議員への申し入れ

門真市議会 文教常任委員会
       委員長 平岡久美子 殿 (公明党)
       委員   風 古波   殿 (公明党)
              吉水丈晴  殿 (緑風クラブ)
             大本郁夫  殿 (志政会)
             上杉嘉信  殿 (志政会)

2002年9月20日

文教常任委員 戸田ひさよし(無所属)

1;昨年来、文教常任委員会において公明党・緑風クラブ・志政会の委員や委員長によって、私や共産党委員の質疑質問の途中で、質疑・質問の「打ち切り動議」(以下、「質問打ち切り動議」と一本化して称する)が乱発され、せっかく準備した質疑質問が妨害されるという事件が起こっていますが、このような多数の横暴による審議妨害は決して許されるものではありません。今後二度とこういう妨害行為を行わないよう、厳重に申し入れるものです。。

2;議員の重大な任務のひとつが議会で質問することであり、特に一問一答形式が許されている常任委員会において、行政の実態や当局者の見解を精査し、不明な点や矛盾点があればそれを引き出して追及することは、議員の重要な権能であり業務であります。
 今後貴職ら3会派議員が当方に質問打ち切り動議攻撃を行なうならば、それは議会審議妨害と有権者市民らへの背信行為であると同時に、まじめに質疑質問している議員への業務妨害行為として、厳しく処断し、不当な動議提出者とそれに付和雷同した賛成者、そのような議事運営を行なった委員長らの個々人を特定して裁判に訴えていくことを明言し、ここに通告しておくものです。 もちろん、ビラやホームページにおいて大々的に市民に訴えていくことも同時並行して行なっていきます。

3;特に、当局者が出す「見解」なるものに対して、それが納得できない時やおかしいと考える時、真実に迫り矛盾を暴いていくために更なる質問が必要になるのであって、3会派議員らのように、「当局は見解を出した。戸田議員は納得していない。意見は平行線だから、もう質問は必要ない」という自分勝手な解釈で質問打ち切り動議を行うなどは、議会審理の何たるかをわきまえない愚論・暴論の極みであり、議員の職責放棄です。

4;真実に迫り矛盾を暴いていくためには、裁判における尋問並のテクニックやプロセスが必要となる場合があり、第3者には筋書きが読めない場合も多々あるでしょう。また、自分が関心を持っていない案件に対する質疑応答を長々と聞かせられるのは、個人的には苦痛でもあるでしょう。 しかし、年にたった4回しかない定例議会に出て年収約1200万円を保証されている議員である以上、そんなことも我慢できないのなら議員をやっている資格がありません。
 まして今まで審議時間が近隣他市の半分程度でしかない門真市議会において、審議時間が30分や1時間延びることを目の敵にして早く終わらせることに汲々とするような議会運営は噴飯ものであります。
  年に4回しかない常任委員会が20分や30分で終わっているのがそもそも異常なのであって、これでは「税金泥棒」と言われても無理はないのではないでしょうか?
  議会で質問しないどころか、他人の質問の妨害までするなどは論外です。

5:私は、多数決で物事が決定されることに反対なのではありません。ただ、十分な論議を行ないもせずに、やたら拙速な多数決を用いることは民主主義に反するということを主張するものです。議会は言論の府であって、決して「頭数の府」ではないことを3会派議員のみなさんもそろそろご理解下さい。