9/24文教委;公明党・風議員の教員の研修についての質問と答弁を紹介

 9/24文教委の内容について、公明党・風議員の所管事項質問のうち、教員の研修についての質問と答弁を紹介します。(テープ起こししたものの概略紹介)


風議員:

 この夏休み、先生方が勤務場所を離れた研修ということが、何件か行なわれたということなので、この点教えてほしい。

奥田参事:

 小中学校教諭の長期休業中の勤務につきましては、これまでも適切に行うよう指導してきた。
  今年度、長期休業中の勤務実態をより明確にするため、「教特法第20条の第2項」に示されている「教員の勤務場所を離れた研修」について、研修内容の把握と充実のため、休みの始まる前に、校長に対して、「研修計画書」と「研修承認願」、また研修終了後に「研修報告書」を提出すること、となっている。
  今年度夏休み中の、教員の勤務状況は、多くの学校で学校独自の校内研修や、2学期に向けた「学習指導計画」の作成等、例年より教員の出勤が多くなったという報告を受けている。
  また、勤務場所を離れた研修につきましては、必要な手続を行い、研修場所、内容を校長が確認し、承認いたしております。
  全体として、研修と言う意識を持ち、自らの資質を高めることを目的として、有効に使われているが、一部には、期間の長さや内容に疑問を感じるものもある。
  しかし、今年度は、教員の意識は大きく変わってきた、と報告を受けている。
  今後さらに有効活用と適切な運用について指導していきます。

風議員:

 研修の中味を具体的に教えてもらいたい。教委はそこまで掌握しないのか。

奥田参事:

  校長への提出だが、その中味を教委も、校長を通じて把握している。ただ、中味については、公文書の中に書かれていることなので、情報公開条例に則って、請求してほしい。

風議員:

 情報公開条例での請求は当然させてもらうが、(文教)委員会でたずねて、お答えできないような特殊なこと、というのはちょっと理解できない。コレコレについて研修したとか、コレについて勉強したとか、いうことはこの委員会という席で公開するのには憚られるような内容なんですか?

奥田参事:

 研修計画があってそれに則って報告しているという形です。
 公文書とはいえ、「個人の情報」も含まれているので、そのあたり、基本的には情報公開条例で見てもらいたい。  ただ、教委としても、今把握しているところなので、全体の流れ、状況については、今集約中ですので全てできた時点では、「傾向」というあたりで答えられると思います。

風議員:

 「集約中」と言うが、もう10月になる。夏休み終わった段階で、当然校長が、そういうことを把握している、それを教委が今集約中だということか。
  そしたら、情報公開で取らないと見せてもらえない、素晴らしい研修内容というか、個人の情報が含まれているというか、何と言いますか、研修に対する先生方の資質向上というようなことが多く言われているが、それに基づいて自主的に研修されて、大変喜ばしいことやと理解してたんですが、研修内容が出ないということは、どういうことを研修したのかな、と逆にクエスチョンマークがつくのかしら、と。
  それは情報公開で取らせていただく。「情報公開でも不開示になるような研修内容もある」ということかな、と思うので、これはまた情報公開で資料取らせていただいた上で、次の機会に質問させていただきたいと思うし、(文教)委員会の方に報告できる研修内容だったら、集約できた段階でご報告いただきたいと思います。

金子教育部長:

 夏休みにどういう研修をしたか、という報告書はおおむね1ヶ月以内に提出してもら  うことになっていて、ボツボツその期限も来ますので、全て出揃った時点で教委で集約して、後日委員(議員のこと)の方にご説明に行きたいと思う。

(戸田が挙手して、「関連質問あり」としたが、平岡委員長はこれを認めず。この件の質問はこれっきり。)