〈 4会派間利害の対立?大本議長が公明党改革案を公開しない「理由」〉 他市に例を見ないくらい「異様に仲良し4会派」だが、意見対立を浮上させることが二つある。ひとつは、毎年5月臨時議会で行なう議会内人事ポストの争いで、もうひとつは議員定数削減の問題である。 全議員・市民に「改革案」を公開しない、という公明党もおかしいが、9/27議運前に出された「改革案」を自分の所で握り隠している状態の、大本議長の対応もかなりおかしなものである。 大本議長が「手直しするような所もある」とか、「精査中」だとして会派に正式に示さないのは、「会派たる共産党にはまだ中身を知られたくない」ということで、つまりは「自分自身やその会派である志政会など、公明党以外の3会派としては同意できない内容なので、水面下の協議で公明党を譲歩させるなどして4会派一致を作ってからでないと表沙汰にしたくない」、ということだろう。 質問もしない旧来型議員を結局はのさばらせ、本当に意味での議会改革に逆行して税金浪費のチェックを妨げるだけの、議員の仕事ぶりチェック・公開と連動させない「議員定数削減=経費削減」の俗論に立つだけの彼ら3会派には、公明党が仕掛ける「議会改革=議員定数削減」論には太刀打ちできず、せいぜい「2〜3議席削減なら同意できるが、6削減は飲めない」というレベルの駆け引きしかできないし、この論議を市民に公開して行なうこともできない。 「議会改革」と銘打って会派から出された案を「手直しする所がある」とか、「精査中」だとか議長が勝手なことを言って自分の所で止めてしまうのも問題だし、そういう議長の対応に対して、「改革案」を全議員に公開するのではなく、水面下の協議で他3会派を引っ張ろうとする公明党も問題だ。 ◆戸田はこういったエセ「改革」=実際は議会改悪の策動に断固反対して、活発な議論の自由が保障され、議会の動き、議員の動きがガラス張りにされて市民の審判を受けられるような、「真の議会改革」のためにこれまで以上に奮闘していきます。 |