請願住民に優しさどころか敵対心が見えるような4会派議員達

 市民が自分の所に何か要請しに訪ねてきた時に、自分が不在だったとか検討を要する内容だったとかであれば、後でその相手に電話でもして話を聞くとか自分の意見を伝えるとか、面談する段取りをつけるとかするのは、議員として当然の礼儀だし業務でもあると戸田は思う。
 まして議会への請願の紹介議員になって欲しいという要請であればなおのこと、相手に会って話を聞いて、自分の考えや判断を伝えたり、アドバイスしたりするのが当然だと思うのだが、門真の4会派議員達は違うようだ。
 議会への請願提出期限は、「議会開催1週間前の議運の前日夕方4時」と決められている。今回で言えば9/10(火)夕方4時までとなるが、第2京阪問題請願3団体の代表団はその数日前に議会を訪れて、議員控え室回りをして請願文書を渡して説明と紹介議員要請をしてい る。(議会事務局との相談も)
 戸田はその時議会に行ってなかったので、あとで文書を見て、代表連絡先の永利会長に電話して話をし、9/9(月)午前に控え室で会って話を聞く段取りをつけた。
 9/9に会って事情を聞くとともに、戸田が代表にアドバイスしたのは、

@こういう問題は政党・会派を問わず全議員で支援できる問題のはずだから、まだ返事や考えを聞けていない会派や議員の自宅に電話するとかして要請を重ねる。
 (戸田が働きかけても反発したり対話拒否したりするので、住民から働きかける)

@門真の4会派は、腹の中で拒否を決めているのに、表向きは「会派会議がまだできていない」とか言って住民に意見表明せずに、議会本番だけで反対することが多いから、とにかく議員の意見を事前にちゃんと言ってくれるように働きかける。
 公開質問状を送るという手もあるが、それは状況判断してから。

@「戸田と共産党だけ賛成」では、中身の検討以前に拒否する可能性大なので、文言を和らげたり譲歩してでも、4会派が話に乗りやすいように工夫努力する。場合によっては今回取り下げて文言練り直しをし、12月議会での全会一致採択も考慮する。
・・・ということだった。

 そして提出締め切りの9/10(火)。事前に紹介議員になれないと表明していた公明党以外の3会派を住民代表が回って要請したが、緑風クラブは「地元の五味議員が来ていないので返事できない」(!)というだけで、何にも考えを聞かせてもらえなかった。
他は留守だったりしてこれも回答をもらえず、結局、戸田と共産党だけを紹介議員として請願提出するほかなくなったのが実情。
 とにかく与党4会派からは請願代表者として電話・住所を明らかにした代表者の所に全く連絡も意見交換もなしのまま、請願提出締め切り日が過ぎてしまったのだ。

 一方戸田は、9/12(木)に第2京阪担当の都市整備部の山辺技官、野口都市政策課長、圓月都市政策課主幹から「紹介議員に対する市側の事情説明」というやつがあって、請願文書に書かれてあることに事実と違う所がある、というような説明をあれこれ聞かされたのでそれを詳細なメモに取り、翌13日(金)に住民代表にこのメモを示して反論を聞いてそれを書き込んだものを今度は山辺技官・野口課長に渡して再度の説明を求めるなど、両者の言い分を聞きながら事実究明に努めたりもしている。
 その後住民側では全会派が乗ってくれないで議会で否決されたら、道路公団に対して立場が弱くなる、という危惧が強くなり次を期すために取り下げが決められていくのだが、依然として4会派から住民側へのちゃんとした話は無しのまま、9/24議運で突如として請願内容や紹介議員への猛烈非難が起こるのである。
 以下、9/24議員で特に酷いと思う発言を上げると、 

■請願住民地元=日新自治会の住民でもある緑風クラブの五味議員は、「紹介議員になってもらいたい、という話の中で、どこまでこの請願者の、2つの自治会と「沖南の会」の3つあるが、そこへちゃんと話をしたのか」とか。
 「提出者のほうが3地域に分かれてるんですから、おのおの聞かないと分からない」などと言って共産党議員を責めているが、議運後に戸田が五味議員に「あなた自身はなぜ請願住民の話を聞かないのか」と質問したところ、「私は日新自治会長に会って話をしている。3団体共同の請願なんだから、別に代表の永利上下島頭自治会長と話をしなくてもてもいいじゃないですか」、と涼しい顔で答えている。
 「おのおの聞かないと分からない」と中西議員を責めながら、自分は「日新自治会長とだけ話をすれば十分」として、請願提出締め切り日になっても自分や会派の意見を請願代表に表明せず、請願紹介を引き受けた議員を「あまりにも身勝手すぎないかな」、と非難する神経が戸田には理解できない。

■緑風クラブの吉水議員(北島町)

 「2中前の市道」問題で、請願内容がそんなに間違いだと思うのなら、なぜその意見を請願住民に伝えて全会一致で採択できるように、再検討なり修正なりのアドバイスをしてあげないのか? 議員個人としても緑風クラブとしても請願住民に自分(達)の意見をちゃんと表明しなかったことをどう考えるのか?

■市民リベラルの植田議員

 「地域の方については、今日の取り下げの問題が流れてないと思うんですよ。」とか、「それもご本人が取り下げたとか、いうのも、おそらくご本人も報告はしていないと思いますし。」、というのは何を根拠に言っているのか?
 3団体の役員による協議で取り下げを決めることと、会員全体に周知させることの間にある程度時間がかかっても別に不思議でもないことだが、「地域の方に取り下げの問題が流れてないと思う」とか、「ご本人も報告はしていないと思います」、という議会での発言は、住民団体役員への誹謗中傷ではないだろうか。
 また、「私も第2京阪で何回も質問してきている」、「一党だけが、またある議員だけが、その声を代弁した、というような文書だけが流されても困ったもんやなあ」、というあたりも鼻白む思いをさせられる。

●門真市4会派の異様な所は、「なるべく住民の意を汲むように」、「なるべく全会一致できるように」、住民や他の議員・会派との意見調整やすりあわせに努力するのではなく、住民との率直な意見交換はせず、気に入らない請願には打撃を与えるために抜き打ち攻撃をかけることに精力を注ぐことである。
 十分な根拠を持って健康被害を心配する住民にために、一肌脱ごうとする気持ちに早く切り替えてもらいたいものだ。

☆12月議会では全会一致採択できるよう、住民と全会派議員が討議を重ねよう!