◆ 愚行;議会人事に理事者出席が必要か?

 本会議で全く形式的な談合選挙が延々と続く中、理事者(市当局者)ら20数名はじっと座っているだけ。市長初め年収約1000万円の部長ら高給取りにさせる仕事として、全くの無駄遣いだと痛感する。
 こういうしょうもない儀式に毎年毎回つき合わされたんじゃ、議会への尊敬感情なんて生まれないし、「行政改革?オマエが言うな!」という気持ちにもなるだろうな、とも思う。
 しかしまた、こういう儀式を見ても何もおかしいと感じないようになっているからこそ、役所で出世してきたのだろうという気もしてくる。

●よく考えてみたら、議員人事の決定という純粋に議会内部の問題処理のための議会に、理事者が出席する必要がそもそもないのである。議会は行政とは別個の自立した機関なのであって、行政側に見ていてもらわなければ議会内人事が決められないのではおかしいではないか。

 議会人事が全部決定した後に、市長が1人で出席して就任祝いの言葉を述べて議会閉会のあいさつをすれば十分ではないか。部長らも収入役や教育長・水道管理者も全然必要でない。それらの管理職は自分の持ち場で職務に励んでもらうべきなのである。

 今のやり方は、市の高給取り達が本来の仕事を「みんなでさぼらされている」のも同然ではないだろうか。