【文教委(3);公明党青野議員も大いに同調、調査要求まで提出!】

 門真の公明党議員が、おそらくは全国でもまれに見るほどのタカ派であること、もっと言えば「サンケイ新聞論調受け売りのタカ派」であることは、当初より戸田が驚きをもって暴露してきたところだが(冨山議員や風議員のかつての文教委発言など)、青野議員はその役どころぴったりに、寺前議員の教委追求を引き継いで、反対派教員への嫌悪感も露わにしつつ(卒業式・入学式での国旗国歌儀式は)「指導要領でも義務づけられて、国民周知のこと」、「今さらどうのこうの言う議論は遅い(!)」、「こういった教員にどういう対応するのか」と迫った。

 さらに「教委の答弁を聞いると、我々がつかんでいる実態と大きく違う」と「情報の公明党」を誇示して、突然「(文教常任)委員会として実態調査をすべきだ」とまで踏み出した。

 戸田や共産党が「とんでもない!」と反対意見を言おうとすると、どうしようかとちょっと考えた五味委員長を与党議員が「採決!採決!」とせかせ、五味委員長もすぐに同調し、あっという間に青野議員の要求が動議として採決されてしまった。
 まさに問答無用の電光石火、「言論の府ではなく頭数の府」たる門真市議会の面目躍如である。(ちなみに戸田の「頭数の府」発言は「議会の品位を汚し、信用を失墜させるもの」として99年9月議会での懲罰理由にされている。本当のことを言うと懲罰されるのが門真市議会なのだ)

●こうして、「文教常任委員会に対して、教育委員会は市内全校での卒業式・入学式での国旗国歌の実状について報告書を提出せよ」という、おそらくは門真市始まって以来の、学校現場と個々の教員への圧迫的調査が、門真市公明党の要求に沿ってなされることになったことは、記憶されるべきである。

 それにしても(日の丸・君が代儀式について)「今さらどうのこうの言う議論は遅い(!)」とは、天皇制軍国主義の下で獄死した初代創価学会会長や、ともに投獄された2代目会長ら先達らが聞いたらどう思うことだろうか。 合掌。