市は全面降伏的平謝り。だがウヤムヤ姿勢も濃厚(総務部長答弁)

<風議員の質問に対する西川総務部長の答弁>

 「北巣本小学校通学路用地と市道城垣12号線についてでありますが、この用地につきましては、認定道路用地に大阪府の起債が受けられることとなった為、平成13年6月に土地開発公社より買い戻しを行ったところであります。
 管理につきましては、平成12年4月1日地方分権一括法の施行に伴い、法定外公共物(里道・水路)について譲与申請手続を平成17年3月31日までに完了することとなっており、その際同時にご指摘の枝路線につきましても里道を含めた一体的な管理を行うべく関係課において協議を行っております。

 なお、枝路線の買収の件でありますが、議員ご指摘のとおり、当該路線は行き止まりのため学童の通学路としての機能はなかったものと考えます。
 この件は25年も前に遡りますので、当時の売買状況は定かでありません。
 従いまして推測の域を出ませんが、通学路の一部に枝路線の敷地が食込んでいるため、通学路用地の買収の際に枝路線全筆を買収したものと思料されます。

 更に通学路用地買収の際の条件になっていたかどうかの判断につきましては、当時の関係職員もすでに退職をいたしており、詳細については判明しないのが実情であります。決算委員会におきまして、説明がなかったとのご指摘のありました、枝路線につきましては行き止まりのため、不特定多数が通行するものとは認めがたい状況であります。
 その為市道としては認定は困難であり、表面的な管理を道路所管、財産管理を管財所管において行っております。

 更に、城垣町165番2の敷地境界につきましては、現地に境界点(ピン)を入れておりますが、ご質問の通りの心配もございますので、決算委員会においてもご指摘のありましたとおり今後とも道路担当課と協議し、十分な管理を行ってまいりたいと考えております。
 次に、公簿と現況の面積に差異が生じているとの件につきましては、当時、境界確認書を結んでいる書類もあることから、差異についての面積を請求することは法律上困難ではないかと考えております。
 しかしながら、いずれにいたしましても、現状追認の形で境界確認の立会を行ったことにつきましては、誠に遺憾に思っております。

 又、明示指令書につきましては、ご指摘のとおり市の保管する明示指令書に一部削除の箇所があり、大阪府の原本にはこの箇所は表示されておりません。
 これにつきましては、ことの重大性を痛感いたしますと同時に二度とこのようなことのないように致して参りたいと考えておりますので何卒よろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。

 「土地開発公社の経営の健全化に関する計画」に係る公共用地の実態調査についてでありますが、ご指摘の実測につきましては、各物件とも公簿により買収致しましたものにつきましては、公簿により市が買取りを行なうものと考えております。今後におきましては、ご指摘の点につきまして充分配慮致し、誤差を最小限にするなど、適切な方法について検討してまいりたいと考えております。

 又 買収に至るまでの経過につきましても出来得る限り、ご説明申し上げるべきものと考えており、情報公開につきましても早急に検討してまいりたく存じておりますので、何卒よろしく御理解の程お願い申し上げます。

    HOME