通学路で市が公文書改竄!市有地が面積半分・民家玄関の謎

〜風議員の12月衝撃質問〜


 10月の決算特別委で公明党・風古波議員が鋭く追求した北巣本小学校通学路の「969万円で買った土地に6000万円の利息!9000万円超で購入」、という問題に関して、同議員がさらに突っ込んで調査をして、12月議会本会議一般質問でもさらにビックリする情報を含めて厳しく当局を追求しました。

 以下にそのテープ起こし記録を全文紹介しますが、

1;通学路として利用されるはずのない、民家前の袋小路までも「通学路用地として購入」していた。

2;門真市の土地であるにも拘わらず、民家がコンクリートを張って、玄関前として利用している部分がある。

3;登記簿上19,83uある市有地が、実測してみると2分の1以下しかなく、残りは隣接する民家の土地に組み込まれてしまっている。しかもこういうおかしな状態のままに境界確認書を結んでいた。

4;さらに門真市は里道明示確定図元本写しを改ざんして、それがあたかも正当な確定図元本写しであるかのようにこの20数年間偽っていた!

 次々に出てくる衝撃的な事実に、本会議場に緊張が走り、みな固唾をのんで風議員の質問に聞き入っていた。質問全文は以下↓↓


 19番の風古波でございます。通告に従いまして、順次質問させていただきます。
 まず、北巣本小学校の通学路用地と市道城垣12号線についてお尋ねいたします。
 この件につきましては先の決算委員会でも質問させていただきましたが、委員会終了後に判明した事実がありますので、その事実に基づいてお尋ねいたします。
 決算委員会の中で、「北巣本小学校通学路用地として購入された土地7筆をその後市道として一体利用することとなり、残り4筆の買収が難航し、交渉が25年の長期にわたった結果、門真市の買戻し価格が高額になった」という趣旨の答弁がありました。

 この答弁を受けて、当然11筆すべてが、市道城垣12号線として認定され、通学路として利用されているものと認識しておりましたが、実はその認識は正確ではなかったとわかりましたので、その点についてお尋ねいたします。

 まず、通学路用地として購入された城垣町165番の2と城垣町170番の2の一部はその形態からみて、通学路として利用されていたとは、到底考えられませんので、当時から今日に至るまで、通学路として利用されたという実績があるかいう点とその買収状況について、まず、お答え下さい。

 そして、市道として一体利用されているはずの二本の枝路線が側溝等整備されているにもかかわらず、未だに道路として移管されず、それにもかかわらず、管財課で所管されているのは、どういう経緯であるのかについて、ご説明下さい。
 また、これらの点については、議案を審議する上で、当然、資料として整理されるべきものであったと考えますが、決算委員会の審議の中で、ご説明がなかったのは、何故なのかについて、理事者のご見解をお伺いいたします。

 さらに、城垣町165番の2については、門真市の土地であるにもかかわらず、民間の方が 一部コンクリートを張って、玄関前として利用されていますが、この点についてはどのように考えておられますか。
 大和田三ツ島線整備の時に、門真市が公共用地の適切な手続きと管理を怠ったために、ほんのわずかな土地について、何度も裁判せざるを得なかった事実もあるわけですから、門真市として、このような場合には、毅然とした態度をとられるべきだと考えますがご見解をお聞かせ下さい。

 次に城垣町165番の2は、登記簿上19,83uある事になっております。隣接する里道の奥行が27,30mという事ですから、それから算出すると、少なくとも幅員は72cmあまりないと19,83uは確保できない事になります。
 しかしながら、現地で測ってみると、幅員は29cmしかありません。これでは、市の土地は2分の1以下のおおよそ8uしかなく、残りの土地は、お隣の城垣町165番の1の下という事になります。
 事実そうであるならば、法的な手段を講じても、城垣町165番の1に門真市の土地が含まれているという事をその地権者に対し主張すべきだと考えますが、この件に関し、理事者のご見解をお伺いします。

 更に、(昭和)51年当時、枚方土木事務所、立会のもとで里道の明示を受けておられますが、その点についてお尋ねいたします。
 情報公開条例に基づいて、門真市が保管されている里道明示確定図の写しを入手いたしましたが、この中に2件の水路敷を申請から除去し、抹消する文言が当時の市長名、市長公印とともに記載されています。
 しかしながら、枚方土木事務所に保管されている元本には、この記載はなく、この水路敷も全て明示を受けた事がしせん(朱線?)よって明記されております。それにもかかわらず、その原本の写しとされる門真市の資料では、わざわざ、水路跡のしせん(朱線?)を消し、原本にない文言を付け加えているという事は、公文書の改ざんにあたるのではないでしょうか。
 いかに時間が経過していたとしても、行政がこのようなことに関わったという事を看過できるものではありません。その点について理事者はどのような見解をお持ちなのか、お聞かせください。
 また、何故このようなことをしたのかについても調査すべきであると考えますが、その点についてもお聞かせください。  さらに結果として情報公開条例に基づいて、正式に情報公開を求めた者に間違った情報を提供したという事についても、ご見解をお伺いいたします。

 次に、土地開発公社の経営の健全化に関する、公共用地の実態調査についてお尋ね申し上げます。平成15年3月の第一回定例会には、数件の議案が上程されると聞き及んでおりますが、開発公社の保有している土地を門真市が財産として公費で買い戻すわけですから、買い戻しの審議にあたっては、その物件の詳細な情報を提供していただく事がなくてはなりません。
 今回の例もございますので、議会に上程されるまでに、実測も含め、それぞれの物件の実態調査をすべきであると考えておりますが、この点について、理事者のご見解をお伺いします。
 そして、また健全化という事であるならば、開発公社はその保有する情報を積極的に開示しなければならないと考えるものであります。門真市土地開発公社の情報公開についてのご見解をお伺いいたします。

 以上で私の質問を終わらせていただきます。ご清聴静聴ありがとうございました。

 


 隠されてきた事実を掘り起こしての鋭い追求と、土地開発公社保有の公共用地の実態調査について重大な提言を行っています。
 こういう大事なことを門真公明党は自分のHPにアップしていくべきなのですが、選挙絡みのあいさつ回りには熱心でも、議会の内容を市民に知らせることは全然熱心ではないので、戸田が貴重な時間と労力を割いて、戸田HPに載せていく次第です。
 門真公明党は8人も議員がいるんだから、自分達の議会質問原稿くらいさっさと自分らのHPにアップするくらいのことはしなさい。

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