12/11本会議;「出席手当廃止、報酬削減」提案に戸田チクリと発言
日時: 2001/12/26 5:18:01 名前: ヒゲ-戸田

<12/11本会議。「出席手当廃止、報酬削減」提案について>(テープをもとに再現)

【吉水副議長(緑風クラブ)による提案説明】

 門真市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例を一部改正する条例について、全ての会派を代表し、提案理由を申し述べます。すでに皆様もご存知の通り、わが国ではバブル崩壊後の長引く不況に対応するため、行政、財政などあらゆる面での構造改革の必要性が叫ばれる中、米国における同時多発 テロの影響も加わり、経済情勢はますます不透明感を深めております。これらの状況は本市財政に影響を及ぼすだけでなく、市民の皆様の生活にも大きな影響を与えております。

 本市議会ではすでに「合併行財政改革調査研究特別委員会」において、議会における行財政改革
として、議員定数、報酬、費用弁償、行政調査、委員会の公開など具体的な調査研究事項が提出され、各会派において継続して精力的に検討されておりましたが、先程上程されました水道料金の改定を内容とする門真市水道条例の一部改正のごとく、さらに市民の皆様に負担を求めざるをえない案件も提起されております。

 こうした時代に対応し議会としての行財政改革について一定の結論を見出すべく特別 委員会の意向を受け、去る11月30日に開催した議会運営委員会において全会派一致で、
              ひとつ、議員報酬の3%削減、
              ひとつ、委員会管外行政調査の自粛、
              ひとつ、議員管外行政調査の自粛、
              ひとつ、会議出席に関わる費用弁償の廃止、
を平成14年4月から実施することを議会の意思として決定し、さらに委員会の公開についても、その実施に必要な会議室の改修を理事者に要請しているところであります。

 本案はこれらの決定のうち、条例化の必要なものをまとめたものであり、この不況下において、ますます厳しさを増す市民生活の実情に思いを致し、議会としての行財政改革を推進するための改正であることを申し上げ提案理由の説明といたします。

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【戸田の質疑】

 ただ今の吉水副議長の説明、市民の感情・意見を考慮してという説明がありましたが、 私も心から歓迎する立場であります。ただ残念ながら、「議会としての決定」そして「議会の大きな改革」でありながら、無所属議員の私に対しては何の情報も与えられず、意見も聞かれず、そして事務説明も無し、という形で決まっていくということについては、費用の削減等々のことはいいけれども「議会の改革」のもう一つの大きな柱、「情報公開」そして「意思決定過程の公開」、という点からは、いささか適切性を現在欠いているのではないか、というふうに思います。

 従って、以下の2点を、まあこの前私以下107名の市民のマンモス監査請求にも十分に配慮いただいたと、(4会派議員がヤジ)、この様に私は先程の説明において理解しましたが、今のような「議会の改革」というような事でありながら、無所属議員を全く情報から排除した形で進めるというようなことについては適切さを欠くと思いますが如何考えますか、ということが一点、それからせっかくこの様な良いことを決議されたのですから、決議されるのですから来年1月からすべき、すっぱりとやった方がいいのではないか。昨年12月の報酬値上げは12月から行なっていました。4月からしなければいけない何かの事情があるのかどうか、その2点について説明お願いいたします。

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【吉水副議長答弁】

 お答えいたします。ただいま説明いたしました通り、色んな意見、戸田議員も含めて色々あったと思います。当然、私ども会議の中で検討する中で色々な意見がありました。ですから4月からの件に関しては、年度途中であるということと、条例改正を伴うと、そういう手続きも含めて必要やと、そういうことも含めて色んなご意見の中で4月1日ということは決めました。
そして先程、無所属議員うんぬんというお話に関しては、これは議会のルールとして、今現在そういうふうな形で進められていますので、あえてここで申し上げることにはならない。

 ただ先の臨時国会で、国会議員の歳費をいかがしたものか、こういうふうな意見が終盤国会で出ました。その時にやっぱり話が出ても、実際にはなかなか結論が出なかった。そして決定できなかった。
 こういうことを考えてみても、議員自身が自らの身を削って、要するに財政を立て直すという事の難しさというものがここにあると思います。

 ですからそういうことを踏まえて、要するに今回、戸田議員は以前からいろいろと費用弁償の件も含めてお話されてましたけれども、議会として、色んなご意見の中で、各会派が持ち帰って真剣に検討した結果として、今回,実際いろんなトータルすれば約 2000万の費用を浮かすと、こういうふうな所まで努力したわけです。ですからそういう意味でですね、小さい、ま、言葉は悪いですけれども、重箱の角をつつくような話ではなくてですね、大きい気持ちでですね、何とかご理解賜りたい、(「そうや!」と与党議員の声)、そういうふうに思います。以上です。

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【戸田の「賛成」討論】

 今回の門真市議会での議員提案は、各方面にたいへんプラスの影響を与えております。「あの門真市議会で」、こういうすごい改革がスピーディーになされたという事が、各所で行なわれて、議会に対する信頼の回復という面においては大きなプラスを、この門真市議会は成す事ができると思います。

 例えば大阪府において、1日1万円の費用弁償を行なっている堺市で、これも住民訴訟が起こっておりますが、こういう問題は各地で、もうほとんどが無くなっているし、その方向にあるわけですが、頑強に固執している一部の市町村ある中で、たいへん良い結果をもたらしているということを、まず賛成の立場で評論させていただきたいと思います。
 ただ惜しむらくは、先程言わせていただいたとおり、「議会全体の改革」ということについては、全ての当事者の意見や事情を聞く、そしてオープンな議論をしていく、このことがやはり大切でありますし、まあ、すっぱりと1月からやられたらもっと良かったな、というふうに思います。

 2年前の12月議会で辞職勧告決議というのを突きつけられた私が、ここで皆さんの提案に賛成して賛成討論を行なうことができた、ということは非常に昔日の感がいたします。今後とも議会の改革のために、皆さんとともに頑張っていきたいと思います。

以上賛成討論を終わります。(「反対してもいいのよ!」、と公明党・風古波議員が大きな声でヤジ)