介護保険制度の早期見直しを求める意見書(案)

 

  本年4月からスタートした介護保険制度は、さまざまな制度上の課題が浮き彫りにされている。なかでもマンパワーの確保、認定に対する不満やサービスの後退、利用料負担への不満等々が指摘されている。
 こうした問題とともに、10月からの1号被保険者の保険料徴収は、高齢者の生活をより一層圧迫するものである。
 よって政府は、高齢者の保険料等の軽減など、介護保険制度の早期見直しを図るため下記の措置を講じられるよう強く要望する。


 

 1 介護サービスの基盤整備を促進すること。

 2 ケアマネージャー等のマンパワーの確保を図るとともに、育成と研修に努めること。

 3 利用者サービスの向上と事務的簡素化を図るため、短期入所と訪問通所枠の一本
   化を図ること。

   低所得者に対しては、保険料、介護サービス料の軽減を図ること。

 5 痴呆性老人に対する認定基準の見直しをするとともに、また認定漏れ対策としての
   介護・予防サービスについて、市町村に対する財政支援を充実・強化すること。

 

  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 

    平成12年 9月  日

                                  門真市議会
                                    提出者  公 明 党

 

 公明党作成の文案に、3会派が基本的に賛成。そのあと、公明党と共産党が文案調整、一部修正して共産党も賛成。これで全5会派の賛成となった。 (戸田も本会議で賛成する予定)