「無所属はずし」の異様な議会運営を改めることについて

 

申し入れ者; 無所属議員 戸田ひさよし

1999年(平成11年)12月1日

ーーーーーーー 記 ーーーーーーー

1;門真市議会は、28議員、5つの会派と1人の無所属によって構成されております。
 議会に於いて、「無所属」であっても紛れもなく議会のひとつの構成単位であって、
 「議会として」何かをなす場合、受ける場合、この構成体を除外したり、情報を与え
 なかったりすることが許されるものでないことは論を待ちません。

2;しかるに、今般の前助役自殺と汚職疑惑という大問題について、市長から説明を受ける
 に当たっては、「会派代表者会議」のみを召集して行い、無所属議員たる当方に対して
 は、市長からの説明を聞く場に参加させず、事前も事後も何の説明もない、という「無所
 属はずし」の事態が行われて来ました。8月の税金怠納事件発覚の折りには、早川議
 長・寺前副議長が当方を呼んで説明をする労を取られましたが、今回はそれすらもあり
 ません。まことに異様なことであり、門真市議会が27人5会派のみで構成されているか
 のような誤った措置であります。これは、当方を市議会に選出した有権者に対する冒涜
 であるのみならず議会自らが市民の信頼を踏みにじる行為であると断じざるを得ません。

3;早川議長の議会指揮によって、このような異様な「無所属はずし」の事態が引き起こされ
 ている以上、議長は速やかに責任を自覚し、改善を行う必要があります。

4;早川議長が、「代表者会議」で市長からの説明を受けたことを持って、「議会として説明
 を受けた」と考えておられるならば、議会の構成単位のひとつである「無所属」を勝手に
 除外して、「代表者会議」が「議会全体を網羅する」かのように潜称した責任を問われな
 ければなりませんし、「代表者会議」での説明受けを「議会全体としてのものではない」
 というのならば、事件発生以来1ヶ月半立ってもなお、「議会として」市長の説明を求めて
 いない 責任を問われなければならないでしょう。早川議長は、一体この代表者会議をど
 のように位置づけておられるのか、きちんとご説明下さい。

5;当方としては、重大事件が発生した場合は、5会派と無所属の全ての議会構成体に対
 して市側からの説明・情報提供が等しく行われる場を必ず設定することを求めます。
 その時の事情によって対外的に公表するに不適切なものがある場合には、公開・非公開
 の境界を全体で確認すれば良いことです。

6;以上の意見と要望について、速やかに回答されることを求めます。


                                             以上です。