平成20年 飯盛霊園組合議会第3回定例会会議録

開 会 平成20年12月24日   閉 会 同 日   飯盛霊園組合

飯盛霊園組合議会第3回定例会会議録

議員報酬削減の修正動議と請願

1平岡久美子議長
  この際申し上げます。議案第7号につきましては、戸田議員から修正の動議が提出されました。 書記をして修正案を配布させます。 (修正案を配布) それでは、戸田議員から本修正案の説明を求めます。
1 戸田久和議員
 

議長。

1平岡久美子議長
 

戸田議員

1 戸田久和議員
 

ただいま上程されました議案第7号組合議会議員その他の者の報酬及び費用弁償に関する条例等の一部を改正する条例の制定についての一部修正につきまして、提案理由を説明します。 原案は、議会議長、副議長並びに議員等の報酬の支給額について現行と同じく1万6000円、1万4500円、1万2000円とそれぞれ規定されています。地方自治法第203条は確かに議員への報酬支払いを地方公共団体の義務として定めております。が、昨今の飯盛霊園組合及び構成市の財政状況の厳しさを見るとき、また「組合議会議員としての業務は各市議会議員であるが故の業務の一部であって、それへの報酬は構成各市での議員報酬との2重払いである」との市民意識の発生を考えるとき、組合議会の議員報酬は限りなく低廉に減額すべき時代状況に至ったと認識しますので、本修正案を提出するものです。 なお、私は本年7月定例議会を前にして全議員及び理事者当局に対して「飯盛霊園組合議会議員のみなさまへの7.4提言」を送り、7月議会での意見を述べ、組合議会議員の報酬を全廃すれば年間183万8000円の支出削減になることを訴えましたけれども、法規条例の実情に沿った現実的な支出削減案としまして、別表での規定中、議会議長、議会副議長、議会議員の月給の支給額について月額とあるものを議会出席1日ごとにと改めて、金額は1万6000円を2000円に、1万4500円を1500円に、1万2000円を1000円に修正するものです。 そしてまた議員の皆様の念頭に置いていただきたいのは、今年7月の議会で火葬料の値上げを行なったときの付帯決議としまして、飯盛霊園組合内部の経営改善努力を行なうということが付帯決議でしっかりと付いております。では行政当局は色々な努力をされているわけですが、組合議会が行なう経営改善努力というのは何かと言えば本日の議会で議員報酬の超大幅な削減を決めること以外にはありません。 現状では報酬を全部合わせますと年間で189万円です。私の改正案を実施しますと、これは監査委員のことも含めますけれども、年間で4万2900円。監査委員を抜くと4万円くらいになります。ほぼ44分の1に大削減です。金額にして184万7000円の削減です。これにつきましては、私は何も一部市民オンブズマンが言っているように、議員の報酬をどんどん安くしろという論理に立つものでは全くありません。門真市の議員報酬においては、私は削減反対とはっきりと言っております。それぐらいの収入をもらっている。しかしながら、この飯盛霊園組合の議会においては、各市4市でそれなりの十分な報酬を皆議員としてもらっている、そこの議員であるからこそ、この組合議会に派遣選出されているという実状、そして年にたった3回だけする、1時間かその前後程度ということでしかない。今回の決算という重大な審議でさえも12月議会の最中、17日に初めて議案をもらって、それから準備をする、せざるを得ないというような中でもありますから、月額で今までの費用をもらっている正当性というか妥当性がないと私は思います。 そしてまた同時に私は、何でも議会の議員の報酬を日当制にせよという論者でもありません、矢祭町みたいな。あんなようなことは、議員はコメンテーターになってしまうがそれでいいという論議ですから。しかしそうではありません。 私が修正案を提案したのはあくまでも各市議としてそれなりの十分な報酬を受けているから、これは市民から見て、事の道理から見て2重払い的なことになっている。そしてこれが削られてもどの議員も困りもしない、ただ慣例的に続いているだけ。こういうことなんですね。 このことをどうかご理解いただいて私の提案に賛成していただいて、そして大幅な、ほとんど全廃に近い、法律は守るけれども合法の範囲内で全廃に近いということを行なって、飯盛霊園組合議会の議員も付帯決議にある経営改善努力を行なうということをしっかりやっていただきたい。そしてたった年に3回しかない議会で各市4市から来ていますから、継続協議をするとか別途協議を設けるなんていうことは現実的では全くありません。もうすでに状況は全部わかっている。今日この場で採決するのに十分な条件がありますので、そのことをご理解いただいて決然たる決議をして、そしてこの2008年を、経営改善努力をこんなにしたということで締めくくっていただきたい、とのように思いまして私の提案説明を終わります。

1平岡久美子議長

  修成案の説明は終わりました。 これより議案第7号並びに修正案に対する質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
1平岡久美子議長
  質疑なしと認めます。 よって、質疑を終結いたします。
1平岡久美子議長
  これより議案第7号並びに修正案に対する討論に入ります。
1井上まり子議員
  議長。
1平岡久美子議長
  井上議員。
1井上まり子議員
  反対の対場で討論いたします。 修正案では議会出席1日ごとに議長2000円、副議長1500円、議会議員1000円と出席日額制となっていますが、我々議員は議会に出席した日だけが飯盛霊園組合議会議員として仕事をしているわけではありません。日常的に市民からの意見収集と議会議員として議会のチェック機能を果たすため、日常的に緊張感を持って職責を果たしているものです。修正案の日額制について賛成できません。 また修正案提出事由について、「組合議会議員としての業務は各市議会議員であるがゆえの業務の一部である。それへの議員報酬は構成市での議員報酬との二重払いである」となっていますが、独立した飯盛霊園組合議会の仕事は予算、決算認定、条例制定、改正等と決して各市議会議員の業務の一部ではなく、独立した執行機関として考えられ議員報酬の二重払いに当たらないと考えられます。 よって今回の修正案は賛成しかねます。
1平岡久美子議長
  他に討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
1平岡久美子議長
  討論なしと認めます。 よって、討論を終結いたします。 これより議案第7号を採決いたします。 まず、本案に対する戸田議員から提出されました修正案について採決いたします。 本修正案に賛成の議員の起立を求めます。 (起立少数) よって修正案は否決されました。 次に、原案について採決いたします。 原案に賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数) よって議案第7号は原案のとおり可決されました。
1平岡久美子議長
  次に移ります。 日程第7、議案第8号「特別職に属する非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の制定について」を議題といたします。 議題の朗読を省略し、直ちに理事者の説明を求めます。 松本事務局長。
1松本貢事務局長
  議案第8号「特別職に属する非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の制定について」ご説明申し上げます。 本条例は、地方自治法の一部改正に伴い、行政委員会の委員等の報酬等について、議員報酬と分離して定めたく条例を制定しようとするものです。 議案書の条例をご覧いただきたいと思います。 第1条では、地方自治法の規定に基づく趣旨を。第2条では、報酬の額について、別表のとおり現行と同じ額とし、第3条では、その支給方法について、第1項では、月額の定めのある者、及び日額の定めのある者について規定し、第2項では、月額の定めのある者の、月の中途で職に就いたときは日割り計算によるものとし、また、離職した場合は、その当月分までとし、重複しての支給はしないといたしております。第3項では、年額の定めのある者の、年の中途で職に就いたとき、また、離職した場合の定めを。第4条では、出張の場合の費用弁償について。飯盛霊園組合旅費支給条例の例により旅費を支給すると定めております。第5条は、口座振替による支給について。第6条は、委任規定でございます。 附則におきまして、この条例は公布の日から施行するといたしております。 以上、簡単ではございますが、議案の説明とさせて頂きます。 よろしく、ご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。
1平岡久美子議長
 

この際申し上げます。 議案第8号につきましては、戸田議員から修正の動議が提出されました。書記をして修正案を配布させます。 (修正案を配布) それでは、戸田議員から本修正案の説明を求めます。

1 戸田久和議員
  議長。
1平岡久美子議長
  戸田議員
1 戸田久和議員
 

提案の理由動機はすでに述べております。議員から選出された監査委員の報酬につきまして、月額200円、年額2400円と非常に低くいたしました。 この理由はですね、月ごととか、あるいは出席日ごとという方式ですると議長より高くなってしまう。通常の議員としての報酬に監査委員として報酬が加わりますので。どこの議会でも議長より高い議員というのはいないということで、議長よりも低く抑えるというためにこの金額にしました。また同時に監査委員のほうは月1回とかあるいは年に何回かこの事務局にきて作業があるということなので、議会出席にこだわった決め方は適切ではなかろうという2点からこの金額に決めたものであります。 先ほど私の修正案に対する批判がありましたが、話のすり替えですね。議員としてのもらうべき金額に妥当性があるかどうか、この経営改善にどうやって資するのかということから考えるべきであって、限りなく全廃に近いけれども法律で全廃はできないというなかでの便宜的手法として日当制ということであったり、この金額で主張しているわけです。 飯盛霊園組合議会議員の一員として日々過ごしているのは誰でも一緒であります。しかしながら、この重大な決算でも質疑したのはたった2人でしょ。それは別に個々の議員がサボっているというよりも、今の議会のそれぞれの業務分担からいえば、やはり構成市での議会議員としてのことが圧倒的に重要で重たいというなかでの話しなのであります。そして個々での分担金を安くしようとか経営を改善しようとか言っているときに、各構成市の議員が自分の昔から続いている慣例は一切触らないということをあの手この手の屁理屈をつけて正当化するのは見苦しい。特に共産党ともあろう者がそういうことを、今日初めて私は聞きましたけど全国初めての理論だと思いますが、大変見苦しい。例えばこの金額があまりに低すぎるというのであれば高くするとか、中間を取るとかそういう改正案を出せば良いわけでありまして、そういう審議をお願いしたい。 以上で私の説明を終わります。

1平岡久美子議長
  修正案の説明は終わりました。 これより議案第8号並びに修正案に対する質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
1平岡久美子議長
  質疑なしと認めます。 よって、質疑を終結いたします。
1平岡久美子議長
 

これより議案第8号並びに修正案に対する討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)

1平岡久美子議長
  討論なしと認めます。 よって、討論を終結いたします。これより議案第8号を採決いたします。 まず、本案に対する戸田議員から提出されました修正案について採決いたします。 本修正案に賛成の議員の起立を求めます。 (起立少数) よって修正案は否決されました。 次に、原案について採決いたします。 原案に賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数) よって議案第8号は原案のとおり可決されました。
1平岡久美子議長
  次に移ります。 日程第8、議案第9号「飯盛霊園組合長期継続契約の締結に関する条例の制定について」を議題といたします。 議題の朗読を省略し、直ちに理事者の説明を求めます。 松本事務局長。
1松本貢事務局長
  議案第9号「飯盛霊園組合長期継続契約の締結に関する条例の制定について」、ご説明申し上げます。 本条例は、地方自治法及び地方自治法施行令の規定に基づく長期継続契約で、これまでの電気やガス等の供給契約だけでなく、事務効率の向上等を図るため、条例で定める契約についても可能となったため、必要な事項を定めようとするものです。 議案書の条例をご覧下さい。 第1条では趣旨を、第2条では長期継続契約を締結することができる契約について、第1号により、物品のリース等の契約について、商慣習上契約期間をその耐用年数を基準とした複数年にすることとされている契約を、第2号により、施設の維持管理業務等、毎年度4月1日から継続的に役務の提供を受ける必要がある契約といたしております。第3条では、長期継続契約の期間について5年以内と定めております。第4条は委任規定でございます。 附則で、本条例の施行期日は公布の日からといたしております。 以上、簡単ですが条例の内容説明とさせて頂きます。 よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。
1平岡久美子議長
  これより質疑に入ります。
1井上まり子議員
  議長。
1平岡久美子議長
 

井上議員。

1井上まり子議員
  通常でしたら単年でするものを5年ということでございますけれども、適用する基準判断について、それから入札を原則とするのかというところをお願いします。
1松本貢事務局長
  議長。
1平岡久美子議長
  松本事務局長。
1松本貢事務局長
  現在適用基準判断につきましては事務機器でありますパソコン等のリース契約、それから公用車等のリース契約というようなリース契約について考えております。 それから建物の清掃業務やいろいろな業務の委託契約について考えているところでございます。 それから、これらにつきまして5年以内となっておりますのでその中で期限を切るということになるのですが、原則は入札と考えております。ただ特殊な業務につきましては、なかなか入札ができない部分もあるかもわかりませんが、原則は入札というふうに考えております。
1井上まり子議員
  議長。
1平岡久美子議長
  井上議員。
1井上まり子議員
  5年ですので色々あると思うんですね、その中で。議会への節目節目の説明の明確化していただいきたいということと期間中の契約の変更、解除が起こる場合も5年ですから多々あると思うのですがその辺についての見解をお願いいたします。
1松本貢事務局長
  議長。
1平岡久美子議長
  松本事務局長。
1松本貢事務局長
  議会への説明ということですが、この長期継続契約の締結を行なった場合は速やかに情報提供をさせていただきたいと思っております。ただ予算、決算でもご説明させていただくことになるかとは存じますが、速やかに行なってまいりたいと考えております。 それからこの長期継続契約は予算でいう債務負担行為ではございませんので毎年度予算計上されます。ただ債務負担ではないがゆえに予算が減額されたり、削除と言いますかどうしても予算の確保ができない場合とかそういう部分につきましては、この長期継続契約については変更なり解約ができるものという条項を設けて長期継続契約をするということになっておりますので、組合におきましてもそういう契約になるかなと思います。
1 戸田久和議員
  議長。
1平岡久美子議長
  戸田議員
1 戸田久和議員
  どういうものを対象に考えているかはすでに答弁があったのですけれども、そういうことをした場合、およそどれくらい現状と比べて効果があると見積もっているのかわかる範囲でお答えください。
1松本貢事務局長
  議長。
1平岡久美子議長
  松本事務局長。
1松本貢事務局長
  長期継続契約につきましては、まだこれからなのですが、毎年の契約事務処理はまず省ける、これは事務的な手間ですけれども。契約の相手方にとりましては、今までは2年ごとに入札などやっておりますが、契約以外のその部分で毎年実際なっているわけで、今回は最大5年ですが3年とか5年の契約を提示しますと相手側の企業にとっては安定した業務が執行できるということになります。その辺でいくらかでも現行よりダウンしてもらえればと思っておりますが、まだどのくらい落ちるかはわからないところでございます。以上でございます。
1平岡久美子議長
  他に質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
1平岡久美子議長
  質疑なしと認めます。 よって、質疑を終結いたします。
1平岡久美子議長
  これより討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
1平岡久美子議長
  討論なしと認めます。 よって、討論を終結いたします。 これより議案第9号を採決いたします。 本件は、これを原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
1平岡久美子議長
  ご異議なしと認めます。 よって、本件はこれを可決することに決しました。