一人の挑戦知事選

 

大阪府知事選記録 <8日目 1/22>


 1月22日。五時に起きて車で街に。
吉野やで納豆定食370円を食べていると高地の人という僕ぐらいの年令の人と話しが自然に出来た。夜行バスで来てこれから京都に行くという。坂本竜馬とか高知の有名な人の名前をいうて明治維新の精神を今と熱心にお話をされていた。あなたがそうなって下さいと政策ビラを渡した。ヨシツグさんと云われた。

  7時半に中央郵便局前に立つ。寒い最高に風もありぶるルンである。それでもビラをよく受け取ってくれる。
  8時から東口と云うのか阪急との間の俗に云うところのビラマキ広場で話をする。
  取材の人が首を竦めて見上げたりカメラで撮ったりしている。こんな候補者の取材は大変でしょうが良い記事がかけるはずである。選挙は文化である、文化にしなければつまらない。ポスター掲示板の5番は府民の自由な表現の場に、いいですね。
  友人が一人やって来てこの後一緒に大東市迄スポットをやりながら掲示板にポスターを貼りながら行く。途中ハンバーグやさんでアッたかいコン−スープとハンバーグを食べた。
  大東市で市議に挑戦続けている小堀直子さんが合流して駅前広場でハンドマイクで演説。「あんた泉南の小山さんか?」と。妹さんが泉南にいてるんや知っている。

  うまいラーメンがあるンやと云う事で行く。『ラーメンうまい』と云うような姿の御主人。店は「ラーメン丈」。みそラーメン650円と御飯を注文。旨い。主がカウンターから出て来て御挨拶を受ける。応援しますから是非通って下さい。恐縮する。

  この後私は別行動。車は友人と直子さんがポスターを貼りながら回る。
  広告やさんとの打ち合わせで2時に待っているがこないので確認ビラ2号が出来たと云う事で大阪駅前で3時の待ち合わせ。電話をするとまだ事務所やね、じゃそちらへと茨木迄。その間に広告やさんと連絡がついて車中で打ち合わせ。茨木でビラを受け取り引き返す。
  四条畷の五時からの応援を受ける件は向うの都合でキャンセル。

  最後の演説は東大阪市役所の前で本当に寒々とした風景に人間のぬくもを訴える。前にあるフランスの大型店を見て違和感を感じた。日本の商店の雰囲気とあまりにもちがうアメリカ、ヨーロッパナイズされたものは逆に聳え立つ市役所がそれにあわせる様に立っている。何か違うな。そこのカベに10分1000円の散髪屋さんに演説が終わって飛び込んだ。
  剃りなしで掃除機の吸い口のようなもので髪を最後に吸い取る。洗いも拭きもなし。
櫛はくれるのできくと紙でで来ているので公害にならないと云う。それでも1回使ったら捨てると云うのでもらったがサテどうするか。
  荒本に友人を降ろして一路泉南に。
途中貼ろうとしたら手書きのポスターが既に。
ここは八尾市なんだ。奥村さんが貼ってくれたのだ。

  夕食は吉野やで牛シャケ定食に御飯お代り。ちょっと食い過ぎ。
途中ポスターを貼り貼り仮眠五回程して樫井川の字を見ると帰って来たとなつかしい気分に。0時を回っている。
それからの家迄の木々、道の色、曲がり方、皆愛(いと)しくなつかしく落ちつかせてくれる。
僕のふるさとである。
  どこか好きな地名を一つのサンケイ新聞からアンケートが以前あってそれがこの日の新聞に掲載された。「泉南」と書いてよかった。本当に今日は泉南が愛しく好きになった瞬間である。2日間の旅は人を変える。
  当選の可能性は何%と、自信わ?にはないと答えた。ゼロとも答えた。
他候補は100%と答え、自信はあると云うてはる。
入れる立場に立てば1票でも当選である、と云って来ている。

  この報告、昨日(厳密には今朝だ)書いたのですが間違って全部消えまして再度打ちました。トホホ。
便利は不便。

  「ピンチはチャンス!」白井あや尼崎市長の選挙でのフレーズだ。今日の訴えで使わせて頂いた言葉。

 問題の中にこそ答えあり。
それにしても消えるとは。