平成11年 第4回定例会
議会運営委員会記録
平成11年12月3日


◎出席委員及び説明のため出席した者:別紙のとおり



◎平成11年門真市議会第4回定例会の運営について

◎大本委員長の開会宣言後、傍聴人として在席していた戸田議員は、委員外議員として発言が許可されなかったことに対し、傍聴席を離れて委員長席に詰め寄り、委員長の許可なく激しく抗議し、再三再四にわたる退場命令にも応じなかっため、委員長は暫時休憩を宣告した。


[休憩]
[再開]

○東市長 議員各位におかれましては、公私何かと御多忙の中、議会運営委員会を御開催いただきまして誠にありがとうございます。

 今次定例会に御提案申し上げます議案につきましては、市道路線の認定及び変更各1件、工事請負契約の締結について1件、条例関係議案10件、補正予算関係議案1件、人事案件2件の合計16件となっております。後程その内容につきまして、ご説明申し上げますが、何卒慎重に御審議賜りまして、いずれも原案のとおり御決定賜りますようお願い申し上げます。

 また、議員各位にも、いろいろと御心労を煩わしておりました、本市の公共事業に関わる問題につきましては、先の各派代表者協議会に御報告を申し上げ、文書で全議員に御周知願ったところでありますが、この機会に改めまして御報告を申し上げ、御理解を賜りたいと存じます。

 本件につきましては、先の御報告のとおり、本市の調査では不審な点はなかったものと判断いたしております。しかしながら、こういった問題が提起されるということは、誠に遺憾でありまして、今後とも公正な公共工事のあり方について日々研鑽に努めてまいりたいと考えております。なお、詳細は助役より後程御報告申し上げますので、よろしくお願いします。

 最後に、今議会の運営が皆様方の御理解、御協力によりまして、予定通りに運ばれますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのごあいさつにさせていただきます。よろしくお願いします。


○高枝助役 それでは、私から今回の問題につきまして、調査態勢につきまして、ご説明させていただきます。

 本件の調査にあたっては、私と総務部をはじめ、市長公室、行政管理部など管理を所掌する部局において慎重に実施いたしたところでございます。

 まず、事件の経過についてでありますが、平成11年10月14日に大阪府警察本部捜査第二課の課員2名が来庁され、「北野前助役について調査しているので協力願いたい。」とのことでありました。

 その詳細については説明がなされず不明でありました。

 応対は総務部長・管財課長が行い、その内容は、北野前助役の経歴、管財課の事務分掌、工事請負契約の手続きなどについて説明を求められたものであります。

 同日の午後5時からは、門真警察署内において管財課長が本市の公共工事等について引続き府警本部から説明を求められておりますが、その内容は同日に市役所内で府警本部に求められたものと同様でありました。

 翌日の15日に北野前助役が自殺されたわけでございます。

 北野前助役につきましては、前日14日に、大阪府警の事情聴取を受けていたとのことでありました。

 10月15日午後2時30分から、これらのことにつきまして、市役所第2会議室において記者会見を行いました。翌週の10月18日(月)午前11時から市議会各派代表者会議において、北野助役の一連の経過について御報告させていただいております。以上が経過であります。

 その後、市において調査をいたしたわけでありますが、まず、府警本部に提出した関係資料の調査をいたしました。その資料からは、特段の疑問点は見受けられませんでした。

 次に、工事請負契約事務手続に基づき、契約事務担当者、事業部門の担当者から事情聴取を行いました。主な内容は、公共工事の事務の流れについて、関係書類の管理について、業者との関係についてなどでありましたが、この調査におきましても事務手続き上において、何ら問題点は見当たりませんでした。

 また、11月8日に、私と総務部長とで府警本部捜査第二課に赴きまして、実情の説明を求めましたが、具体的な内容については捜査上のことであり、何ら聞くことができなかったわけであります。

 府警本部としては、「前助役については、事情聴取を行なっていたが、立件するに至ってない。前助役が死亡した現段階において、本件についてはこれ以上捜査をする予定はない。」とのことでありました。

 以上のようなことから、本市といたしましては、本件に関わる事実、あるいは不審な点はないものと判断したものであります。

 次に、今後の対応についてでありますが、本市の契約システムにつきましては、これまで、業者選定・入札・契約事務については総務部管財課契約用度係、工事設計・工事監督・支出負担行為については工事担当事業課、工事検査については行政管理部行政管理課工事検査係において担当し、互いにチェック機能を果たす等、公正な公共工事の請負契約に努めてきたところであります。

 このようなシステムにおいて執行してまいりましたものの、より公正な事務執行を図る必要があることから、具体的には、予定価格の事前公表などにつきまして引き続き検討することといたしておるところでございます。

 また、業者の庁内における営業活動等に関することについても、検討しなければならないものと考えておるところでございます。

 このような、公正な契約事務のあり方については常に研讃していくべきものでありますが、一方では、地方公務員としてのモラルの向上に資すべく研讃に努めなければならないことは言うまでもないことであります。

 職員一人一人が、それらを自覚し、それぞれの職務に精励することにより、市民や議会への信頼感を取り戻さなければならないものと考えておるところでありまして、議員の皆様には、よろしくご理解賜りますようお願いを申し上げまして御報告とさせていただきます。



(質疑)

○石橋副委員長 いくつかあるんですが、まず1つは11月16日に只今助役が報告された中身について、各派代表者協議会で報告された。それで、各紙不審な点はなかったとかいろいろ書いてあるわけですが、読売新聞だけは各会派とも了承したというふうに報道しております。

 これは、広報に問い合わせがあるのか、市長公室に問い合わせがあるのか、どういう形であったのかわかりませんが、まず各会派とも了承したということを、市の中でどなたかがマスコミ関係者に、特に読売新聞にコメントされたのかどうか、そういう読売新聞からの問い合わせがあったのかどうか、これが1つです。

 私どもは、この調査の結果でもって、各派代表者協議会の中で、これでよしという返事はしていないと、持ち帰って会派に報告して、会派の意向をまとめて今後の対応を考えるんだというふうに、私は表明したというふうに思っております。

 それと、もう1つ市長にお聞きしたいんですが、市長が15日に毎日新聞で記者会見をされて、16日の新聞に載った、15日のおそらく敬老の日のあのあとに記者会見されたんだろうと思うんですけれども、ここで前助役の税滞納で市民に御迷惑をかけ、お詫びしたが舌の根も乾かないうちに事情聴取を受け言葉もないというふうにおっしゃっているわけです。で、契約のあり方については今後さらに再発防止策を早急に検討したいということもおっしゃっておられる。

 ここで問題は、舌の根も乾かないうちに事情聴取を受け言葉もないという、この中身は、市長、率直なところどのような思いでおっしゃったのか、この点が1つなんです。それから、再発防止策を早急に検討するという中身、これについては、今の助役の報告の中ではまだ手探りの状況というふうに受け止められますので、この点について明らかにしていただきたい。

 それと、もう1つは北野前助役に関わって、私どももたとえば謄本なんかもあげさせていただいて見たんですが、非常に中身そのものが首を傾げる点が多々あるわけです。たとえば、俗にいうサラ金と言われているところで担保を入れて借りているとか、千数百万円借りているとか。それが1カ月後に返して抹消されているとか。これは登記簿謄本見られたらだれでも分かることですから。そういう点では、非常にお金の動きに忙しいという実感を持つということ。また、そういうことについて、いろいろと市長の耳にも入っておったんではないかなあと。

 その上で、なおかつ3期目の就任を要請されたという、そういう点では市長の任命責任そのものにも、やはり触れざるを得ないわけですが、それらも併せてどのようにお考えなのか、お聞かせください。以上です。


○東市長 15日の記者会見の内容についてでありますが、税の滞納問題で私は市民、そして議員の皆さんに謝罪をしました。その謝罪を申し上げた後、すぐにこういった事態になってお騒がわせしたということについて申し訳ないと、こういう意味であります。舌の根も乾かないうちにというのは、率直に申し上げて、税の滞納問題で皆さんにお詫びして、そのお詫びした舌の根も乾かないうちにまたこうやって皆さんに恐縮してお詫びしなければならない、こういう事態を指して言ったことばであります。

 それと、先ほど北野前助役のお金の動きということで、あくまでもこれはプライベートな問題でありまして、北野前助役本人から私は金に困っているとか、借金しているとか、そういった話は聞いたことはありませんし、それから、外の人からもそういった話は聞いた覚えはないと思っております。

 ただ、こういった事件が起きてから、金借りとんのんと違うかとか、サラ金の話はお聞きしたことがございます。それまでには、直接こういった話は聞いたことはありません。風評はあったかもしれません。直接、御本人あるいは第三者から、こういうことやっとるで、金借りとるでと、こういう話は聞いたことはございません。そこら辺りまでは突っ込んで調査するような気持ちは当時はなかったわけでございます。ただし、結果的に私が選んだ助役がこのようなことになったことにつきましては、一端の責任は感じております。謝罪申し上げましたとおりでございます。

 それから、今後の対策についてでありますが、再発の防止についてでありますが、先ほど高枝助役が多少触れましたように、予定価格の公表とかあるいは機構をもう一度見直してみようかなと。当初、この事件が起こるまでは、組織、機構は犯罪防止に最善であると確信を持っておったわけでありますが、事実こういったことになりまして。

 組織機構の問題ではないかもしれません、職員のモラルに関わるような問題かもわかりません。組織をさわるにしても限度があろうかと思います。しかしながら、そういった点もう一度改めて再検討を加えたいとこのように考えております。よろしくお願いします。


○東谷室長 各派代表者協議会に御報告いたしました文書をもちまして、ファックスで送付いたしております。読売新聞からは私の方へは直接問い合わせ等はございませんでしたので、事実関係のみを御報告申し上げたということでございます。

 他社の新聞につきましては、いろいろと問い合わせもありましたので、それに対しましては、その中の内容につきましては、御報告申し上げたということでございます。



(質疑終了)

[閉会中継続審査事件(認定第2号及び第3号)について]

・別添の決定事項のとおり決定


[提出議案について]

○藤田総務部長 議案第40号から議案第52号までの一般議案の要旨説明


○今堀企画財政部長 議案第53号の予算議案の要旨説明



(質疑)

○石橋副委員長 情報公開条例、個人情報保護条例、行政手続条例はいずれも立ち上がり期間を半年間と見ているわけですが、一番きりのいいのは年度替わりの4月1日から行うのが一番いいのだろうと思うんですけれども、やはり半年ぐらいの立ち上がり期間は必要だという、そういう根拠のようなものがあるんですか。


○藤田部長 情報公開条例、個人情報保護条例につきましては、今条例を制定していただきましたら、当然情報の整理の時間が要しますし、また、市民へのPR等々の期間も必要ですので、今提案させていただいております期間は、最低必要な期間というふうに認識しております。


○今堀部長 行政手続条例の関係でありますけれども、本件につきましても、先ほど総務部長が申し上げましたような趣旨でございますが、従来行ってまいりました処理方式というものが具体的な判断基準を明確にしていかなければならない、これは各部局で現在行っております行政事務に関わる全般の見直しが必要になってまいります。

 それから、省庁等からの運用通達によって処理してきたもの等も含まれております。こういった処理基準についての一定の明確化を期するための作業をいたさねばなりませんので、各部局において今後6カ月間程度でそれらの作業を終えたいというふうに思っておりますので、施行を7月1日といたしたものでございます。よろしくお願いします。


(質疑終了)


[委員会付託の要否について]

・別添の付託事件目次のとおり決定


[人事案件について]

○東市長 議案第54号及び第55号の提案理由説明

・別添の決定事項のとおり決定


[選挙管理委員4人及び同補充員4人の選挙ついて]

・別添の決定事項のとおり決定


[会期日程・市政に対する一般質問の取り扱い・開会日の議事進行順序について]

・別添の付託事件目次のとおり決定


◎その他


[理事者報告]

(1)賃金確定・年末一時金交渉の経過について


○藤田部長 追加議案の予定につきまして、この機会にご報告とお願いを申し上げます。

 まず、第1点目は、本年度の職員の給与改定等でございます。

 去る、8月11日に人事院から国会及び内閣に対しまして、公務員給与の改定が勧告されまして、それを実施するための国家公務員給与法が11月12日に参議院で可決され、18日に衆議院で可決されました。

 本市におきましては、11月16日以来延べ5回にわたり職員組合と団体交渉を重ねてまいったところございます。その間、北河内を始め、府下各市の動向等をも見極めつつ、慎重に検討を行いました結果、基本的には人事院勧告に準じて給与改定等を行うことを決定し、職員組合に回答いたした次第でございます。

 次は、年末一時金でございます。

 この年末一時金につきましても、給与改定等と併せまして団体交渉を重ねてまいりました。最終的には「12月期は条例分の2.5ケ月分を12月10日に支給する。ただし、期末手当については、0.3ケ月分削減することとし、本年度に限り、削減分は3月期の期末手当で調整する」旨の回答をいたした次第でございます。

 また、行財政改善計画に伴います早期退職制度、旅費支給規定の見直しと本市の独自課題につきましても、一定の回答を致した次第でございます。

 なお、以上のことに伴います関係条例案並びに補正予算案につきましては、現在事務作業を進めておりまして、調整ができた段階で議案として提出させていただきたく考えておりますので、その際には、よろしくお願いします。


[理事者退席]

[休憩]
[再開]

[戸田久和議員からの12月議会運営に関する大本郁夫議会運営委員長への申し入れについて]

(1)委員外議員発言申出書について


○大本委員長 まず、戸田議員より私宛に申し入れが出ております。

 議会運営委員会において委員外議員発言申出書の件については、7月27日の議会運営委員会において委員外議員の発言の取り扱いについては、「委員長は、特別な理由がない限り不許可とする」と決定されており、その取り扱いでよろしいですな。

[「異議なし」との声あり]

○大本委員長 それでは、そのような取り扱いにさせて頂きます。

 本日、提出されている委員外委員の発言の申し出の件については、このあと協議するので、発言は不許可といたします。。


(2)100条委員会設置について


○大本委員長 次に、100条委員会の設置及び100条委員会が設置に至らなかった場合、1人20分の特別質問枠を認めることについては、共産党からも100条委員会設置の議案が提出されているので、後刻、合わせて協議したいと思います。


(3)100条委員会設置に至らない場合の一般質問の発言時間の拡大について


○大本委員長 次に、一般質問の発言時間を20分とすることについては、従来通りの取り扱いでよろしいですか。

[「異議なし」との声あり]

○大本委員長 それでは、そのようにいたします。


(4)本会議傍聴者への議事日程等の配付について

 傍聴者への議事進行表の配付については、従前から議場の傍聴受付のところに貼っておりますが、従前どおりの取り扱いでよろしいですか。

[「異議なし」との声あり]

○大本委員長 それでは、そのようにいたします。


[要望等の取り扱いについて]

(1)議員提出議案について


○大本委員長 それでは、要望等の取り扱いについてでありますが、まず、お手元に配付いたしておりますとおり日本共産党から議員提出議案として「門真市政治倫理条例の制定について」が提出されておりますので、この取り扱いについてご協議願いたいと思います。


○石橋副委員長 提案会派でもありますので、若干の説明もさせて頂いて、是非条例が日の目を見るように協力頂きたいという立場です。今日の議会運営委員会の冒頭で高枝助役の方からいわゆる門真市の公共事業を巡る前北野助役のことについての報告があって、一定の質疑もした、そういう経過もありますが、結局、そういう立場、市長、助役、収入役あるいは議員、こういう立場の者については、身の周りを綺麗にするということが大事だという立場から、今現在、市長だけが資産の公開、自治省の通達等に基づいて実施しているわけですけれども門真市の政治倫理の確立のために市民の厳粛な信託に応えるという立場から、こうした中身を是非実施をしてはという立場から出さして頂きましたので、この点でのご協力をお願いしたいというふうに思います。


○大本委員長 石橋副委員長の方から説明がありました。これは起立により採決をしたいと思います。


○今田委員 今、日本共産党の石橋副委員長の方からご説明があったんですけれども、この条例については確かに必要なことだと思われますけれども、各市の状況等を見てですね、時期的にもうちょっと審議を諮ってからの方がいいんじゃないかということを意見としていっておきたいと思います。


○大本委員長 この件については、採決をしたいと思いますので、倫理条例を提出することに賛成の諸君の起立を願います。

[起立少数]

○大本委員長 起立少数でございますので、否決とさせて頂きます。

 次に、同じく日本共産党から、お手元に配付いたしておりますとおり、「公共事業等に係る調査に関する決議」の動議が提出されておりますので、この取り扱いについてご協議を願いたいと思います。


○石橋副委員長 これも先程の政治倫理に関連するものです。要はこうした今回の事態が発生をした、その中身をきちっと議会として精査をする必要があるとさらにほかの団体からも100条の調査権をもつ委員会の設置できちっと贈収賄疑惑の解明を求めるという要請も出されているわけでありまして、そういうものも合わせて私どもはこれを設置することによって、きちっとした議会としての調査、そして、今後の再発防止策等を図っていくということが必要であろうという立場から提案をさせて頂いたわけであります。是非ご協力頂きたいと思います。


○風委員 疑惑があれば100条を設置して調査することはもっともなことやと思いますし、それに反対するものじゃないんですけれども、午前中の議会運営委員会等で報告もあって、質疑もあって党としては了としているんですけれども、さらにそれ以上に何か確たる証拠、確たる疑惑があるんであればお示し頂きたいと。それによって判断させて頂きたいと思いますので、よろしくお願いします。


○石橋副委員長 要は立件するに至らなかったというのが警察の発表ですわね。なぜか。それは被疑者本人が亡くなられたから、それ以上のことを調査することができないし、聞き取ることができないというような実態であったわけですから、だから、そこが一番この件のポイントに私どもはなるというふうに思っているんですよ。


○風委員 被疑者といわれましたけれども、任意の取り調べと、ご本人は否定されたと伺っているんですが、被疑者なんですか。仮に死亡されたとしても、相手のあることですから、もし警察がきちっとお調べになって相手の方はどなたかは存じませんけれども、そういう疑惑があるんであれば、当然相手の方もお調べになった上で、結論が出てというご報告ですので、そういう表現というのはいかがなものかなと思うんですけれども。


○大本委員長 その表現は取り方、捕らえ方で違うやろけれども。朝から高枝助役の方からも報告がありましたとおり、市は市で高枝助役も市長の命を受けて内部の調査もいろいろやったと、別に何もなかったという報告もしております。それと、司法でいろいろ、どうであろうが調べた結果的にはこのような結果になったということですけれども、そこでも出なかったものが我々議会が100条設置なんかをして、調査をしてどこまで、何ができるかというのも確かにあると思います。

 これも議会制の民主主義のルールに則り採決をさせて頂いて、賛同が多数であれば取り上げさせて頂くということでしたいと思います。

 「公共事業等に係る調査に関する決議」の動議に賛成の方の起立を願います。

[起立少数]

○大本委員長 起立少数でございますので、これも同じく否決とさせて頂きます。


(2)請願について


○大本委員長 次に、「高齢者の福祉・施策に関する請願」が戸田・石橋両議員を紹介議員として提出されております。

 つきましては、この取り扱いについてご協議願いたいと思います。

 この件につきましては、開会日に上程して即決することにご異議ありませんか。

[「異議なし」と呼ぶ者あり]

○大本委員長 それでは、そのようにさせて頂きます。


(3)要望書について


○大本委員長 次に、要望の取り扱いについてでありますが、特にご意見がなければ次回の議会運営委員会までに会派間で鋭意調整し、纏めて頂き、その結果を報告願うことにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

[「異議なし」と呼ぶ者あり]

○大本委員長 それでは、そのように決定します。


[その他]

(1)門真市議会運営委員会申合せ事項の見直しについて


○大本委員長 次に、その他の事項についてでありますが、議長から議会運営に関する事項等について本委員会で協議願いたいとの申し出がありました。

 まず、門真市議会運営委員会申合せ事項の見直しについてでありますが、申合せ中、11項、12項を削除し、それに関連する6項3号、9項なお書きを削除することにご異議ありませんか。

[「異議なし」と呼ぶ者あり]

○大本委員長 それでは、そのように決します。


(2)本会議での報告事項に対する質疑の取り扱いについて

 次に、本会議での報告事項に対する質疑の取り扱いについてでありますが、「本会議における報告事項に対する質疑は行わないこととする。」としてはどうかとのことであります。本来質疑は議題となっている事件について賛否または修正等の態度の決定が可能となるよう不明確な点をただすためのものでありますので、長からの報告として提出されたものをどのように取り扱うかは議会の決定によるところとなります。

 報告については、質疑は原則としてできないとの見解もあり、このことについて、皆様方のご意見をお伺いしたいと思います。


○石橋副委員長 報告でもいろんな中身があります。文字通り報告しておきますというようなものもあれば、9月議会で毎年出されてくる開発公社、開発協会の経営状況についてという報告、これは門真市が直接用地を買うんじゃなしに別の先行取得をする組織が開発公社ですからね。そこの用地の買収状況、資産の売却状況も報告として議会に出されるわけですよね。それについての質疑ができるというのは本会議の報告の時だけなんですよね。だから、一律に報告はすべて質疑をなくするということには、私どもとしては賛成致しかねるということを申し上げておきたいと思います。


○大本委員長 今、日本共産党の石橋副委員長の方から出ておりますけれども、本会議での報告ですので、質問もこれできますし、一般質問で徹底的に究明をして頂いたら結構と思いますので、これも起立で採決をさせて頂きます。

 先程も申し上げましたとおりに決定していいという方の起立を願います。

[起立多数]

○大本委員長 それでは、先程申し上げましたように決定をさせて頂きます。


(3)会派控え室の管理について


○大本委員長 次に会派控え室の管理についてでありますが、まず、備品について、現在、市から応接セット、ファクシミリやポット等の備品が支給されておりますが、最近、私物の備品を持ち込まれる例も多くなってきていることから、控え室の管理上、「別紙2」のとおりとしてはどうかとのことであります。

 これらのことについて、皆様方のご意見をお伺いしたいと思います。


○青野委員 ここに書かれている項目については、当然必要な、管理上の責任もございますので、会派が責任を持つといっても、それぞれの会派の、また、ばらばらになったり、いろいろな考え方もございますので、統一したものが必要だと思いますので、これで結構だと思います。


○石橋副委員長 ただ、既に門真市の議会事務局からプレートを打った椅子を初め、いろいろと配置されているものがあります。それ以外のものについて各会派で実際どういうものが役所からの支給備品以外のものがあるのかということについて在庫調査といえばおかしいけれども、リストを作ったらどうですか。


○大本委員長 各会派から提出してもらうということ。


○石橋副委員長 そうしないと、許可を取られへんやろ。

 現にあるものの在庫を調べて、それを出してほしいということ。

 例えば、調査研究費で電子コピーを入れたりしているし、そういうものは会派に対する議会からの支給品やないわけや。だけど、厳然と備品としてあるわけや。そういうものについての………


○青野委員 今回きちっと調べて……


○大本委員長 自主申告でいくのか。


○秋田委員 いっぺん誰か調べて………


○大本委員長 管理責任者である局長に見てもらったらええや。


○秋田委員 そうしてもらお。


○石橋副委員長 どういう方法が一番いいのか、統一的に見んとやな…


○大本委員長 いままでから公平の原則ということでやっているから、日本共産党のパソコンやないけど、会派だけということでなしに引き上げてもらって、皆で協議した結果で入れるところは入れたらいいということでもう一回入れ直してもらっているという経緯もあるので、局長、各会派のリストを上げてもらって……


○秋田委員 リストを上げてもらって、それを議会運営委員会で協議してもいいし。


○石橋副委員長 統一の調査用紙を配ってもええやないか。


○西川局長 決めて頂いたら、調べさせて頂きます。

 各会派から出して頂いたらいいと思いますが。

 様式だけ準備させて頂きます。


○大本委員長 局長が確認して。一方的な信用やなしに確認して。


○石橋副委員長 議長の許可の見方については、事務処理上のことは協議をしたら。


○大本委員長 それについては、また協議をしたらいい。

 控え室の管理について[別紙2]の件につきましても、来週の月曜日の12月6日よりそのように実施をしていただくということで、ご異議ありませんね。

[「異議なし」と呼ぶ者あり]

○大本委員長 それでは、そのように決定いたします。


(4)議長からの発言申し出(会議録署名拒否の件について、守口市門真市消防組合議会副議長田伏議員からの同組合議会行政視察の経過についての報告について)及び本委員会での戸田議員の議事妨害の件について


○大本委員長 次に、議長から発言の申し出がありますのでお願いを致します。


○早川議長 今年の9月議会の本会議の議事録の件でございますが、署名議員に戸田議員がなっておられたわけでございますが、今回、議事録に対する署名の拒否の理由が付いて、私のもとにきました。今回の議事録については、署名をされないという報告がきております。因みに申し上げますが、この議事録につきましての訂正とか取り消しについては会議規則及び準則により会議中に限り取り消しについては議会の許可を得て、訂正については議長の許可を得てとなっております。

 訂正については、ただし書きにより字句に限るものとし、発言の趣旨の変更はできないことになっております。いわゆる修文、整文の範囲というのは、「あの」とか「ええ」とかの繰り返しや単純な言い違い等の単純、不要な発言で行うことができるが、少しでもその発言が会議で問題になっている場合は、そのまま記録する必要があるということであります。以上のことから、閉会後の申し出は認められません。

 ですので、議員というのは発言の内容に注意をして頂きたい。また、責任を持って頂きたい。戸田議員の中に載っておりますが、戸田議員がおっしゃっていることについては、なんら言われたとおりで間違いはございません。こういう理由書が出ておりますが、我々の見解とはちょっと違うところとなっておると思います。

 そういうことでございますので、この署名議員の署名の拒否につきましては、会議録が事実と合致しているかどうかを点検する義務を負っており、一致しておらなければ会議の経過と異なっていると判断するなど正当な理由がある場合、会議録への署名を拒否することができるとなっております。ですので拒否されましたことについての取り扱いにつきまして、議会運営委員会の方でご検討を願いたいと。


○大本委員長 検討ということで、ただいまの議長の発言については10日の本会議の諸報告で議長より報告をして頂くということでよろしいですな。

[「異議なし」と呼ぶ者あり]

○大本委員長 それでは、そのようにさせて頂きます。


○大本委員長 次に、議長より発言がありますのでどうぞ。


○早川議長 これは去る11月10日、11日に守口市門真市消防組合議会で行政視察が行われました。その時の経過につきまして、副議長の田伏議員から報告がきておりまして、いろいろな経過が載っておりまして、今後、視察については、十分、考慮をして頂きたいということで、皆さんのお手元にも配付致しておりますが、いろいろと添付されておる書類もございますので、この辺をよく精査して頂きたいということで、また、行かれました同行の議員団の声も抜粋されております。こういうことも勘案しまして、今後の視察についてのことをこの議会運営委員会の中でも揉んで頂きたい。このように考えております。

 それと、もう一点、これに関わりますが、いわゆる議会活動におけます議員の本会議、各委員会、視察、研修会等での行動でございますが、これにつきましても、常識的な活動であって頂きたいと願うわけでございますが、ネクタイとかバッジとかは付けていくのは当然でございます。また、研修会、視察等での行動につきましても、従来のやはり議員としての行動規律というものがあるわけでございますので、この辺も合わせてご協議を願いたいと思っております。

 以上2件でございますのでよろしく願います。


○大本委員長 本委員会の午前中の委員会での戸田議員の議事妨害の件と合わせまして、以上の件につきましては、今後、引き続き議会運営委員会で協議することにしたいと思いますのでよろしくお願いを申し上げます。

 全部戸田議員のことでございます。よろしくお願いを致します。


[次回の議会運営委員会開催について]

・12月9日(木)から開催することを決定。

以上