平成11年 第1回定例会
議会運営委員会記録
平成11年3月23日


◎出席委員:委員長  富山悦昌  副委員長 植田 弘

         委 員  青野 潔 今田哲哉 吉水丈晴
               稲田 実 日高哲生 吉松正憲

         議 長  大本郁夫  副議長 石橋章一



1. 平成11年門真市議会第1回定例会の運営について

(1)建設常任委員会の付託議案審査が2日間にわたった経緯について


○富山委員長 ただいまから議会運営委員会を開会いたします。

 本日、急遽議会運営にかかわることで、議長より議会運営委員会開催等の要請もございましたので、ご参集願った次第です。よろしくお願いをいたします。

 まず初めに建設常任委員会が3月16日及び19日の両日にわたり開会されましたが、その経緯について日高建設常任委員会委員長より報告があります。日高委員長。


○日高建設常任委員長 発言の許可を得ましたので、先般の建設常任委員会の審査が2日間にわたった経緯についてご報告させていただき、ご了解を賜りたいと存じます。

 去る16日に委員会を開会し、付託議案の審査を行いましたが、議案の質疑において、亀井委員が、他の委員が挙手し委員長の発言許可を得たにもかかわらず、先の同委員の質疑に対する答弁に対し、質疑を続行したので、質疑のあり方について協議されたいとの休憩動議が提出され、休憩中の委員協議会において、委員会の円滑な運営のために協議した後、委員会を再開し、冒頭、委員長から同委員に対し、委員会の発言に当たっては委員会条例第10条の規定により委員長の議事整理権、秩序保持権に基づく指示に従うよう厳重注意した後、質疑を続行したところ、同委員から質疑ではなく委員長の注意に対する発言があったので、委員会は混乱し、再度、休憩するに至り、当日の議案審査は困難となり、去る19日に再度委員会を開会する事態となりました。

 19日の委員会開会前に、亀井委員より私に対して、質疑は纏めて簡潔に行う旨の申し出があり、これを了として委員会を開会いたしました。委員会終了後、委員協議会を開き、委員長報告にこれら一連の経過を報告するかどうかを協議したところ、亀井委員は私と副委員長ともども各会派を回り、反省の意を表していることもあり、これを了とし、これについては報告しないこととした次第でございます。

 以上のとおりご報告いたします。よろしくお願い申し上げます。


(2)亀井委員が所属する建設常任委員会の委員協議会の内容を口外したことの取り扱いについて


○富山委員長 次に議長より発言があります。


○大本議長 去る3月16日開会の建設常任委員会の協議会における日高委員長の発言内容が亀井委員の街頭宣伝により市民に伝えていたことが、3月19日開会の建設常任委員会の協議会の中で亀井委員自身も認めているところであります。このことは本市議会申合せ事項にかかわる問題と思いますので、富山委員長のもとで、その対処方につきまして御協議をお願いいたします。以上です。


○富山委員長 それでは、ただいまの議長からの申し出の申合せ事項にかかわる問題について御協議願います。

*委員間協議の結果、委員長から「議会運営委員会が条例化されて以来、この申合せは現在も遵守され生きておりますが、議会運営委員会申合せ事項の13項に、「この申し合わせに定めるもののほか、必要な事項は委員長が委員会に諮って定める」という文言が明確に文書化されておりますので、今後の議会運営委員会のあり方といたしましても、諮るという意味におきましては賛否を問うということになりますので、この辺につきましても、今後そういうことがあり得るということで十分ご理解を願っておきたいと思います。」との発言の後、共産党を除く全会派の意思として、日本共産党門真市議団に対し、次のとおり要請した。

「先例148の趣旨は、議会の意思形成過程である委員会審査及び協議会の経過などを政党・会派機関紙に掲載することに慎重を期すこととする申合せであり、これを踏まえれば、当然、口頭によることも含むものと理解する。
 よって、日本共産党を除く全会派は、日本共産党門真市議団に対し、今後とも当該申合せを遵守されるよう強く要請する。」

〔参照:148-〔2〕議会の意思形成過程である委員会審査の経過並びにに協議会の審査内容の政党・会派機関紙の掲載に当たっては、事実関係を明確にする等、慎重を期すこととする。〕

以上


議会運営委員会

委員長 富山悦昌